
WIN5の競馬理論
5重勝単勝式の新馬券「WIN5」がスタートした。WIN5とは、指定5レースの1着をすべて当てる馬券で、最高払戻金額2億円、現在はインターネット投票のみで発売されている。
このWIN5の第一回目の結果は、売上7億2793万円、投票数663票、払戻金81万280円であった。この結果を見て、どう感じただろうか?私は、最高配当金2億円という触れ込みの割に、配当が安いという第一印象であった。そこで、競馬理論では、WIN5について分析してみる。
まず、WIN5の結果について情報収集をしていると、面白い記事を見つけたので、こちらを一読してから続きを呼んで頂きたい。「【シリーズ馬券攻略】第1回の『WIN5』を振り返って(夕刊ガジェット通信)」
私もWIN5に挑戦してみたが、夕刊ガジェット通信の記事にあるように、買い増してしまう傾向にあるというのは同意である。一頭絞ったがために、2億円を逃したなんてことになりたくないとの思いから、買い目が増えがちになる。それも、WIN5では、1頭増やしただけで、買い目が数点~十点も増えてしまうのが悩みどころである。
また、私は馬券を買わないでレースを見るということに慣れているが、多くのお客さんは、WIN5の対象レースを一生懸命予想すると、普段買わないレースの馬券(WIN5以外の馬券)まで買いたくなるというJRAの戦略?に乗せられるのではないかと心配になる。
競馬理論のファンの皆様は、どんなに一生懸命に予想しても、高配当の馬券しか買わないというスタンスだけはぜひ守って頂きたい。
ところで、夕刊ガジェット通信の記事によると、京都11R(アンタレスS)以外の4つのレースで「支持率<的中率」になったという興味深い内容が書いてあった (なお、支持率は、勝ち馬の単勝支持率であり、的中率は、レース後の残り票数÷レース前の残り票数である)。
WIN5は、ランダムで買う人もいるので、単勝人気の高い馬が勝った場合、普通に考えると「支持率>的中率」になるはずである(ランダムの投票は、人気にかかわらず投票されるので、人気薄の馬にも同じ票数が投票されることになるから)。
しかながら実際には、4つのレースで「支持率<的中率」になった。ということは、WIN5を購入した競馬ファンは、単勝を購入している競馬ファンよりも競馬の予想が上手いということになるのだろうか?
私は、少し違うと考えている。このことを解説する前に、ワイドに手を出すのはド素人という記事を読んで頂きたい。この記事でも述べたが、多くの競馬ファンは、本命を買う時には少しでも高い配当を目指し、ワイドなどの簡単な馬券を買わずに馬単や3連単など難しい馬券を買う。
逆に穴を買う時には、ワイドでも配当が高いからといって、簡単な馬券を買う傾向が強い。つまり、この傾向がWIN5でも当てはまっている。WIN5は、JRAが発売している馬券の中で最も難しい馬券なので、当てに行こうと守りの馬券を購入する人が多くなり、人気サイドの馬に投票が集中する。
一方で、単勝は、複勝の次(頭数によってはワイドの次)に簡単な馬券なので、穴馬にもそれなりの投票がある。このことが、 4つのレースで「支持率<的中率」になった原因である(第1回のWIN5は5つの対象レースすべてが人気サイドの馬だった)。
これらのことを考慮すると、WIN5では、本命サイドを狙うのではなく、穴を買ったほうが馬券の期待値が高まる。つまり、WIN5では、穴馬を買って2億円を狙うのが正しい買い方となる。
ただし、2億円を狙うと殆ど当たらないことになるので、的中する前に資金が底をつく可能性が高く、無限に資金がある人にだけオススメするWIN5の投票方法となる。
それでは、無限に資金のない人はどうすればいいか?それは、宝くじを買う感覚でなければ買っちゃいけない馬券ということ。
なお、宝くじの控除率が53%、totoBIGの控除率が55%なのに対し、WIN5の控除率は、25%と圧倒的に低いので、一攫千金を狙うギャンブルという意味では、WIN5は圧倒的におすすめでもある。
また、単勝の控除率は20%だから、WIN5を買うより、単勝を買って5回連続で転がした方がいいのでは?という声を頂いた。これは大きな誤りである。
第1回の結果で実践してみよう。WIN5対象レースの単勝は、京都10Rが3.5倍、東京10Rが6.1倍、新潟11Rが5.5倍、京都11Rが5.1倍、東京11Rが10.8倍であり、すべてを転がすと、64万6776円(これは単純にかけ合わせた値で、実際には100円未満の馬券は買えないので実際に転がすと少し違う金額です)になる。
WIN5の配当の81万280円と比べるとかなり低い。なぜだか分かりますか?この理由は簡単です。WIN5では確かに25%が控除される。しかしながら、単勝の転がしでは馬券を買うたびに20%ずつ控除されてしまうのだ。
つまり、単勝を自分で5レース転がすと、67%程度も控除されてしまうことになり、WIN5の25%と大きく異なるので、馬券の期待値は大きく低下してしまう。
なので、一攫千金を狙うときには、自分で単勝を転がすのではなく、WIN5を買うべきである。今回の記事のまとめとしては、 WIN5は、真面目に考えて的中させようと購入する馬券ではないが、宝くじ感覚で一攫千金を狙って買うのであれば魅力のある馬券である。
また、期待値を高めたいのであれば、本命サイドを買うのではなく、穴馬を買って2億円を狙うべきである。更に、的中者なしでキャリーオーバーが発生した時は更に期待値が上がるので、この時だけWIN5を購入するのがいいかもしれない。
以上である。
なお、WIN5の買い方以上にこの記事で皆さんに伝えたい事がある。私の競馬に対する基本思想は、他人と違う馬券を買わないと競馬では儲からないということ。
つまり、多くの競馬ファンが買っている本命サイドの馬券は、買うべきではない。馬券で儲けたいのであれば、私がいつもお勧めしているように、実力のある穴馬の馬券のみを購入すべきである。
また、穴馬は、ワイドや複勝などの簡単な馬券でもそれなりに配当がつくからという理由で、多くの競馬ファンは、穴馬を簡単な馬券で買ってしまい、難しい馬券を買わない傾向が強い。
そのため、穴馬絡みのワイドは、思ったよりも配当が低く、一方で穴馬絡みの馬単、3連単などは思ったよりも配当が高くなる。
これらのことから、私がオススメする穴馬の馬券を買う場合には、複勝やワイドなどの簡単な馬券を購入するのではなく、単勝、馬連、馬単、3連単などの難しい馬券を購入して、馬券の期待値を高めて頂きたいと切に願います。












