第69回オークス
第69回オークスは、2歳女王トールポピー(池添)の勝利で幕を閉じた。
トールポピーは、好スタートを切ると、先行集団の直後のインからレースを進めた。
そして、トールポピーは、直線に向くと一旦外に持ち出されたが、池添騎手の右ムチに応えるように内に切れ込みながら追い込み、第69回オークスを制した。
トールポピーの第69回オークスの勝利は、レジネッタ(小牧太)、オディール(安藤勝)、ソーマジック(後藤)及びマイネレーツェル(武豊)の4頭の進路を妨害してのものであり、後味の悪いものとなった。
しかしながら、外から迫るエフティマイア(蛯名)の追撃を凌ぎきったトールポピーの勝負根性はさすがと言える。
よって、今後の牝馬クラシック戦線においても、トールポピーには大いに注目すべきである。
ただし、桜花賞で1番人気を裏切って8着に敗れてしまったように、今年の牝馬クラシック戦線は大混戦模様であり、トールポピーが抜けた存在でないことを頭に入れて予想すべきと競馬理論では判断している。
一方、第69回オークスの2着には、13番人気と人気薄のエフティマイアが入った。
エフティマイアは、トールポピーの外からレースを進め、抜群の手応えで直線に向いた。
そして、エフティマイアは、蛯名騎手に追い出されると一旦は先頭に立ったが、内からトールポピーに差されてしまい、桜花賞に続いて2着に敗れてしまった。
エフティマイアの第69回オークスの2着は、早め先頭と自ら勝ちに行く横綱競馬でのものであって、内容的にはトールポピーと互角以上である。
つまり、エフティマイアは、第69回オークスの2着で、前走の桜花賞2着がフロックでないことを示した。
よって、桜花賞、オークスと2戦連続で安定した走りを披露したエフティマイアが今後の牝馬クラシック戦線においても好走する可能性は高いと競馬理論では判断している。
桜花賞馬レジネッタ(小牧太)は、第69回オークスで3着に敗れてしまった。
レジネッタは、中段の馬群の中からレースを進め、直線で馬群を割るように伸びてきたが、トールポピーに外から押し込まれたことが影響して、3着が精一杯であった。
レジネッタの第69回オークスの3着は、トールポピーに外から寄られる不利を受けてのものであって、悲観すべき内容ではない。
ただし、この不利は致命的といえるほどのものではなく、レジネッタは、不利がなかったとしても上位2頭を逆転するまでは行かなかった可能性が高い。
これは、レジネッタが前半に折り合いを欠いてしまった事が影響したものであろう。
つまり、レジネッタには2400mの距離が長過ぎたので、距離が短くなればレジネッタが上位2頭を逆転する可能性は高いと競馬理論では判断している。
第69回オークスで競馬理論が穴馬で推奨したオディール(安藤)は、5着であった。
オディールは、直線でトールポピーに寄られて安藤騎手が立ち上がる大きな不利をうけたものの、再度伸び脚を発揮して5着に追い込んだ。
競馬にタラレバは禁物だが、直線での不利がなければオディールがかなり際どい勝負をしていたであろう。
よって、今後の牝馬クラシック戦線においてもオディールから目を離すべきではないと競馬理論では判断している。
第69回オークスで2番人気のレッドアゲートは6着、1番人気のリトルアマポーラ(武幸四郎)は7着に敗れてしまった。
レッドアゲート及びリトルアマポーラは、人気を背負っていることもあって、不利を受けないように外目を追走したが、直線では思ったほど伸びずに敗れてしまった。
レッドアゲート及びリトルアマポーラの敗戦は、雨の影響で外が伸び辛い馬場で外を回る横綱競馬によるものであって、僅かな着差を考えても悲観すべき内容ではない。
しかしながら、レッドアゲート及びリトルアマポーラ共に、横綱競馬をしてもG1を勝てるほど抜けた能力を秘めているわけでないことも確かである。
よって、今後の牝馬クラシック戦線においては、レッドアゲート及びリトルアマポーラは展開次第で巻き返すことも可能と競馬理論では判断している。
以上のように、第69回オークスは、2歳女王トールポピーの復活劇で幕を閉じた。
しかしながら、今年の牝馬クラシック戦線でトールポピーが混戦から抜け出したと言えるほどのレース内容でもないので、牝馬クラシック戦線は今後も難解なレースが続くであろう。
よって、展開や馬場状態、距離など微妙なファクターでレース結果が大きく変わる可能性が高いことを競馬理論のファンの方は頭に入れておいて欲しい。




