CBC賞(G3)/中京競馬場(2021年小倉競馬場)/芝1200m/右(小倉競馬場)/条件:サラブレッド系3歳以上/賞金:3900万円
第51回CBC賞は、2番人気のウリウリ(岩田康誠)の勝利で幕を閉じた。
競馬理論の競馬予想では、1200m戦にしては先行馬が少ないメンバー構成と開幕週の馬場を考慮して、ウリウリの能力を評価しつつも本命にできなかった。
レースでは、ウリウリは、後方のラチ沿いで脚をため、直線でも内を突くとあっという間に突き抜け、第51回CBC賞を制覇した。
ウリウリの第51回CBC賞の勝利という結果は、コースロスのない競馬に恵まれたものだが、初のスプリント戦を克服したことは立派である。
また、第51回CBC賞の結果は、スプリント戦線よりも1400~1600m戦線の方がレベルが高いことも改めて証明した。
よって、第51回CBC賞以降のスプリント戦線の競馬予想においても、ウリウリには高い評価を与えて当然だが、外を回らされると能力を発揮できないタイプなので外枠の時には少し評価を下げるべきである。
一方、第51回CBC賞で1番人気に推されたダンスディレクター(浜中俊)は2着に敗れてしまった。
レースでは、ダンスディレクターは、抜群の手応えのまま中団のインを追走した。
そして、ダンスディレクターは、
直線に向いて外に持ち出されると、鋭い差し脚を披露したが、ウリウリには半馬身差だけ届かず、2着止まりであった。
ダンスディレクターの第51回CBC賞の2着という結果は、コース取りの差を考慮すると、ウリウリと互角である。
よって、第51回CBC賞以降のスプリント戦線の競馬予想においては、行き脚もつくようになってきたダンスディレクターにウリウリと互角程度の評価は与えるべきである。
一方、第51回CBC賞では3番人気のサドンストーム(国分優作)が3着に追い込んだ。
サドンストームは、後方の外目を追走し、直線でも大外から追い込んだが、内のダンスディレクターに伸び負け3着止まりであった。
サドンストームの第51回CBC賞の3着という結果は、57キロの斤量で終始外を回らされてのものであり、負けて強しの内容であった。
よって、第51回CBC賞以降の重賞戦線の競馬予想においては、外の差しが届く展開や馬場の時にはサドンストームに本命級の高い評価を与えて当然である。
以上のように、第51回CBC賞は、初距離のウリウリの勝利で幕を閉じた。
競馬理論のファンの方は、混戦のスプリント戦線の穴予想をお楽しみに。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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