日本ダービー(東京優駿)の特集記事

第75回日本ダービー

今週のメインレースは、3歳世代のチャンピオン決定戦の第75回日本ダービーである。

今年のクラシック戦線は、牡馬・牝馬共に大混戦模様であり、
尚且つ、皐月賞馬キャプテントゥーレが不在ということもあって、
第75回日本ダービーは例年以上の難解なレースとなりそうである。


牡馬クラシック第1弾の皐月賞からは、
2着のタケミカヅチ(柴田善)、3着のマイネルチャールズ(松岡)、
4着のレインボーペガサス(安藤勝)、5着のレッツゴーキリシマ(幸)、
6着のブラックシェル(武豊)、7着のノットアローン、
8着のフサイチアソート(藤田信二)、9着のスマイルジャック(小牧太)、
10着のサブジェクト、11着のフローテーション(藤岡佑)、
13着のベンチャーナイン(武士沢)、14着のショウナンアルバ(蛯名)及び
16着のオリエンタルロック(武幸四郎)などが第75回日本ダービーに出走する。


皐月賞の行われた中山競馬8日目の芝のレースは、
外を回った馬でも好走していた前日の中山競馬7日目と一変して、
すべてのレースで逃げ・先行馬と内を突いた馬のみが好走しており、
極端にインが有利な馬場状態であった。

これは中山競馬場の馬場造園課が、
皐月賞の開催日ということでインにローラーをかけたことによるものだろう。

更に皐月賞は、
1000m通過61秒6の超スローペースでもあった。

つまり皐月賞は、
7番人気のキャプテントゥーレが逃げ切って圧勝したことからも分かるように、
先行馬及びインをついた馬に極端に有利なレースであった。


このことを考慮して皐月賞を分析すると、
6番人気で2着に追い込んだタケミカヅチは、
1枠でインを突く展開に恵まれたものであり、レース内容的な価値は高くない。

また、スローペースを2番手で追走して5着に粘り込んだレッツゴーキリシマも、
レース内容的な価値は低い。

そこで、皐月賞上位組では、3着のマイネルチャールズ、
4着のレインボーペガサス及び6着のブラックシェル

第75回日本ダービーでは特に注目すべきである。


皐月賞においてマイネルチャールズは、
中段の馬込みの真ん中からレースを進めて、
3コーナー過ぎから徐々に進出して追い込んだが、
2着のタケミカヅチとハナ差の3着が精一杯であった。

つまり、マイネルチャールズの皐月賞の3着は、
イン有利な馬場で外を回ることによって脚を殺されたものであり、悲観すべき内容ではない。

よって、皐月賞で1番人気を裏切ったマイネルチャールズに、
第75回日本ダービーでも高い評価を与えるべきである。

ただし、マイネルチャールズのローテーションを見る限り、
第75回ダービーよりも皐月賞が目標だった感が否めず、
第75回ダービーにおいては、
マイネルチャールズに本命級の評価まではすべきでないと競馬理論では判断している。


一方レインボーペガサスの皐月賞4着は、
ゴール前で凄い脚で追い込んだことからも分かるように脚を余しての結果であり、
直線の長い東京競馬場で行われる日本ダービー向きとみることができる。

そこで第75回日本ダービーにおいては、
レインボーペガサスにそれ相応の高い評価を与えるべきである。

但し、レインボーペガサスが皐月賞でその豪脚を使えたのは、
イン有利な馬場で終始ラチ沿いを走らせた
安藤騎手の好騎乗によるものと見ることもできる。

よって、皐月賞のゴール前の見た目だけでレインボーペガサスが
過剰に人気になるようであれば、レインボーペガサスの評価を下げるべき
と競馬理論では判断している。


一方、ブラックシェルの皐月賞6着は、
着順こそ悪いものの2着馬とは0秒1差であり、
イン有利な馬場で大外を回ったことを考慮すると、
レース内容的には出走馬中ナンバーワンと見ることもできる。


また、第75回日本ダービーにおいては、
豊騎手が騎乗する点もブラックシェルにとっては心強い。

よって、皐月賞組の中では、
ブラックシェルを第75回日本ダービー馬の最有力候補として判断している。


一方、皐月賞7着のノットアローン、
9着のスマイルジャック及び10着のサブジェクトは、
前残りの展開にもかかわらず粘りを欠いた。

また、皐月賞8着のフサイチアソートは、
イン有利の馬場で最内を突いたにもかかわらず、
好走できなかった。

また、皐月賞11着のフローテーション、
13着のベンチャーナイン及び16着のオリエンタルロックは、
大きな理由もないのに負けすぎである。

よって、これらの馬が第75回日本ダービーで好走する可能性はかなり低い


なお、皐月賞惨敗組で唯一巻き返す可能性があるとすれば、
ショウナンアルバ(蛯名)であろう。

ショウナンアルバはスプリングステークス及び皐月賞において、
自分の競馬ができずに敗れているが、共同通信杯の強い内容が忘れられない。

ショウナンアルバは共同通信杯において、
ハイペースを早め先頭という横綱競馬で勝利を収めており、
その共同通信杯の2着がタケミカヅチであることを考慮すると、
第75回日本ダービーで通用する能力を秘めていることは間違いない。

但し、ショウナンアルバは非常に気難しい馬なので、
第75回日本ダービーで好走できるか否かは
レースで折り合えるかどうかにかかっている。

なお、ショウナンアルバの現状では馬込みで折り合える可能性は低いので、
い切って逃げの手にでるようであれば
ショウナンアルバの好走の可能性が高まる

と競馬理論では判断している。


次に、NHKマイルカップ組について分析する。

NHKマイルカップからは、
1着のディープスカイ(四位)、2着のブラックシェル(武豊)、
9着のレッツゴーキリシマ(幸)及び10着のエーシンフォワード(和田)が
第75回日本ダービーに出走する。

9着のレッツゴーキリシマ及び10着のエーシンフォワードは、
ディープスカイに10馬身近くも離されており、
ダービーで逆転する可能性は低い。


一方、ディープスカイのNHKマイルカップの勝利は、
他の有力馬が外を回る中、コースロスを避けた四位騎手の好騎乗に助けられた部分もあるが、2着のブラックシェルに2馬身近くの差をつけており、実力によるものとみていいだろう。


先ほど述べたように、
皐月賞組の中ではブラックシェルをダービー馬の最有力候補と判断しているので、
このブラックシェルを寄せ付けずに圧勝したディープスカイに第75回日本ダービーで
高い評価を与える
のは当然であろう。

なお、第75回日本ダービーにおけるディープスカイの課題は2400mの距離だが、
折り合いに難がある馬ではないので大きな問題にはならない
と競馬理論では判断している。


次に、第75回日本ダービーのトライアルレースの青葉賞組について分析する。

青葉賞からは、
1着のアドマイヤコマンド(川田)、2着のクリスタルウイング(内田博)及び
3着のモンテクリスエス(福永祐一)が
第75回日本ダービーに出走する。

アドマイヤコマンドは、
イン有利な馬場をインの3番手を追走して直線でもインを突く絶好の展開にも恵まれて、
青葉賞を快勝した。

一方、クリスタルウイングの青葉賞2着は先行集団の外を追走してのものであり、
モンテクリスエスの青葉賞3着は中段の馬込みの中を進んでのものであり、
上位三頭は着差ほど能力差はない。

よって第75回日本ダービーにおいて、
アドマイヤコマンド、クリスタルウイング及び
モンテクリスエスは展開一つで着順が入れ替わる公算が高い

と競馬理論では判断している。


そこで問題となるのは青葉賞組が一線級相手に通用するか否かであるが、アドマイヤコマンドが、
毎日杯において直線で前が狭くなる不利を受けながらも2着に好走していることから、
青葉賞組が第75回日本ダービーで通用する可能性は高い。

また、皐月賞上位組と差のない競馬をしていたアルカザン(池添)が、
青葉賞ではアドマイヤコマンドと7馬身差の7着に敗れたことも、青葉賞のレベルの高さが窺える。



更に、第75回日本ダービーの舞台となる府中2400mを経験していることも、
青葉賞組には有利に働きそうなので、
青葉賞組の三頭のアドマイヤコマンド、クリスタルウイング及びモンテクリスエスには
それ相応の注意を払うべき
と競馬理論では判断している。


次に、第75回日本ダービーのもう一つのトライアルレースのプリンシパルステークス組について分析する。

プリンシパルステークスからは、1着のベンチャーナイン(武士沢)及び2着のアグネススターチ(赤木)が第・・・・

第74回日本ダービー

今週のメインレースは、最後のクラシック菊花賞のステップレースとなる第61回セントライト記念である。


第61回セントライト記念では、夏の上がり馬のロックドゥカンブ(藤田信二)と日本ダービー出走組との対戦が注目される。


ロックドゥカンブは、南半球産の遅生まれながら、3連勝でラジオNIKKEI賞を制し、重賞ホースの仲間入りを果たした。


ロックドゥカンブは、ラジオNIKKEI賞において、4コーナー先頭という横綱競馬で勝利を収めており、2着のスクリーンヒーローとは着差以上の能力差を示した。
一方で、ロックドゥカンブのラジオNIKKEI賞の勝利は、逃げ争いで競り合った2頭の馬から離れた3番手という絶好の展開に恵まれてのものと見ることもできる。
よって、ロックドゥカンブにとっては、初の一線級相手となる第61回セントライト記念は試金石の一戦となる。
競馬理論は、ロックドゥカンブを、無敗で能力的に底を見せていないという魅力に高い評価を与えつつも、過剰に人気になるようであれば馬券的な期待値を考え、対抗以下の評価にとどめることも考えている。
なお、馬券的な期待値は別として、ロックドゥカンブは、この第61回セントライト記念を無事に勝利するようであれば、菊花賞などのG1も見えてくる楽しみな素材であることも確かであり、レース内容には大いに注目すべきである。


第61回セントライト記念には、日本ダービー出走組からゴールデンダリア(柴田善)及びフライングアップル(横山典)が出走する。


ゴールデンダリアがダービー6着、フライングアップルがダービー10着であり、ダービーにおいては、ゴールデンダリアが、フライングアップルに先着を果たしている。


そこで、日本ダービーのレースを振り返る(日本ダービーの競馬理論参照)。


日本ダービーは、内を突いたウォッカが勝利を収め、14番人気のアサクサキングスが2着に粘り込んだように、極端にインが有利な馬場で行われた。


そのイン有利な馬場を、ゴールデンダリアは、最後方のインからレースを進めて、直線でも最内ぴったりを回って、6着となった。
つまり、ゴールデンダリアは、イン有利の馬場を最大限に生かしての6着であり、レース内容的には着順ほどの評価を与え難い。


一方、フライングアップルは、8枠18番からの発走ということもあり、常に大外を回らされての10着であった。
このような展開で、ゴールデンダリアとフライングアップルとの差は、0秒3差であり、内容的には互角といえる。


よって、競馬理論は、馬場状態や枠順などの各種要素に応じて、ゴールデンダリア又はフライングアップルのいずれを重視して予想すべきかを判断すべきと考えている。

実績的には、皐月賞5着のメイショウレガーロも互角以上である。
ただし、メイショウレガーロの皐月賞5着は、ヴィクトリー(田中勝)とサンツェッペリン(松岡)の行ったきりの決着の流れを離れた3番手から追走するという最高の展開に恵まれてのものであり、内容的な価値は低い。


そのため、メイショウレガーロは、G2の青葉賞の4着程度が実力的には妥当であるが、第61回セントライト記念程度のメンバー構成であれば展開次第で通用してもおかしくはない。


よって、競馬理論は、メイショウレガーロに抑え程度の評価を与えるべきと判断している。


ゴールデンダリアが通用するのであれば、エフティイカロスを無視するわけにもいかない。


エフティイカロスは、前走の1000万下特別でこそ小回りの競馬に苦しみ能力を発揮できなかったが、青葉賞5着の実績がある。


また、エフティイカロスは、中山の500万下でゴールデンダリアを差し切っており、第61回セントライト記念でも通用する能力を秘める。


よって、競馬理論は、ゴールデンダリアとの人気差があまりに開くようであれば、思い切ってエフティイカロスを重視して予想すべきと判断している。


他には、夏の上がり馬ではアップルサイダー(吉田隼人)及びマイネルダイナモに注意が必要である。


アップルサイダーは、前走の五頭連峰特別において、準オープンの上位争い常連であったホーマンアラシ(福永祐一)を差しきって勝利を収めており、3歳限定の重賞である第61回セントライト記念ならば通用するハズである。


一方、マイネルダイナモは、函館において、長距離適性の高さを示しており、2200mで行われるセントライト記念ならば大駆けもあり得る。


これらの観点から、競馬理論は、この夏の上がり馬2頭にもある程度の評価を与えるべきと判断している。


以上のように、第61回セントライト記念に出走する有力各馬の能力を分析した。


競馬理論は、この分析結果に、枠順や馬場状態などの各種要素を加味して、最終的な予想を決断する。

今週は、いよいよ競馬の祭典である第73回ダービーが行われる。 皐月賞を制したのが、6番人気であったメイショウサムソン(石橋)ということもあって、今年のダービーは混戦模様が予想される。 その中で、いったいどの馬がダービー馬の称号を得るのであろうか? ダービーは、競馬理論の腕の見せ所となりそうである。


一番人気が予想されるのは、皐月賞で一番人気を裏切ったアドマイヤムーンである。 アドマイヤムーンは、前残りの競馬の皐月賞で、大外を回らされての4着であった。 しかし、この敗戦は、展開が向かなかった事が原因と断言できるので、それほど悲観すべきことではない。直線の長い東京コースになれば、アドマイヤムーンの差し脚が爆発する可能性は高いと競馬理論は判断している。


2番人気には、フサイチジャンク(岩田)が予想される。 フサイチジャンクは、皐月賞で、アドマイヤムーンと同じような位置から差してきて、3着に好走している。 フサイチジャンクは、外から追い込んだアドマイヤムーンの追撃を凌ぎきっており、内容的には、アドマイヤムーンと互角以上と言っても過言でない。


このことから、フサイチジャンクも、アドマイヤムーンと同様に、ダービー馬の有力候補の1頭であると競馬理論では判断している。但し、フサイチジャンクは、フジテレビの人気番組であるジャンクスポーツで命名されたことも手伝って、実力以上の評価がされがちである。 過剰に人気となるようであれば、競馬理論は、馬券の期待値を考え、フサイチジャンクを抑え評価にとどめようと考えている。 皐月賞馬のメイショウサムソン(石橋)は、3番人気くらいが予想される。


メイショウサムソンは、レースっぷり及び石橋騎手が地味なので、皐月賞馬にも関わらず、3番人気くらいとなりそうである。メイショウサムソンの皐月賞は、先行集団を追走して抜け出す見事なレースであった。 しかし、メイショウサムソンの皐月賞制覇は、小回りの中山の馬場に助けられた感も否めない。現時点では、競馬理論は、メイショウサムソンを連下候補の一頭程度の評価をしているが、仮に重馬場となれば、メイショウサムソンのような競馬の上手な馬が最有力候補となると判断している。


ダービーと同じ距離の前哨戦である青葉賞を制したアドマイヤメインも、人気になりそうである。 アドマイヤメインは、再度単騎逃げが予想されるメンバーなので、自分の競馬ができる可能性が高い。 アドマイヤムーン及びフサイチジャンクといった追い込み馬が人気になることも、逃げるアドマイヤメインにとっては有利に働きそうである。 今の東京競馬場の芝コースはインコースが有利なので、アドマイヤメインが、楽々と逃げ切ってダービー馬となることも十分予想される。


特に、雨が降ってイン有利の馬場となれば、アドマイヤメインは、メイショウサムソンと同様に、ダービー馬となる可能性が飛躍的に上昇すると競馬理論では判断している。 競馬理論は、マルカシェンク(福永祐一)にも注目している。 マルカシェンクは、休み前にフサイチリシャール(ボス)及びドリームパスポート(四位)に楽勝しており、素質自体は3歳世代NO.1である可能性が高い。 マルカシェンクは、休み明けの京都新聞杯で5着に敗れているが、大外を回って33.0秒の脚を使っていることからも、力負けでないことは明らかである。


マルカシェンクが、京都新聞杯の敗戦で人気を落とすようであれば、絶好の狙い目であると競馬理論は判断している。 ここで説明した5頭(アドマイヤムーン、アドマイヤメイン、フサイチジャンク、マルカシェンク及びメイショウサムソン)の中に、ダービー馬が存在する可能性が窮めて高いと判断している。
競馬理論は、総力を結集して、競馬の祭典である第73回ダービーを的中させたいと考えている。