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なぜ、これほど一般の競馬ファンは、血統ばかりにこだわるのか?私の予想では、血統は数多くの予想のファクターの一つに過ぎない。
予想はウソヨ一般の競馬ファンは、多少なりとも血統を考慮して予想していると思われる。
それに、業界の有名人や業者なども一緒になって、出走馬の勝算の根拠を血統によって、導き出そうと必死になっている始末だ。
血統は重要なファクターの一つであり、参考にすることは否定しない。
サンデーサイレンスの子供の大活躍や兄弟・母子・父子でのGⅠ制覇など素晴らしい血統表なるものは、「血統」がなせる競馬のロマンであり、競馬の一つの魅力だ。
しかし、「血統オタクほど、馬券下手」と私は断言する。
理由は至って簡単だ。
競馬のロマンと馬券の収支は、全く比例せず、むしろ反比例するくらいのものだからだ。
血統(表)的に魅力があるほど、成績(能力)以上に人気になり、的中しても配当が低くなることから回収率の期待値は当然下がることになる。
例えば、アドマイヤグルーヴとスティルインラブの血統を比較して欲しい。
どちらも父はサンデーサイレンスだが、母はエアグルーブとブラダマンテで異なる。
スティルインラブの母・ブラダマンテはビッグバイアモンというラジオタンパ杯を制した産駒をだしたこともある優秀な馬である。
しかし、エアグルーブは牝馬で天皇賞も制した最強牝馬であり、知名度も優る。
牝馬3冠レースの結果は、アドマイヤグルーブが全て一番人気であったが、実際の勝者はスティルインラブであった。
アドマイヤグルーブに母エアグルーブが体調不良で勝てなかった桜花賞や秋華賞で雪辱を晴らして欲しいというのは、確かに競馬の「血統ロマン」である。
「ロマンだけではお金にならない」ことを頭に入れるべきである。
一方で、競馬は生産者が常に素晴らしい馬を作ろうと懸命に努力しているので、基本的に劣勢な血統表を作ろうとしない。
父は殆どの馬が日本や外国でGⅠを勝っているか、血統的バックグランドがある馬である。
そんな優等生レベルの血統の中で優劣をつけることはかなり困難である。
例えば、父がサンデーサイレンスやトニービンであったり、ナリタブライアン、ビワハヤヒデなど優秀な兄弟であっても未勝利馬というのは多々あることである。
良血馬というのは、確かに強い馬である可能性は高いが、それ以上に過剰の人気になる。
結論として、血統にはあまり重きを置かない。
では、どのような場合に血統をある程度考慮しているかと問えば、過去の成績だけで判断できない時である。
例えば初ダートや初芝の場合は兄弟・父の産駒の成績を考慮して適性を考える。
初距離の場合は馬のレース振りや気性に加えて、血統からも判断する。
例えばセントライト記念を勝ったブラックタキシードの兄弟は、非常に気難しく力はあるが惨敗することも多い。
そのような場合には、人気と実力のバランスを考慮して軽視することもある。
また、怖がりで外枠しか走らない血統のケースもありえる。
だいぶ前の話であるが、オークスで勝ったウメノファイバーの母親は、「大井地方競馬で外枠希望」により重賞を制覇したウメノローザである。
※
外枠希望とは、南関東競馬では馬ゴミに入ると力を発揮できない馬のために希望すれば外枠を引くことが出来る制度 ウメノファイバーは4勝したうちの3勝が大外枠であり、残りの1勝も両側に馬がいなかった1枠であった。
このことを知っていれば一昨年のオークスの万馬券予想もかなり的中に近づていたことになる。
私の予想で血統は、多くの理論の一つの要素に過ぎない。
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