函館記念の特集記事

第44回函館記念

今週のメインレースは、サマー2000シリーズの第44回函館記念である。


第44回函館記念では、同一重賞4連覇の偉業へ、8歳馬のエリモハリアー(武幸四郎)が挑戦する。


エリモハリアーは、函館記念を3連覇しているように、函館2000mは最も得意な舞台であり、今年の第44回函館記念においても要注意である。


<strong>なお、エリモハリアーは、休み明けで挑んだ金鯱賞において見せ場すらない16着に敗れた点が気掛かりだが、去年も休み明けの巴賞でシンガリ負けを喫した後に函館記念を制しており、典型的な叩き良化タイプといえる。</strong>


よって、例年よりもメンバーが弱い今年の第44回函館記念においても、函館記念を目標にしたローテーションで臨むエリモハリアーが好走する可能性は高い。


しかしながら、8歳馬で57.5キロのトップハンデを背負うにもかかわらず、エリモハリアーが過剰に人気になるようであれば、馬券の期待値を高めるために、押さえ程度の評価にとどめるべきと競馬理論では判断している。


一方、第44回函館記念の前哨戦の巴賞からは、1着のマヤノライジン(藤田)、3着のピサノパテック(ホワイト)、4着のトーセンキャプテン、6着のマンハッタンスカイ(四位)、7着のコーナーストーン及び7着同着のトウショウシロッコ(木幡)が第44回函館記念に出走する。


巴賞を制したマヤノライジンから7着に敗れたコーナーストーンまでの差は、僅か0秒3差であり、着順ほど大きな差はない。


よって、ハンデ戦で差が詰まることが予想される第44回函館記念において、展開次第では巴賞組の着順が大きく入れ替わりそうである。


<strong>例えば、トーセンキャプテンの巴賞の4着は、3コーナー過ぎから大外を回らされたにもかかわらず上がりナンバーワンの脚を使ってのものであり、結果的には脚を余してのものである。</strong>


よって、第44回函館記念が前潰れの展開になれば、トーセンキャプテンが好走する可能性が高まる。


しかしながら、第44回函館記念の出走メンバーを見渡すと、メイショウレガーロを除き、目立った先行馬が不在である。


<strong>そのため、第44回函館記念において、巴賞で6着に敗れてしまったマンハッタンスカイが楽に逃げられるようであれば、新潟大章典及び金鯱賞の好走を再現して逃げ粘る可能性が高まる。</strong>


一方で、巴賞で好走したマヤノライジン及びピサノパテックにも、第44回函館記念において当然ながら注意が必要である。


このように、第44回函館記念における巴賞組の比較は非常に難しいので、枠順が決定してから再検討する。


一方、別路線組では、タスカータソルテ(横山典)、ブレーブハート(中谷)、ミストラルクルーズ(三浦)及びメイショウレガーロ(小林徹)が第44回函館記念で注目される。


タスカータソルテは、京都新聞杯及び中京記念の重賞2勝馬であり、このメンバーならば57キロの斤量でも人気になるのは当然と言える。


<strong>しかしながら、今年の4歳牡馬世代はかなり低レベルなので、タスカータソルテが過剰に人気になるようであれば疑ってかかる必要がある。
そこで、タスカータソルテの中京記念のレース内容を振り返ると、56キロのハンデを克服した点は立派だが、中段のインを追走させ直線でも最内を突くコースロスのない競馬をさせた中館騎手の好騎乗による勝利と見ることもできる。 </strong>


よって、第44回函館記念において、タスカータソルテの実績には高い評価を与えつつも、過信は禁物と競馬理論では判断している。


一方、ブレーブハートは、前走の阿武隈ステークスで弥生賞2着馬のココナッツパンチを破っており、単純なメンバー比較では第44回函館記念でも通用しそうである。


<strong>しかしながら、ブレーブハートの阿武隈ステークスの勝利は、超ハイペースの展開を最後方から追走する展開に恵まれたものであり、レース内容としての価値は高くない。
その上、スローペースが濃厚な第44回函館記念においては、ブレーブハートは脚を余す可能性が高い。 </strong>


よって、第44回函館記念において、ブレーブハートには抑え程度の評価を与えれば十分と競馬理論では判断している。


一方、ミストラルクルーズは、サマー2000シリーズ第1戦の七夕賞において、5ヶ月ぶりの休み明けにもかかわらず、2着に好走した。


<strong>よって、先行馬が少ない第44回函館記念においても、ミストラルクルーズが先行集団のインを追走するようであれば、好走可能と競馬理論では判断している。</strong>


ただし、七夕賞の勝ち馬は準オープンを惨敗したミヤビランベリであったことを考えると、ミストラルクルーズの七夕賞の2着はメンバーに恵まれた可能性もあることを考慮して最終的な評価をすべきである。


<strong>一方で、メイショウレガーロは、1000万下を勝ち上がったばかりの身であるが、皐月賞5着及び中山金杯3着の好走歴があうように、実績的には見劣りしない。</strong>


更に、先行馬が少ない第44回函館記念においては、メイショウレガーロが楽に逃げを打てそうなので、展開面を重視して高い評価を与えるべきと競馬理論では判断している。


以上のように、競馬理論は、第44回函館記念に出走する有力各馬の能力を分析した。


この分析結果に、枠順、展開及び調教などの様々な要素を加味して、第44回函館記念の最終的な予想を決断する。


競馬理論のファンの方は、第44回函館記念の予想をお楽しみに。

宝塚記念も終わり、いよいよ本格的な夏競馬に突入する。


その夏競馬開催中の函館競馬場では、サマースプリントシリーズ第1弾の第15回函館スプリントステークスが行われる。


その第15回函館スプリントステークスでは、キンシャサノキセキ(岩田)が人気になりそうである。


キンシャサノキセキは、G1の高松宮記念で2着に好走しており、スプリント実績では断然である。


キンシャサノキセキは、高松宮記念において、逃げ争いの直後となる4~5番手の馬群の中を進み、直線では一旦先頭に立ったが、ゴール前でファイングレインに差されてしまい、2着に敗れてしまった。


しかしながら、
キンシャサノキセキの第38回高松宮記念の2着は、早めに先頭に立つ横綱競馬によるものであり、内容的な価値は高い。


よって、ローカルのG3の第15回函館スプリントステークスに56キロの斤量で出走できるキンシャサノキセキが好走する可能性は高いと競馬理論では判断している。


なお、キンシャサノキセキにとっての課題は高松宮記念以来の出走となる点だが、気性の勝った馬であり、仕上がりさえ悪くなければ大きな問題にはならないだろう。


プレミアムボックスも高松宮記念以来の出走で、第15回函館スプリントステークスに望む。


高松宮記念において、プレミアムボックスは、中段よりやや後方のインを進んだが、10着が精一杯であった。


よって、第15回函館スプリントステークスにおいて、
プレミアムボックスが、キンシャサノキセキを逆転する可能性は低い。


ただし、第15回函館スプリントステークスは高松宮記念よりもかなりメンバーが弱化したので、プレミアムボックスがキンシャサノキセキの2着争いに加わる可能性ならばあり得ると競馬理論では判断している。


他には、キングストレイル(ホワイト)が第15回函館スプリントステークスで人気となりそうである。


キングストレイルは、近走で敗戦を繰り返しているが、去年のスプリンターズステークスの4着の内容が抜群で、スプリント適性の高さはかなりのものである。


スプリングステークスにおいて、キングストレイルは、初の1200mのペースに戸惑うことなく、中段よりやや後方を追走し、直線で大外から追い込んだが、外々を回らされるコースロスが響いて、4着が精一杯であった。


キングストレイルは、インが極端に有利な馬場(高松宮記念馬スズカフェニックスが外を回らされて9着だったことからもいかにインが有利であったかが分かる)を大外から唯一追い込んだ馬であり、レース内容的には、勝ったアストンマーチャンと互角以上である。


よって、第15回函館スプリントステークスにおいて、キングストレイルに、キンシャサノキセキと同等又はそれ以上の高い評価を与える必要があると競馬理論では判断している。


一方、CBC賞から、2着のスピニングノアール、4着のウエスタンビーナス(郷原)、8着のタニノマティーニ、9着のトウショウカレッジ(池添)及び10着のリキアイタイカンが第15回函館スプリントステークスに出走する。


CBC賞は前半34秒0のスローペースであったため、
逃げて4着に粘りこんだウエスタンビーナス及びインの3番手を追走し8着に敗れたタニノマティーニのレース内容の価値は低い。


よって、ウエスタンビーナス及びタニノマティーニが第15回函館スプリントステークスで好走する可能性は低い


一方、スピニングノアールは、6~7番手のインを追走し、直線でもインをついて2着に浮上した。


スピニングノアールの第15回函館スプリントステークスの2着は、
得意の中京競馬場の馬場とスローで無駄な距離を走らせなかった福永祐一騎手の好騎乗によるものである。


よって、第15回函館スプリントステークスにおいて、スピニングノアールがCBC賞の2着だけで過剰に人気になるようであれば、評価を下げるべきと競馬理論では判断している。


一方、トウショウカレッジ及びリキアイタイカンは、スローペースの展開を後方の外目から追走して追い込んだが、追い込みが不発に終わってしまった。


トウショウカレッジ及びリキアイタイカンのCBC賞の敗戦は、展開が向かなかっただけであり、着順ほど悲観すべき内容ではない。


よって、ハイペースで追い込みが有利な展開となれば、トウショウカレッジ及びリキアイタイカンがスピニングノアールを逆転する可能性もあり得ると競馬理論では判断している。


3歳馬からは、ゴスホークケン(松岡)及びルルパンブルー(吉田隼人)が第15回函館スプリントステークスに出走する。


ゴスホークケンは、今年に入って、ニュージーランドトロフィ及びNHKマイルカップで惨敗を繰り返しているが、朝日杯フューチュリティステークスを制してG1馬となっており、実績的には断然といえる。


よって、ゴスホークケンが古馬のスプリント戦で通用するか否かが問題となるが、朝日杯フューチュリティステークスで11着、NHKマイルカップで11着のアポロドルチェが古馬オープン特別のバーデンバーデンカップを圧勝したことを考慮すると、
今の低調な古馬スプリント戦線であれば、ゴスホークケンが通用する可能性は高い。


よって、第15回函館スプリントステークスにおいて、ゴスホークケンにもそれ相応の高い評価を与えるべきと競馬理論では判断している。


一方、ルルパンブルーは、フェアリーステークスでスプリント重賞を制し、牡馬相手のファルコンステークスでも3着に好走しており、スプリント戦線では底を見せていない。


しかしながら、ファルコンステークスで2着のマルブツイースターがバーデンバーデンカップで惨敗を喫していることを考慮すると、ルルパンブルーであれば、ゴスホークケンを重視して予想すべきと競馬理論では判断している。


以上のように、競馬理論は、第15回函館スプリントステークスに出走する有力各馬の能力を分析した。


この分析結果に、調教、枠順、馬場状態及び展開などの様々な要素を加味して、第15回函館スプリントステークスの最終的な予想を決断する。


競馬理論のファンの方は、第15回函館スプリントステークスの予想をお楽しみに。

第43回函館記念

今週のメインレースは、サマー2000シリーズの第2戦となる第43回函館記念(G3)である。


第43回函館記念は、この時期では比較が難しい3歳馬も出走するハンデ戦ということもあり、大混戦が予想される。


その第43回函館記念では、古馬のアドマイヤフジ(福永祐一)、マチカネキララ(藤田信二)及び3歳馬のナムラマース(秋山)が人気となる。


アドマイヤフジは、春のグランプリレースの宝塚記念で強敵相手に4着に好走しており、実績的に断然といえる。


よって、アドマイヤフジが、57.5キロのトップハンデを克服して、第43回函館記念でも好走する可能性は低くはない。

但し、アドマイヤフジの宝塚記念の4着は、ハイペースで前崩れの展開に恵まれてのものであることを忘れてはならない。これは、宝塚記念の5着馬が16番人気で最後方から追い込んだファストタテヤマであることからも分かる。


よって、宝塚記念の4着の実績によって、アドマイヤフジが過剰に人気になるようであれば、競馬理論は、アドマイヤフジの評価を割り引こうと考えている。


一方、マチカネキララは、前哨戦の巴賞を叩いて、第43回函館記念では叩き2走目での出走となる。
マチカネキララの前走の巴賞は、圧倒的な一番人気を裏切って4着に敗れてしまったが、ノドの手術明けだったことを考慮すると悲観すべき内容ではない。


また、マチカネキララは、休み明けで望んだ神戸新聞杯と巴賞を除けば、必ず3着以内に好走しており、底を見せていない点も魅力である。


これらのことから、ハンデが56キロ止まりのマチカネキララが、第43回函館記念でも好走する可能性は高い。


但し、マチカネキララは、未知の能力を秘めているという魅力があるものの、出走した殆どのレースで一番人気となっているように、人気先行タイプの感は否定できない。


よって、競馬理論は、マチカネキララの能力を高く評価しながらも、馬券の期待値を高めるために、人気先行タイプのマチカネキララを対抗以下の評価にとどめる予定である。


一方、3歳馬のナムラマースは、皐月賞、ダービーと続いたクラシック路線からの出走となる。


ナムラマースは、皐月賞とダービーでこそ、能力不足で通用しなかったが、レベルの高い3歳世代のG3で2勝の実績はこのメンバーならば上といえる。


また、ナムラマースは、3歳馬ということで、G3で2勝の実績の割にはハンデが53キロ止まりで恵まれており、第43回函館記念で好走する可能性は高い。


よって、第43回函館記念において、3歳馬のナムラマースに高い評価を与えようと競馬理論では考えている。


なお、ナムラマースが第43回函館記念においてどの程度通用するかどうかは、レベルが高いと一般的に言われている3歳世代の本当の意味のレベルを判断するのに役立つ。


よって、競馬理論は、3歳世代全体の今後を占う意味でも、ナムラマースのレース内容には注目している。


他には、前哨戦の巴賞を制したシルクネクサス(四位)や、去年の覇者のエリモハリアー(武幸四郎)も上位人気になりそうである。


シルクネクサスは、前哨戦の巴賞を、中段の外から早めに先頭に立つ競馬で1馬身以上の差をつけて快勝しており、マチカネキララを除く巴賞組とは勝負付けが済んだと判断していいだろう。


そのため、シルクネクサスにとっては、巴賞以外の別路線組との比較が問題になりそうである。


そこで、シルクネクサスの巴賞以前のレース内容を振り返ると、シルクネクサスが重賞で勝ちきるには一歩足りない感が強い。


競馬理論は、シルクネクサスの巴賞の快勝自体には高い評価を与えつつも、巴賞のレベルが低かった可能性を考慮して、シルクネクサスを評価しようと考えている。


去年の函館記念の覇者のエリモハリアーは、得意な函館競馬場では最大限の能力を発揮する。但し、エリモハリアーは、前哨戦の巴賞でまったく見せ場なく最下位に敗れており、叩き2走目で一変しても勝ちきるまでの可能性は低い。


よって、競馬理論は、エリモハリアーの函館競馬場でのこれまでの実績に高い評価を与えてつつも、7歳となって衰えが隠せないエリモハリアーには高い評価を与えるべきではないと判断している。


巴賞と別路線組からは、サイレントプライド及びサクラメガワンダー(岩田)が出走する。


サイレントプライドは、これまですべてのレースで4着以内を確保しており、底を見せていない点が魅力である。


よって、サイレントプライドが、第43回函館記念でも安定した走りを見せる可能性は高い。但し、サイレントプライドのこれまでの重賞レースの好走は、展開や馬場状態などに恵まれてきた感も否めない。


よって、競馬理論は、サイレントプライドに未知の魅力を感じながらも、連下程度の評価にとどめる予定である。


サクラメガワンダーは、安田記念からの転戦であり、これまでの対戦メンバーを考えるとこのメンバーならば楽に通用する能力を秘めている。


よって、競馬理論は、サクラメガワンダーに高い評価を与える予定である。


競馬理論が、現時点における穴馬候補として注目しているのは、マイソールサウンド(長谷川)及びメイショウオウテ(横山)である。


マイソールサウンドは、先行馬が少ない第43回函館記念において楽に逃げられそうなので、展開面で注目している。


メイショウオウテは、同じ2000mで行われた産経大阪杯で、天皇賞馬メイショウサムソン及びシンガポール国際航空賞馬シャドウゲイトの2頭のG1馬と差のない3着に好走しており、能力さえ発揮すれば第43回函館記念をまとめて差し切れる能力を秘める。


よって、函館競馬場の馬場状態や枠順次第では、マイソールサウンド及びメイショウオウテの2頭の穴馬に注目していこうと考えている。


以上のように、競馬理論は、第43回函館記念に出走する有力各馬の能力を分析した。


この能力分析に、展開や馬場状態などの様々なファクターを加えて、第43回函館記念の最終的な予想を決断しようと考えている。