アルゼンチン共和国杯(GⅡ)/東京/ハンデ/2500m(左・芝)
アルゼンチン共和国杯(2017年)は、ハンデ戦であったが、1番人気のスワーヴリチャードが人気にこたえて圧勝した。
競馬理論の競馬予想では、日本ダービー2着の内容からスローの瞬発力勝負でも問題ないスワーヴリチャードに人気でも逆らうべきでないと判断し、本命に予想した。
レースでは、スワーヴリチャードは、6~7番手のインで脚をためた。
そして、スワーヴリチャードは、直線で前が開くと一気に突き抜け、ゴール前は流す余裕を見せて、アルゼンチン共和国杯(2017年)を勝利した。
スワーヴリチャードのアルゼンチン共和国杯(2017年)の勝利という結果は、好位のインで脚をためる展開に恵まれたにせよ、着差が示すように格の違いを見せつけた。
よって、次走のジャパンカップの競馬予想においては、急激なメンバー強化を考慮しても、スワーヴリチャードにそれなりの高い評価を与えるべきである。
一方、アルゼンチン共和国杯(2017年)では、7番人気のソールインパクト(福永祐一)が2着に入った。
ソールインパクトは、好位の馬群の中で脚をため、直線ではジリジリと伸びて、2着を確保した。
ソールインパクトのアルゼンチン共和国杯(2017年)の2着という結果は、スローの前残りの展開と53キロの軽ハンデに恵まれたものではあるが、相手なりに走ることも示した。
よって、今後の重賞戦線の競馬予想においては、展開やハンデ次第で、ソールインパクトにも注意が必要と判断すべきである。
一方、アルゼンチン共和国杯(2017年)では、3番人気のセダブリランテス(戸崎圭太)が3着に入った。
セダブリランテスは、逃げ争いをした2頭から離れた3番手を追走した。
そして、セダブリランテスは、直線に向くと思ったほどは伸びず、3着止まりであった。
セダブリランテスのアルゼンチン共和国杯(2017年)の3着という結果は、前残りの展開では絶好な位置を追走してのものであり、レース内容としての価値は着順ほど高くない。
よって、今後の重賞戦線の競馬予想においては、能力的に底を見せてしまったセダブリランテスにアルゼンチン共和国杯(2017年)3着馬ほどの高い評価は不要である。
以上のように、アルゼンチン共和国杯(2017年)は、スワーヴリチャードの強さだけが目立つ一戦となった
競馬理論のファンの方は、スワーヴリチャードの今後の走りに大いに期待して頂きたい。予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。