2018/05/30
2019/05/21
出走日:2018年06月03日(日)
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日本ダービーは、単勝オッズ2.1倍と断然の1番人気のダノンプレミアム(川田将雅)が6着に敗れ、3連単285万円の大波乱の決着となった。
その波乱の日本ダービーを制覇したのは、5番人気のワグネリアン(福永祐一)であった。
競馬理論の競馬予想では、ワグネリアンの能力には高い評価を与えていたものの、スロー濃厚のメンバー構成での差し脚質及び外枠を引いてしまったことから、ワグネリアンの評価を下げてしまった。
ワグネリアン
レースでは、ワグネリアンは、好スタートを切ると、隣の枠の逃げ馬ジェネラーレウーノを追いかけるように、いつもより前目となる5番手の外目を確保した。
そして、ワグネリアンは、4コーナーでは早くも先頭を射程圏に入れると、逃げ粘るエポカドーロをゴール前で交わして、日本ダービーを制覇した。
ワグネリアンの日本ダービーの勝利という結果は、スローペースで好位を確保した福永騎手の好騎乗によるものだが、スローで逃げた皐月賞馬エポカドーロを交わしたことは立派である。
よって、秋のG1戦線の競馬予想においては、ワグネリアンに日本ダービー馬として高い評価を与えて当然である。
ただし、ワグネリアンは、スローの瞬発力勝負の適性の差に恵まれたことも確かなので、3歳世代で抜けているわけではないことも頭に入れておくべきである。
エポカドーロ
一方、日本ダービーでは4番人気の皐月賞馬エポカドーロ(戸崎圭太)が2着に逃げ粘った。
エポカドーロは、ジェネラーレウーノが控えてくれたこともあり、楽に逃げを打つことができた。
そして、エポカドーロは、楽な手応えで直線に向き、残り1ハロンで一旦は突き放したが、ワグネリアンの決め手に屈してしまい、2着止まりであった。
エポカドーロの日本ダービーの2着という結果は、8Rの1000万下特別よりも時計が遅くなる超スローペースを楽に先行する展開に恵まれたものである。
よって、秋のG1戦線の競馬予想においては、皐月賞馬かつ日本ダービー2着の実績ほど、エポカドーロに高い評価は不要である。
ただし、エポカドーロは、器用な先行力があるので、インが有利な馬場や先行馬が少ないメンバー構成では、エポカドーロの好走の可能性が高まると判断すべきである。
コズミックフォース
一方、日本ダービーでは16番人気のコズミックフォースが3着に入り、大波乱を演出した。
コズミックフォースは、ダノンプレミアムと並ぶ3~4番手を追走した。
そして、コズミックフォースは、4コーナーで早めに先頭に並びかけると、そこからシブトク脚を使って、3着に粘り込んだ。
コズミックフォースの日本ダービーの3着という結果は、スローペースを先行する展開に恵まれたものである。
よって、今後の重賞戦線の競馬予想においては、日本ダービー3着の実績だけで、コズミックフォースを過大評価すべきではない。
エタリオウ
一方、日本ダービーでは、13番人気のエタリオウ(ボウマン)が4着に追い込んだ。
エタリオウの日本ダービーの4着という結果は、道中こそ内で脚をためてロスのない競馬をしたものの、前残りの展開で唯一追い込んでおり、レース内容としての価値は高い。
よって、今後の重賞戦線の競馬予想においては、エタリオウに日本ダービーの着順以上に高い評価を与えるべきである。
以上のように、日本ダービーは、ワグネリアンの勝利で幕を閉じた。
ただし、日本ダービーは、超スローペースの前残りの展開が結果に大きな影響を与えた。
競馬理論のファンの方は、このことを頭に入れて、次走以降における日本ダービー組の評価を下して頂きたい。
この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。