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回顧録
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アルゼンチン共和国杯 -G2- 東京競馬場/芝2500m 左 条件:サラブレッド系3歳以上 賞金:5500万 |
第45回アルゼンチン共和国杯では、準オープンからの格上げ挑戦となったスクリーンヒーローが重賞初制覇を果たした。
第46回アルゼンチン共和国杯の競馬理論の結果は、前走の準オープン特別のオクトーバーステークスでも逃げ馬から離れた絶好位を追走する展開でジャガーメイルに敗れたことを考慮して、スクリーンヒーローを軽視してしまった。
レース結果では、スクリーンヒーローは、先行争いをした4頭から大きく離れた5番手のインを追走した。
そして、スクリーンヒーローは、直線で逃げ粘るテイエムプリキュア(石神)との差を徐々に詰めて抜け出し、2着のジャガーメイル(石橋)に1馬身半もの差をつけて、第45回アルゼンチン共和国杯を制覇した。
スクリーンヒーローの第45回アルゼンチン共和国杯の勝利は、2着のジャガーメイルに1馬身半もの差をつけており、快勝と見ることもできるが、激しい逃げ争いから大きく離れた5番手のインを単騎逃げと同じ状態で追走する展開及び53キロの軽ハンデに恵まれたものでもある。
よって、展開に恵まれた第45回アルゼンチン共和国杯の勝利だけで人気が上昇するようであれば、スクリーンヒーローにあまり高い評価を与えるべきでない。
特に、ジャパンカップや有馬記念のような超一線級相手のレース結果に出走するようであれば、スクリーンヒーローが通用する可能性は殆ど0に近いと第46回アルゼンチン共和国杯の競馬理論の結果では判断している。
第45回アルゼンチン共和国杯の2着には、3連勝中の上がり馬ジャガーメイル(石橋)が入った。
ジャガーメイルは、1番人気のアルナスラインをマークするように、中段の外目を追走した。
そして、ジャガーメイルは、直線に向くと大外から33秒4の脚を使って追い込んだが、アルナスラインを交わして2着を確保するのが精一杯であった。
ジャガーメイルの第45回アルゼンチン共和国杯の2着は、55キロのハンデ及び大外を回らされた展開面を考慮すると、内容的には勝ったスクリーンヒーローを上回る。
よって、次走以降、スクリーンヒーローよりもジャガーメイルに高い評価を与えるべきと第46回アルゼンチン共和国杯の競馬理論の結果では判断している。
一方、第45回アルゼンチン共和国杯で単勝2.4倍と断然の1番人気であったアルナスライン(内田博)は3着に敗れてしまった。
アルナスラインは、勝ったスクリーンヒーローの外目を追走し、直線でも外に持ち出されて追い込んだが、スクリーンヒーローに離されてしまったばかりか、ゴール前でジャガーメイルにも差されてしまい、3着に敗れてしまった。
アルナスラインの第45回アルゼンチン共和国杯の3着は、58キロのトップハンデを考慮すると悪い内容ではないが、G1を目指すという意味では残念なレース結果内容であった。
よって、今後の中長距離重賞戦線においても、アルナスラインには高い評価を与える必要があるが、一線級相手のG1になると今のアルナスラインでは少し能力不足と第46回アルゼンチン共和国杯の競馬理論の結果では判断している。
第45回アルゼンチン共和国杯で他に注目すべきレース結果内容を見せたのは、4着のテイエムプリキュア(石神)である。
テイエムプリキュアは、1000m通過50秒1の速い流れを2番手から追走し、直線でもあわや逃げ切るかのような大きな見せ場を作った。
テイエムプリキュアは、日経新春杯でも早めに抜け出してアドマイヤモナークの3着に粘り込んだように、軽ハンデの中長距離重賞ならば、いつも人気にならないテイエムプリキュアに今後も注意を払うべきと第46回アルゼンチン共和国杯の競馬理論の結果では判断している。
以上のように、第45回アルゼンチン共和国杯は、菊花賞2着馬のアルナスラインが3着に敗れ、安定感が売りのスクリーンヒーローが勝利を収めた。
しかしながら、第45回アルゼンチン共和国杯のレース結果全体のレベルを考えると、第45回アルゼンチン共和国杯のメンバーがジャパンカップや有馬記念などの一線級相手のレース結果で通用する可能性は低いと第46回アルゼンチン共和国杯の競馬理論の結果では判断している。

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