秋華賞の特集記事

第13回秋華賞

今週のメインレースは、
牝馬3冠最終戦の第13回秋華賞である。


第13回秋華賞は、
今年の大混戦の牝馬クラシック戦線を象徴するように、
中心馬不在の混戦模様である。


その大混戦の第13回秋華賞には、
ローズステークス組から、1着のマイネレーツェル(川田)、
2着のムードインディゴ(福永祐一)、
3着のレジネッタ(小牧太)、
4着のオディール(安藤勝)、
5着のメイショウベルーガ、
6着のトールポピー(池添)、
7着のエアパスカル(藤岡)及び
15着のブラックエンブレム(岩田)が
出走を予定している。


ローズステークスにおいて、
マイネレーツェル及びムードインディゴは、
後方の外目で待機し、
直線に向くと2頭で併せ馬の形で追い込み、
鼻面を並べてゴールした。


マイネレーツェル及びムードインディゴのローズステークスの好走は、夏場の成長力を示したものでもあるが、外が伸びる馬場でハイペースの流れを大外から追い込む展開に恵まれたものと見ることもできる。


よって、
ローズステークスで大穴を演出した
マイネレーツェル及びムードインディゴには、
トライアルレースのローズステークス好走を加味して
それ相応の評価を与える必要はあるが、
本命級の高い評価を与えるべきではない

と競馬理論では判断している。


一方、レジネッタは、
ローズステークスにおいて、
4コーナーまで馬なりで一旦は先頭に立つ競馬で
3着に敗れてしまった。


レジネッタのローズステークスの敗戦は、道中多少行きたがって早めに先頭に立つ横綱競馬でのものであって、レース内容的にはマイネレーツェル及びムードインディゴの上位2頭を上回る。


また、レジネッタは、
桜花賞1着、オークス2着と春のクラシック戦線でも
常に上位争いをしてきた実績からも、
第13回秋華賞では有力候補の1頭であることは間違いない。


よって、
第13回秋華賞においては、
レジネッタにかなり高い評価を与えるべきである。


ただし、
レジネッタは叩き2走目で臨んだ
ローズステークスでも3着に敗れてしまったように、
3歳牝馬の中で絶対的な能力を秘めているわけでもない。


そのため、第13回秋華賞において、
レジネッタが過剰に人気になるようであれば、
馬券の期待値を高めるために、
レジネッタの評価を下げる手も一考すべき
と競馬理論では判断している。


一方、オディールは、
ローズステークスにおいて、直線でインを突いたが、
上位3頭から離された4着に敗れてしまった。


オディールのローズステークスの4着は、休み明けで馬場の悪いインを通らされてのものであり、上位3頭と着差ほどの能力差があるわけではない。


また、オディールは、直線で大きな不利があったオークスでも、不利があった後に再度脚を使って2馬身差の5着に追い込んでいることから、3歳牝馬の中でトップクラスの能力を秘めていることは間違いない。


よって、
第13回秋華賞においては、
オディールにも、レジネッタと同等程度の
高い評価を与えるべき
と競馬理論では判断している。


一方、メイショウベルーガは、
ローズステークスにおいて、
ムードインディゴと同じような位置から追い込んだが、
5着が精一杯であった。


よって、第13回秋華賞においては、
メイショウベルーガならば、
ムードインディゴに高い評価を与えるべき

と競馬理論では判断している。


一方、トールポピーは、
ローズステークスにおいて、
出遅れて後方のインを進んだが、
直線ではまったく伸びず、6着に敗れてしまった。


トールポピーのローズステークスの6着は、
休み明け且つ出遅れてしまってのものであって、
度外視できる。


よって、
阪神ジュベナイルフィリーズ及び
オークスのG1を2勝した実績を改めて見直して、
第13回秋華賞においても、トールポピーに
高い評価を与えてもよい


ただし、トールポピーの
阪神ジュベナイルフィリーズの勝利は
超ハイペースを後方から追い込む展開、
オークスの勝利は外が伸びない馬場で最内を突く
コース取りに恵まれたことを忘れるべきではない。


一方、
ローズステークスで7着のエアパスカル及び
15着のブラックエンブレムは、
負けすぎなので、
第13回秋華賞では通用しない。


一方、
中山競馬場で行われたステップレースの
紫苑ステークスからは、
1着のモエレカトリーナ(松岡)及び
3着のレッドアゲート(内田博)が
第13回秋華賞に出走する。


モエレカトリーナは、
紫苑ステークスにおいて、
中段のインを追走し、
直線でもインを突いて快勝した。


モエレカトリーナの紫苑ステークスの勝利は、
開幕週で極端にイン有利な馬場で最内をつく
展開に恵まれてのものであり、
レース内容的な価値は高くない


一方、レッドアゲートは、
紫苑ステークスにおいて、
外を回る横綱競馬で押し切りを図ったが、
直線で伸びを欠いてしまい、
3着に敗れてしまった。


つまり、
開幕週の馬場及び
コース取りを考慮したレース内容的には、
レッドアゲートがモエレカトリーナを大きく上回る


よって、第13回秋華賞においては、
モエレカトリーナよりも、
レッドアゲートに高い評価を与えるべき
である。


ただし、
コース取りの差があったとはいえ、
1000万下で敗れているモエレカトリーナを
交わせないレッドアゲートには
押さえ程度の評価を与えれば十分
と競馬理論では判断している。


一方、オークスからの直行組からは、
7着のリトルアマポーラ(武幸四郎)及び
8着のソーマジック(後藤)が
第13回秋華賞に出走する。


リトルアマポーラは、
1番人気で望んだオークスでこそ外を回らされて
7着に敗れてしまったが、
着差は3馬身弱であり悲観する内容ではない。


それよりも、出遅れて大外を回って1馬身差の5着に追い込んだ桜花賞の内容が抜群だったので、第13回秋華賞においても、展開次第でリトルアマポーラが主役になり得る。


よって、休み明けといえども、
リトルアマポーラには高い評価を与えるべき
と競馬理論では判断している。


一方、
ソーマジックのオークスの8着は、
直線でトールポピーに寄られた不利がこたえての
ものであって、度外視できる。


よって、第13回秋華賞においては、
リトルアマポーラと同様にオークスの敗戦を
度外視して、ソーマジックにも
それ相応の評価を与えるべき

と競馬理論では判断している。


一方、桜花賞2着、
オークス2着と春のクラシック戦線で
善戦を繰り返したエフティマイア(蛯名)、
良血馬ポルトフィーノ(武豊)及び
話題の白毛馬ユキチャンも
第13回秋華賞では注目される。


エフティマイアは、
桜花賞及びオークスでは、
自ら勝ちに行く競馬で好走を繰り返しており、
3歳牝馬ではトップクラスの能力を秘める。


よって、春のクラシックの内容だけを振り返れば、エフティマイアに最も高い評価を与えるべきである。


ただし、エフティマイアは、前走のクイーンステークスにおいて、イン有利の馬場でインの3番手を追走する絶好の展開にもかかわらず、5着に敗れてしまった。


そのため、
第13回秋華賞におけるエフティマイアの評価は、
前走の内容のない敗戦を馬体増によるものと
単純に片付けられるかどうかにかかっている

と競馬理論では判断している。


一方、良血馬ポルトフィーノは、
エルフィンステークスでレジネッタ及び
マイネレーツェルを寄せ付けずに圧勝しており、
単純なメンバー比較では第13回秋華賞でも
通用しそうである。


しかしながら、
ポルトフィーノのエルフィンステークスの勝利は、
1000m通過61秒9という未勝利よりも
遅いペースを楽に逃げたものであって、
レース内容的な価値は低い。


よって、アーリントンカップの敗戦が、
現時点におけるポルトフィーノの実力である。


そのため、第13回秋華賞においては、
よほどのスローペースで逃げられない限りは、
ポルトフィーノが通用することはない
と競馬理論では判断している。


一方、白毛馬ユキチャンは、
ダートでは重賞でも通用する能力を秘めているが、
フラワーカップ7着、
クイーンステークス9着が示すように、
芝の重賞では通用しない。


よって、第13回秋華賞において、
ユキチャンが好走する可能性はかなり低い
と競馬理論では判断している。


以上のように、競馬理論は、
第13回秋華賞に出走する有力各馬の能力を分析した。


この分析結果に、
枠順、展開、調教及び馬場状態などの
様々な要素を加味して、
第13回秋華賞の最終的な予想を決断する。


競馬理論のファンの方は、
第13回秋華賞の予想をお楽しみに。

第12回秋華賞

今週のメインレースは、牝馬3冠の最終戦の第12回秋華賞である。


第12回秋華賞は、レベルの高い3歳牝馬の女王決定戦ということもあり、例年以上に注目されている。


その第12回秋華賞で人気となるのは、ウオッカ(四位)、ダイワスカーレット(安藤勝)及びベッラレイア(武豊)である。


ウオッカは、64年ぶりの牝馬によるダービー制覇という偉業を成し遂げた馬であり、牝馬限定の第12回秋華賞では好走して当然といえる。


また、ウオッカは、古馬相手のグランプリレースの宝塚記念でこそ破れてしまったが、宝塚記念の敗戦は、不利な条件が重なったものであり、度外視できる。


これらのことから、ウオッカが、第12回秋華賞で好走する可能性はかなり高い。


また、ダイワスカーレットは、ダービー馬のウオッカを破って桜花賞を制しており、ウオッカと互角以上の評価をする必要があろう。


そうなると、第12回秋華賞において、ダイワスカーレットとウオッカのどちらが先着を果たすかが問題となる。


そこで、ダイワスカーレットとウオッカとが対戦した桜花賞及びチューリップ賞の内容を分析する。


桜花賞では、ダイワスカーレットが、ウオッカに1馬身半差をつけて快勝した。


桜花賞のレース内容を分析すると、ダイワスカーレットは、1000m通過60秒程度のスローペースを3番手から追走して早めに抜け出す競馬をしたのに対し、ウオッカは、チューリップ賞で破ったダイワスカーレットよりも後方からの追い込み馬を意識して仕掛けが遅れてしまい、2着に敗れてしまった。


このことから、ダイワスカーレットとウオッカとの差は、位置取りの差でしかなく、桜花賞のレース内容的にはダイワスカーレットとウオッカに互角の評価を与える必要がある。


一方、チューリップ賞では、ウオッカが、ダイワスカーレットにクビ差だけ先着している。


チューリップ賞のレース内容を分析すると、ダイワスカーレットは、1000m通過59秒8というスローペースで2着に粘り込んだのに対し、ウオッカは、上がり33秒5の切れ味でダイワスカーレットを差しきった。


つまり、ウオッカは、ダイワスカーレットに有利な前残りの展開にもかかわらず、ダイワスカーレットを差し切っており、チューリップ賞のレース内容的には、ウオッカが、ダイワスカーレットに着差以上の強さを見せつけたといえる。

これらのことから、秋華賞がかなりのスローペースにならない限り、ウオッカが、ダイワスカーレットに先着する可能性が高いと競馬理論では判断している。


一方、ベッラレイアは、武豊騎手が騎乗するので、ウオッカ及びダイワスカーレットと互角の人気となりそうである。


ベッラレイアは、フローラステークスの勝ち方が豪快だったので、素質的にはG1級なのは間違いない。


また、ベッラレイアは、初の一線級相手となったオークスでも、ハナ差の2着に好走しており、このメンバーでも通用するだろう。


そこで、ベッラレイアにとっては、ウオッカ及びダイワスカーレットの2強との比較が問題となる。


ベッラレイアは、オークスにおいて、先行集団のインからレースを進めるという絶好の展開にもかかわらず、ローブデコルテ(福永祐一)にゴール前で差されてしまった。


ベッラレイアを破ったオークス馬ローブデコルテが、桜花賞及びチューリップ賞において、ウオッカ及びダイワスカーレットに5馬身以上の差で敗れていることから、ベッラレイアは、ウオッカ及びダイワスカーレットの2強にはかなわないと判断せざるを得ない。


よって、競馬理論は、武豊騎手騎乗と勝ち方の強さのイメージだけで人気が先行するベッラレイアを押さえ程度の評価にすべきと判断している。


また、ベッラレイアが第12回秋華賞で通用すると判断するのであれば、オークスでベッラレイアと互角の競馬をしたローブデコルテ、ラブカーナ(吉田隼人)及びミンティエアー(蛯名)にもベッラレイアと互角の評価を与える必要があろう。


更に、前哨戦の紫苑ステークスにおいて、ラブカーナを破ったアルコセニョーラ(中館)にもベッラレイアと互角の評価を与える必要があろう。


また、馬券の期待値を高めるという観点では、同じ程度の実力にもかかわらず人気になるベッラレイアの馬券を買うのであれば、ローブデコルテ、ラブカーナ、ミンティエアー及びアルコセニョーラの馬券を買うべきである。


以上のように、競馬理論は、第12回秋華賞に出走する有力各馬の能力を分析した。


その結果、第12回秋華賞は、ウオッカとダイワスカーレットとの一騎打ちになる可能性が高いと競馬理論では判断している。


よって、第12回秋華賞は馬券的に魅力の少ないレースとなる可能性が高いので、競馬理論は、競馬理論のファンの方に馬券の購入をお勧めしない予定である。

第11回秋華賞

今週は、牝馬の3冠レース最終戦である第11回秋華賞が京都競馬場で行われる。例年の秋華賞は、春の実績馬VS夏の上がり馬といった構図となる。しかし、今年は、目立った夏の上がり馬が不在で、春の実績馬が、秋華賞でも上位を占めそうな気配である。


そこで、競馬理論では、主な出走馬について説明しようと思う。一番人気が予想されるのは、前哨戦のローズステークスを快勝したアドマイヤキッス(武豊)である。アドマイヤキッスは、桜花賞2着、オークス4着と両レースとも一番人気を裏切った。アドマイヤキッスにとっては、3冠レース最後の秋華賞は是非とも勝ちたい一戦である。


秋初戦のローズステークスでは、アドマイヤキッスは、これまでの競馬の下手さ(追い込み脚質で常に外を回らされること)が嘘のように、好位のインを追走した。 直線に向くと、アドマイヤキッスは、見事な切れ味を発揮し、心配された小回りの中京コースを克服して勝利を収めた。このローズステークスのレース内容を見ると、アドマイヤキッスの夏の成長が窺えた。


しかし、違った見方をすると、アドマイヤキッスのローズステークスの勝利は、武豊騎手が、中京競馬場に合わせてアドマイヤキッスを好位のインに導く見事な騎乗によるものと判断することもできる。いずれにせよ、競馬理論では、アドマイヤキッスを秋華賞の有力候補の1頭と判断している。


しかし、アドマイヤキッスは、武豊騎手騎乗及び血統などの様々な要因から、実力よりも人気になる。これらを考慮して、アドマイヤキッスの評価を最終的に決定しようと考えている。2番人気が予想されるのは、オークス馬であるカワカミプリンセス(本田)である。


カワカミプリンセスは、オークスを含め4戦4勝であり、実力的に一番なのは疑う余地がない。特に、オークスでは先行集団の直後の外を進んで押し切っており、カワカミプリンセスは、着差以上の能力差を見せつけた。カワカミプリンセスにとっての課題は、オークス以来となる休み明け及び本田騎手の騎乗である。これらと人気面を考慮して、カワカミプリンセスの最終評価を決定したい。オークス3着のアサヒライジング(柴田善)も、単騎で逃げればシブトイ競馬をするはずである。


但し、アサヒライジングは、アメリカのオークスで逃げない競馬をして好走しており、抑える競馬をする可能性も否めない。アサヒライジングは、抑える競馬をするようであれば持ち味を発揮できないと競馬理論では判断している。よって、アサヒライジング陣営の発言には、要注目である。


桜花賞馬キストゥヘヴン(安藤勝)は、2400mのオークスでは距離が長くて持ち味を発揮できなかったが、2000mの秋華賞では桜花賞と同様の切れ味を発揮できる。 よって、キストゥヘブンも、秋華賞馬の有力候補である。


オークス2着馬のフサイチパンドラ(福永祐一)は、能力は最上位であるので、折り合い次第である。折り合いさえつけば、フサイチパンドラが好走する可能性は高い。よって、馬込みで折り合いをつけやすい内枠を引けば、フサイチパンドラが狙い目となるであろう。


但し、競馬理論としては、気難しいフサイチパンドラは、大敗もあり得るので本命には予想し辛い。前哨戦のローズステークスでゴール前まで粘り込んだシェルズレイ(岩田)も、夏に休んでいる間に力をつけており、楽に先行できるようであれば粘り込む。


アサヒライジングが抑える競馬をするようであれば、シェルズレイの評価を上げる必要があると競馬理論では判断している。競馬理論は、ブルーメンブラット(川島)を穴候補として現段階では注目している。

ブルーメンブラットは、大きな不利があったオークスでは惨敗しているが、G3のフラワーカップでは桜花賞馬キストゥヘブン及びオークス2着馬フサイチパンドラと差のない競馬をしている。よって、ブルーメンブラットは、上位人気馬と人気ほどの実力差はない。


競馬理論では、馬場状態や枠順を考慮して、穴馬候補のブルーメンブラットの最終評価を決定しようと思う。他にも通用しそうな馬が数頭いるので、第11回秋華賞は、大混戦レースである。但し、春のクラシックで好走した馬が、中心となるのは疑いようがない。


その中で、どの馬を本命とするかが秋華賞の一番のポイントとなりそうである。一つだけ言えることは、アドマイヤキッスが、断然な人気になるほど抜けた存在ではないことである。競馬理論は、予想におけるすべてのファクターを考慮して、最終決断をしようと考えている。