オークス(優駿牝馬)の特集記事

第69回オークス

第69回オークスも非常に難解なレースとなりそうである。

今年のクラシック戦線は牡馬及び牝馬共に中心馬不在の大混戦模様であり、
尚且つ、ほとんどの出走馬が2400m初経験ということもあるからだ。

そこで競馬理論は、
ステップレースごとに第69回オークスの出走各馬を分析する。

牝馬クラシック第1弾の桜花賞からは、1着のレジネッタ(小牧太)、
2着のエフティマイア(蛯名)、3着のソーマジック(後藤)、
4着のハートオブクィーン(幸)、5着のリトルアマポーラ(武幸四郎)、
6着のマイネレーツェル、8着のトールポピー(池添)、
9着のエアパスカル(藤岡佑)、10着のブラックエンブレム(松岡)、
12着のオディール(安藤勝)、13着のシャランジュ(村田)、
取消のポルトフィーノ(武豊)が第69回オークスに出走する。

この中では、桜花賞馬のレジネッタには当然に注目すべきである。


桜花賞のレジネッタは中段よりやや後方の外目を進み、
直線では大外から強襲して混戦の2着争いを尻目にエフティマイアに半馬身差で勝利を収めた。


レジネッタの桜花賞の勝利内容は実力の高さを示すものであり、
折り合いに難がある馬でもないので、
第69回オークスにおいてもレジネッタは実力的に通用しそうである。


しかしながら第69回オークスは、
殆どの出走馬が初の2400mということと先行馬が少ないこともあって、
かなりのスローペースが予想される。


そのため、後方から競馬を進める可能性が高いレジネッタが
桜花賞と同じ競馬をすると脚を余してしまう可能性もあることを頭に入れて予想すべき
と競馬理論では判断している。

桜花賞で混戦の2着争いを演じた
エフティマイア、
ソーマジック、
ハートオブクィーン及び
リトルアマポーラの中では、
リトルアマポーラに特に注意すべきである。


桜花賞においてエフティマイア及びソーマジックは中段の外目を追走し、
ハートオブクィーンはインの3番手から追走するスムーズな競馬をして、2着争いに加わった。


一方、リトルアマポーラは、スタートの出遅れのために、
最後方集団の外からレースを進めて、
直線で大外から上がり34秒3の脚で追い込んで2着争いに加わった。


桜花賞の2着~5着の差がほんの僅かであったことを考慮するとレース内容的には、
リトルアマポーラが他の三頭(エフティマイア、ソーマジック及びハートオブクィーン)を圧倒する。


更に分析すればレース内容的には、
桜花賞馬のレジネッタよりもリトルアマポーラの方が上と判断することもできる。


よって、アグネスタキオン産駒で2400mの距離も、
問題なさそうなリトルアマポーラにかなり高い評価を与えるべき
と競馬理論では判断している。


ただし、レジネッタと同様に、スローペースが予想されるオークスにおいては、
後方から競馬を進めるリトルアマポーラが脚を余してしまう可能性もあることを頭に入れておくべきだろう。




第69回オークスでは桜花賞組で人気を裏切ったオディール、トールポピー及び
ブラックエンブレムの巻き返しにも注意すべきである。


オディールは、桜花賞で12着とまったく見せ場なく敗れてしまったが、
前残りの不利な展開で大外から3着に追い込んだチューリップ賞の内容が忘れられない。


また、オディールは、2歳女王決定戦の阪神ジュベナイルフィリーズにおいても、
超ハイペースを早め先頭の横綱競馬で4着に粘り込んでおり、桜花賞の敗戦だけで見限ることはできない。


よって、
桜花賞の敗戦で人気が急落したオディールに
第69回オークスでも高い評価を与えるべき
と競馬理論では判断している。


トールポピーは桜花賞において、
いつもと同じように後方からレースを進めたが直線で伸びずに8着と敗れてしまった。


しかしながら、トールポピーは、2000mの未勝利戦及び1800mの黄菊賞を勝利しているように、
デビュー時からオークスを意識したローテーションが組まれていた。


更に、ダービー馬のジャングルポケット産駒であることからも、
2400mの第69回オークスにおいてはトールポピーに大いに注目すべき
と競馬理論では判断している。


ブラックエンブレムは桜花賞において、
出遅れたこともあって先行するいつもの競馬ができなかった。


よって、ブラックエンブレムの桜花賞の敗戦は度外視できる。


ただし、ブラックエンブレムは、スローペースで逃げを打つことができたフラワーカップで、
大外を回ったレッドアゲートに頭差まで迫られており、
能力自体には高い評価を与えていない。


しかしながら第69回オークスにおいてブラックエンブレムは、
スタートさえ互角ならば好位置を追走しそうなので、
展開面を考慮するとブラックエンブレムにそれ相応の評価をすべき
と競馬理論では判断している。




桜花賞の取消後の出走となるポルトフィーノの評価も難しい。


ポルトフィーノは、エルフィンステークスを大楽勝した時には、
母がエアグルーヴということもあって、
第69回オークスを始めとする牝馬クラシック戦線の最有力候補として話題になった。


しかしながらポルトフィーノは前走のアーリントンカップにおいて、
絶好位の4~5番手を追走したが、
直線で伸びを欠いてしまって8着に敗れた。


ポルトフィーノのアーリントンカップの敗戦は牡馬との重賞であったことを考慮すれば、
度外視することもできる。


また、エルフィンステークスで3馬身以上の差をつけたレジネッタが、
後に桜花賞馬になったことを考慮すると、
ポルトフィーノが第69回オークスの最有力候補とみることもできる。


しかしながら、ポルトフィーノのエルフィンステークスの勝利を冷静に分析すると、
1000m通過61秒9の超スローペースで逃げたものであって、
どんな馬でも逃げ切れる程度の内容であった。


つまり、アーリントンカップ程度の内容が、
現時点のポルトフィーノの能力と判断するのが妥当であろう。


よって、第69回オークスにおいては、
ポルトフィーノが、かなりのスローペースで逃げを打てない限り、
好走するのは難しいだろう。


つまり、エアグルーヴの子供で武豊騎手騎乗ということで、
過剰に人気になるであろうポルトフィーノには高い評価を与えるつもりはない


しかしながら、第69回オークスは先行馬が極端に少ないので、
ポルトフィーノがスローペースで逃げを打つ可能性もあるので、
展開面を考慮して多少の注意を払う必要があるかもしれない




第69回オークスのステップレースであるフローラステークス組では、1着のレッドアゲート(内田博)、2着のカレイジャスミン及び5着のムードインディゴ(福永祐一)などが第69回オークスに出走する。


フローラステークスは開幕週の前残りの馬場で1000m通過61秒1の超スローペースだったことを考慮しても、
先行して押し切ったレッドアゲートの強さだけが目立った一戦であった。

よって、フローラステークス組ではレッドアゲートのみに注目すればよいだろう。


問題はレッドアゲートが一線級相手となる、
第69回オークスでも通用するかどうかである。


レッドアゲートは、フラワーカップにおいて、
外が伸びない不利な馬場と1000m通過61秒4の超スローペースを克服してブラックエンブレムに頭差まで迫っている。


ブラックエンブレムが桜花賞で大きく離されていないことを考えると、レッドアゲートが一線級相手の第69回オークスでも通用する可能性が高いと競馬理論では判断している。


更に、桜花賞をパスしてオークス一本に目標を絞ったローテーションも好感できるので、
第69回オークスにおいてレッドアゲートにかなり高い評価を与えるべき
と競馬理論では判断している。


また、第69回オークスもう一つのステップレースのスイートピーステークスからは、
1着のアロマキャンドル(田中勝)及び
2着のスペルバインド(勝浦)が第69回オークスに出走する。

第68回オークス

今週のメインレースは、3歳牝馬ナンバーワン決定戦である第68回オークス(優駿牝馬)である。桜花賞2着馬のウォッカが、ダービーに路線を変更して第68回オークスに出走しないため、第68回オークスは、力差がハッキリとしたメンバー構成となった。


その第68回オークスで一番人気となるのは、桜花賞馬のダイワスカーレット(安藤勝)であろう。ダイワスカーレットは、5戦3勝2着2回と連対を外しておらず、底を見せてない。特に、ダイワスカーレットは、前走の桜花賞において、3着のカタマチボタン(藤田信二)を1馬身半+5馬身の差をつけており、3着以下の馬とは勝負付けが済んだと考えてよいだろう。よって、ダイワスカーレットが、第68回オークスにおいて、ウォッカが不在の桜花賞組に負けることはない。つまり、ダイワスカーレットにとっては、桜花賞と別の路線組との比較が問題となる。


ただし、別路線組ではベッラレイアくらいしか目立った馬はおらず、ダイワスカーレットが第68回オークス馬に最も近い馬であることは間違いないだろう。また、仮にベッラレイアの大外強襲に屈したとしても、ダイワスカーレットが2着を外す可能性はかなり低い。よって、現時点においては、競馬理論は、ダイワスカーレットを第68回オークスの本命に予想する。


桜花賞上位組からは、3着のカタマチボタン(藤田信二)、4着のローブデコルテ(福永祐一)及び6着のレインダンス(武幸四郎)が出走する。カタマチボタン、ローブデコルテ及びレインダンスは、桜花賞の内容的には悪くないが、ダイワスカーレットを逆転することはほぼ不可能であろう。よって、カタマチボタン、ローブデコルテ及びレインダンスは、第68回オークスにおいては2着争いが精一杯であると競馬理論では判断している。


オークスのステップレースのG2のフローラステークスからは、ベッラレイア(秋山)及びミンティエアー(蛯名)が出走する。ベッラレイアは、4戦3賞と底を見せておらず、唯一の敗戦のすみれステークスもスローペースの展開に恵まれたかっただけであり、力負けではない。また、ベッラレイアの3勝は、すべてのレースで着差以上の強さを感じさせるレースであった。特に、前走のフローラステークスでは、ベッラレイアは、再三の不利を克服して、イン有利な馬場を大外から差し切っており、2着のミンティエアーとクビ差以上の能力差がある。よって、ベッラレイアが、打倒ダイワスカーレットの一番手であることは間違いない。


つまり、第68回オークスが、ダイワスカーレットとベッラレイアとの一騎打ちとなる可能性はかなり高いと競馬理論では判断している。


フローラステークス2着のミンティエアーは、イン有利の開幕週の馬場をインを突いて2着を確保しており、内容的には着順ほどの価値はない。よって、展開に恵まれて2着のミンティエアーが、再三の不利を受け且つ大外から追い込んだベッラレイアを第68回オークスで逆転することは不可能と競馬理論では判断している。そこで、競馬理論は、意外と人気になりそうなミンティエアーを無印にする予定である。


他には、桜花賞当日の忘れな草賞を制したザレマ(武豊)も人気になりそうである。ザレマは、残念桜花賞と言われる忘れな草賞を2馬身差で快勝しており、武豊騎手騎乗ということもあり人気になることは理解できる。しかしながら、ザレマの忘れな草賞の勝利は、イン有利な馬場の1枠に恵まれたものであり、内容的な価値は低い。更に、ザレマは、前々走のあざみ賞でベッラレイアに3馬身以上の差をつけられて敗れており、ベッラレイアを逆転する可能性はかなり低い。唯一の期待は武豊騎手の腕だが、名手武豊騎手をもってしても、ザレマは掲示板に乗るのが精一杯と競馬理論では判断している。


NHKマイルカップを17番人気で制してG1馬の仲間入りをしたピンクカメオも注目される。ピンクカメオは、展開や馬場状態に恵まれたとはいえ、牡馬相手のNHKマイルカップを制しており、東京コース2戦2勝と得意の舞台ならば通用してもおかしくはない。正直、ピンクカメオの評価は非常に難しいので、第68回オークスにおいては、ピンクカメオを連下候補の一頭として評価するのが妥当であろう。よって、ピンクカメオにとっては第68回オークスが試金石の一戦となる。


競馬理論は、ハロースピードを第68回オークスの穴馬候補として注目している。ハロースピードは、夏の新潟競馬のマリーゴールド賞で、NHKマイルカップ勝ちのピンクカメオを2馬身差で破っており、第68回オークスでも通用する能力を秘める。ハロースピードは、出遅れ癖が出世を阻んでいるが、ジックリと競馬を進められる東京の2400m戦で一変すれば、第68回オークスで好走できるだろう。


以上のように、第68回オークスは、ダイワスカーレットとベッラレイアとの一騎打ちで決着する可能性が高い。ただし、この2頭以外の人気馬であるミンティエアー及びザレマは、人気ほどの実力馬ではない。
そのため、競馬理論は、ミンティエアー及びザレマを軽視して予想する。仮に、ベッラレイアの追い込みが不発に終わった場合には、2着にハロースピードなどの人気薄がダイワスカーレットの2着に飛び込む可能性もあり得る。


よって、競馬理論は、第68回オークスを、ダイワスカーレットとベッラレイアとの一点買いか、ダイワスカーレットからのヒモ抜けの馬券をお勧めしようと考えている。

第37回オークス(優駿牝馬)

今週は、3歳牝馬チャンピオン決定戦である第67回オークスが行われる。例年の事であるが、オークスは、桜花賞から800mも距離が延長するレースであり、能力比較が非常に難解なレースである。 その上、東京競馬場の馬場状態も、波乱の予想となる。


NHKマイルカップヴィクトリアマイルの2戦ともインで待機した馬が抜け出しており、東京競馬場の芝コースは、雨が降ると極端にインが有利になることが証明された。更に、今週から、東京競馬場の芝コースは、先週までのAコースから、仮柵を外側に移したCコースで行われる。 つまり、東京競馬場は、芝が荒れ始めた内側に仮柵をしたので、内も外も馬場が綺麗な絶好のコンディションとなる。


しかし裏返すと、週末に雨でも降ろうものならば、これまで以上にインが有利となってしまう。 競馬理論は、各馬の能力分析比較以上に、当日の馬場状態及び枠順をオークスの予想では重視しようと考えている。
この特集記事を書いている段階では、当日の馬場状態及び枠順はわからないので、各馬の能力分析をしようと思う。 1番人気が予想されるのは、アドマイヤキッス(武豊)である。


アドマイヤキッスは、前走の桜花賞では、キストゥヘヴンに完敗した。 しかし、アドマイヤキッスは、札幌の1800mの未勝利戦で初勝利をあげているように、オークスの距離を意識してレースを使われてきている。
よって、アドマイヤキッスは、距離適性の差で、キストゥヘヴンを逆転する可能性は十分あると競馬理論は考えている。 更に、イン有利の東京競馬場の馬場を把握している武豊騎手が、アドマイヤキッスに騎乗するというのも心強い。

競馬理論は、現時点において、アドマイヤキッスを連軸の最有力候補と考えている。 2番人気は、桜花賞馬のキストゥヘヴン(安藤克己)だろう。 キストゥヘヴンは、桜花賞を完璧な内容で制しており、桜花賞で見せた切れ味をオークスでも発揮すれば、好勝負必死である。 キストゥヘヴンは、距離延長が唯一の不安であるが、安藤克己騎手が馬込みで折り合いをつければ、問題ない可能性が高いと競馬理論は判断している。 他には、3連勝中のカワカミプリンセス(本田)が注目される。


カワカミプリンセスは、一気に相手が強化した点が気になるが、3連勝の内容が抜群で能力的には上位2頭と互角以上である。 但し、カワカミプリンセスは、今までのような横綱競馬をしてもオークスを制することができるほどG1は甘くない。 よって、最大のポイントは、本田騎手の騎乗の仕方であると競馬理論は考えている。 競馬理論は、アサヒライジング(柴田善)が穴馬候補の筆頭と現時点では判断している。


オークスは、すべての馬にとって初距離となるので、騎手が距離を意識してスローペースになる可能性が非常に高い。 それに加えて、イン有利の東京の馬場であれば、単騎逃げ濃厚のアサヒライジングには、絶好の展開となる。


競馬理論のファンの皆様は、アサヒライジングの逃げ残りを頭の片隅に入れて、馬券を購入して欲しい。
以上のように、競馬理論は、有力馬を分析している。 しかし、最初にも述べたが、第67回オークスでは、各馬の能力比較よりも、枠順及び馬場状態のほうがレース結果に影響を与える可能性が高い。
よって、土曜日のレースを冷静に分析し、今週から変更されるCコースの馬場状態にあった予想をしようと考えている。