安田記念の特集記事

第58回安田記念

第58回安田記念は、64年ぶりの牝馬ダービー馬のウオッカ(岩田)の強さだけが目立った一戦であった。


競馬理論は、ウオッカのこれまでの対戦メンバー及びレース内容を考えれば、第58回安田記念を圧勝する可能性が高いと判断し、ウオッカを自信の本命に予想した。 正直、ウオッカを本命にしていない予想屋や新聞記者は、競馬を分かっていないと言わざるを得ない。


レースでは、ウオッカは、好スタートを切ると、絶好位の3番手のインから競馬を進めた。


そして、直線で岩田騎手に追い出されると、ウオッカは、あっという間に先頭に立ち、2着のアルマダに3馬身半差をつけて、第58回安田記念を圧勝した。


ウオッカの第58回安田記念の勝利は、インの3番手を追走する絶好の展開にも恵まれたが、2着のアルマダに3馬身半もの差をつけており実力以外の何物でもない。 よって、ウオッカが今後もマイル戦線に出走してくるようであれば、次元の違う強さを見せつけてくれるだろう。


また、ウオッカは、第58回安田記念で完全復活を遂げたので、中長距離の王道路線でも好走する可能性が高いと競馬理論では判断している。


第58回安田記念の2着には、アルマダ(ホワイト)が粘り込んだ。


アルマダは、逃げたコンゴウリキシオーから離れた2番手を追走して、しぶとく2着に粘り込んだ。


アルマダの第58回安田記念の2着は、スローペースで単騎逃げになったのと同じ状態に導いたホワイト騎手の好騎乗によるものであるが、ウオッカに簡単に交わされてからもばてずに粘り込んだことは評価に値する。


よって、来年の安田記念でも先行馬が少ないようであれば、アルマダにある程度の評価を与える必要があると競馬理論では判断している。


第58回安田記念の3着には、9番人気と人気薄のエイシンドーバー(福永)が差し込んだ。


レースでは、エイシンドーバーは、ウオッカの後ろとなる6~7番手のインを追走し、直線でもインを突いて混戦の3着争いを制した。


エイシンドーバーの第58回安田記念の3着は、この日のイン有利な馬場に恵まれたものであり、レース内容的には着順ほどの価値には値しない。


よって、第58回安田記念の3着だけで過剰に人気になるようであれば、エイシンドーバーの評価を下げるべきと競馬理論では判断している。

一方、第58回安田記念において、エアシェイディ(後藤)は4着に、スズカフェニックス(武豊)は5着に追い込んだ。


エアシェイディ及びスズカフェニックスは、先行馬及びインをついた馬に有利な展開を大外から追い込んで掲示板を確保しており、第58回安田記念のレース内容的には、3着のエイシンドーバーを大きく上回る。


よって、今後の短距離戦のG1において先行馬が揃って追い込み有利な展開になれば、エアシェイディ及びスズカフェニックスが好走する可能性は高いと競馬理論では判断している。


以上のように、第58回安田記念では、ウオッカが圧勝して完全復活を遂げた。


ウオッカは、64年ぶりの牝馬によるダービー制覇以降勝ち星から遠ざかっていたが、この第58回安田記念の勝利でダイワスカーレットに雪辱を果たす準備が整った。


競馬理論のファンの方は、歴史的名牝のウオッカとダイワスカーレットとの今後の対戦に多いに注目して欲しい。

第57回安田記念

今週は、春のマイル王決定戦の第57回安田記念が行われる。


まずは、第57回安田記念に出走する日本馬を分析する。
日本馬では、ダイワメジャー(安藤勝)及びスズカフェニックス(武豊)が人気となる。


ダイワメジャーは、去年の秋に天皇賞及びマイルチャンピオンシップとG1を2連勝したように、実績的には断然といえる。なお、ダイワメジャーは、去年の第56回安田記念では先行して伸びを欠いて4着に敗れはしたものの、その第56回安田記念のときよりも力をつけているのは確かであり、第57回安田記念では好走必死であろう。


ただし、マイルチャンピオンシップにはスズカフニックスや香港馬といった第57回安田記念での有力馬が出走しておらず、ダイワメジャーにとっては、スズカフニックスや香港勢との力の比較が最大のポイントとなるだろう。また、ダイワメジャーは、ドバイからの帰国緒戦となるので、体調にも注意が必要となる。
競馬理論は、今週の調教状態や人気面などを考慮して、ダイワメジャーの最終的な評価を決定しようと考えている。特に、雨などの湿った天気で第57回安田記念が行われるようであれば、競馬理論は、ノド鳴りのダイワメジャーを重視して予想すべきと考えている。


もう一頭の人気馬のスズカフェニックスは、前走の高松宮記念を制覇して、G1馬の仲間入りを果たした。スズカフェニックスは、追い込み一手の不器用なレースを以前は繰り返していたが、前走の高松宮記念において中段からの競馬をマスターしたので、安定感も増すだろう。


よって、スズカフェニックスは、充実した今ならば、第57回安田記念において、先行するダイワメジャーなどの有力馬をまとめて差し切れるハズである。つまり、競馬理論は、スズカフェニックスを、現時点における第57回安田記念馬の最有力候補として判断している。


競馬理論は、コンゴウリキシオー(藤田)の逃げ残りにも注目している。コンゴウリキシオーは、前走のマイラーズカップにおいて、58キロを背負いながらも、レコード勝ちを収めた。確かに、マイラーズカップが行われた日の阪神競馬場の芝コースは、極端にインが有利な馬場であり、コンゴウリキシオーにとって有利に働いた感は否めない。


しかしながら、2番手を追走したマイネルスケルツィ(柴田善)を寄せ付けずにレコード勝ちしたコンゴウリキシオーのレース内容は、もう少し評価されていいはずである。また、今の東京競馬場の馬場状態も、マイラーズカップが行われた阪神競馬場の馬場と同様に、時計の速い高速馬場であり、コンゴウリキシオーのようなスピードタイプに有利に働くはずである。


スズカフェニックスが人気となり有力馬の仕掛けが遅れる展開になれば、コンゴウリキシオーが逃げ切る可能性まであり得ると競馬理論では判断している。前哨戦の京王杯スプリングカップを制したエイシンドーバー(福永祐一)も、日本馬の中では注目される。


エイシンドーバーは、イン有利の馬場で終始外を回らされたマイラーズカップを除き、今年に入ってからは一線級相手に好走を繰り返している。特に、3走前の阪急杯においては、エイシンドーバーは、スズカフェニックスをハナ差抑えて制している。


しかしながら、阪急杯では、エイシンドーバーが上手く馬群を捌いたのに対して、スズカフェニックスは4コーナーで大外に振られていた。よって、広い東京競馬場の芝コースでは、エイシンドーバーが、スズカフェニックスに先着する可能性は低い。


また、エイシンドーバーの前走の京王杯スプリングカップの勝利にしても、2着馬がシンボリエスケープであったように、弱いメンバーに恵まれた可能性が高い。よって、東京競馬場で底力勝負となる公算が高い第57回安田記念においてエイシンドーバーが通用する可能性は低いと競馬理論では判断している。


一方、香港からは、エイブルワン、グッドババ、ザデューク及びジョイフルウィナーが第57回安田記念に出走する。ジョイフルウィナーは、去年の第56回安田記念においてダイワメジャーに先着する3着と好走しており、今年の第57回安田記念でも通用する。


ザデュークは、マイルチャンピオンシップ2着のダンスインザムードが惨敗した去年の12月の香港マイルを制しており、香港での実績はジョイフルウィナーを上回ることから、8歳馬とはいえ第57回安田記念でも注目される。エイブルワンは、前走で、ジョイフルウィナー及びザデュークを1馬身以上の差で快勝している。


また、エイブルワンは、5歳馬で、ジョイフルウィナー及びザデュークよりも上がり目がある。グッドババは、実績的には、エイブルワン、ザデューク及びジョイフルウィナーの3頭より劣るが、大きな差があるわけではなく、日本の馬場への適性次第では一概に切り捨てることはできない。このように、香港馬4頭は、いずれも高い能力を秘めており、第57回安田記念において好走する可能性が高い。


競馬理論は、香港馬の能力を非常に高く評価しており、調教などで日本の馬場適性を分析し、分析結果次第では、この香港馬4頭の中から第57回安田記念の本命馬を選ぶことも考えている。競馬理論のファンの方は、第57回安田記念においては、香港馬に大いに注目して欲しい。


以上のように、競馬理論は、第57回安田記念に出走する各馬の能力を分析している。現時点においては、日本の人気馬2頭(スズカフェニックス及びダイワメジャー)対香港馬4頭という構図を描いている。
香港馬については、今週の調教状態などを分析し、日本の馬場への適性及び体調を判断し、最終的な評価を決定しようと考えている。

第56回安田記念

第56回安田記念は、ダービーと同様に、混戦が予想されている。第56回安田記念は、東京競馬場の芝コースで行われるので、各馬の能力分析も重要となるが、馬場状態及び展開がそれ以上に重要になると競馬理論では判断している。


日本ダービーは、外が伸びない重馬場の東京競馬場で行われたことによって、先行馬2頭(1着メイショウサムソン、2着アドマイヤメイン)で決着した。 今週末も雨が降って安田記念が重馬場で行われるようであれば、ラチ沿いを走った馬同士の決着となる可能性が高い。


競馬理論のファンの皆様は、毎週の展望で述べているので、クドいと感じているかもしれないが、雨が降ったら東京競馬場は、内枠と先行馬ということだけは忘れないで欲しい。 現段階では、枠順及び馬場状態を把握できないので、ここでは各馬の能力を分析したい。


まずは、前哨戦の京王杯スプリングカップを制したオレハマッテルゼ(柴田善)について解説する。 オレハマッテルゼは、高松宮記念(G1)、京王杯スプリングカップと2連勝中であり、現在絶好調といえる。
但し、競馬理論は、オレハマッテルゼに安田記念では高い評価を与えるつもりはない。 現在のスプリント路線は有力馬が相次いで引退したことによって、今年の高松宮記念は非常に低レベルなメンバーで行われた。 オレハマッテルゼの高松宮記念の勝利は、このような弱いメンバーに恵まれた感が強い。


例えば、高松宮記念でクビ差の2着だったラインクラフトは、牝馬限定のヴィクトリアカップでダンスインザムードに大きく敗れたことからも、高松宮記念のレベルが理解できると思う。 また、オレハマッテルゼの京王杯スプリングカップの勝利も、800m通過が46.2秒というスローペースで逃げたものであり、内容的には全く価値がない。


更に、京王杯スプリングカップは、雨が降ったイン有利の東京競馬場の芝コースで行われており、すべてがオレハマッテルゼに味方したレースである。競馬理論は、力勝負になる可能性が高い東京の1600mでは、人気になるオレハマッテルゼを押さえ程度の評価にとどめるのが妥当であると考えている。但し、雨が降ってイン有利の馬場となったときには、オレハマッテルゼのような競馬が上手な馬を重視しなければならないと競馬理論は考えている。


関西の前哨戦ともいえるマイラーズカップを制したダイワメジャー(安藤克己)も人気になりそうである。
ダイワメジャーは、去年の安田記念を除き、マイル戦なら安定した成績を収めている。 去年の安田記念の敗戦をどう考えるかがポイントとなるが、ダイワメジャーは、今年の安田記念では大崩れすることはないと競馬理論では判断している。特に、雨が降れば、ダイワメジャーのような先行できて競馬の上手な馬が連軸には向いていると競馬理論は判断している。 第1回ヴィクトリアマイルを制したダンスインザムード(北村宏)も人気的には差はない。


ダンスインザムードは、気難しいが、能力さえ発揮できれば牡馬とのG1でも通用する。 実際、ダンスインザムードは、牡馬の一線級が揃う天皇賞でも互角の競馬をしており、実績的には上とも判断できる。
但し、前走のヴィクトリアマイルの勝利が評価されて、ダンスインザムードが過剰に人気になるようであれば、押さえ程度の評価でよいと競馬理論は考えている。


ヴィクトリアマイルの競馬理論
でも述べたが、ダンスインザムードのヴィクトリアマイルは、1枠に恵まれたことも否定できないからである。他には、得意の東京で武豊騎手を配してきたテレグノシスも競馬理論は注目している。 テレグノシスは、東京コースなら安定して追い込む馬であり、武豊騎手ならこれまで以上の切れ味を発揮してもおかしくはない。


東京競馬場は雨が降ると追い込みが届かないので良馬場が条件となるが、テレグノシスは、第56回安田記念馬に最も近い一頭であるのは間違いないと競馬理論は判断している。 競馬理論がG1級の逸材として以前から評価してきたカンパニーにも、公営の名手内田騎手を配してきた。 カンパニーは、去年の安田記念では直線で前が詰まる不利がありながらも、5着だったことを考えると、今年は去年以上の走りが期待される。 カンパニーも、テレグノシスと同様に追い込み馬なので、良馬場が条件となるが、安田記念馬に近い一頭であると競馬理論は判断している。


香港から参戦のジョイフルウィナー(ビードマン)及びブレッシュラック(プレブル)については、まだ分析を完了していない。


但し、これまでの香港からの出走馬の実績を考えると、この2頭は、このメンバーでも当然通用するハズである。 今年の安田記念は、有力馬がひしめく混戦レースである。


そのため、馬場状態や枠順といったちょっとした要因が明暗を分けそうである。競馬理論は、先週のダービーに続き、完璧な予想で安田記念を的中させたいと考えている。