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2008年05月30日

第69回オークス

第69回オークスは、2歳女王トールポピー(池添)の勝利で幕を閉じた。


トールポピーは、好スタートを切ると、先行集団の直後のインからレースを進めた。


そして、トールポピーは、直線に向くと一旦外に持ち出されたが、池添騎手の右ムチに応えるように内に切れ込みながら追い込み、第69回オークスを制した。


トールポピーの第69回オークスの勝利は、レジネッタ(小牧太)、オディール(安藤勝)、ソーマジック(後藤)及びマイネレーツェル(武豊)の4頭の進路を妨害してのものであり、後味の悪いものとなった。


しかしながら、外から迫るエフティマイア(蛯名)の追撃を凌ぎきったトールポピーの勝負根性はさすがと言える。


よって、今後の牝馬クラシック戦線においても、トールポピーには大いに注目すべきである。


ただし、桜花賞で1番人気を裏切って8着に敗れてしまったように、今年の牝馬クラシック戦線は大混戦模様であり、トールポピーが抜けた存在でないことを頭に入れて予想すべきと競馬理論では判断している。


一方、第69回オークスの2着には、13番人気と人気薄のエフティマイアが入った。


エフティマイアは、トールポピーの外からレースを進め、抜群の手応えで直線に向いた。


そして、エフティマイアは、蛯名騎手に追い出されると一旦は先頭に立ったが、内からトールポピーに差されてしまい、桜花賞に続いて2着に敗れてしまった。


エフティマイアの第69回オークスの2着は、早め先頭と自ら勝ちに行く横綱競馬でのものであって、内容的にはトールポピーと互角以上である。


つまり、エフティマイアは、第69回オークスの2着で、前走の桜花賞2着がフロックでないことを示した。


よって、桜花賞、オークスと2戦連続で安定した走りを披露したエフティマイアが今後の牝馬クラシック戦線においても好走する可能性は高いと競馬理論では判断している。


桜花賞馬レジネッタ(小牧太)は、第69回オークスで3着に敗れてしまった。


レジネッタは、中段の馬群の中からレースを進め、直線で馬群を割るように伸びてきたが、トールポピーに外から押し込まれたことが影響して、3着が精一杯であった。


レジネッタの第69回オークスの3着は、トールポピーに外から寄られる不利を受けてのものであって、悲観すべき内容ではない。


ただし、この不利は致命的といえるほどのものではなく、レジネッタは、不利がなかったとしても上位2頭を逆転するまでは行かなかった可能性が高い。


これは、レジネッタが前半に折り合いを欠いてしまった事が影響したものであろう。


つまり、レジネッタには2400mの距離が長過ぎたので、距離が短くなればレジネッタが上位2頭を逆転する可能性は高いと競馬理論では判断している。


第69回オークスで競馬理論が穴馬で推奨したオディール(安藤)は、5着であった。


オディールは、直線でトールポピーに寄られて安藤騎手が立ち上がる大きな不利をうけたものの、再度伸び脚を発揮して5着に追い込んだ。
競馬にタラレバは禁物だが、直線での不利がなければオディールがかなり際どい勝負をしていたであろう。


よって、今後の牝馬クラシック戦線においてもオディールから目を離すべきではないと競馬理論では判断している。


第69回オークスで2番人気のレッドアゲートは6着、1番人気のリトルアマポーラ(武幸四郎)は7着に敗れてしまった。


レッドアゲート及びリトルアマポーラは、人気を背負っていることもあって、不利を受けないように外目を追走したが、直線では思ったほど伸びずに敗れてしまった。


レッドアゲート及びリトルアマポーラの敗戦は、雨の影響で外が伸び辛い馬場で外を回る横綱競馬によるものであって、僅かな着差を考えても悲観すべき内容ではない。


しかしながら、レッドアゲート及びリトルアマポーラ共に、横綱競馬をしてもG1を勝てるほど抜けた能力を秘めているわけでないことも確かである。


よって、今後の牝馬クラシック戦線においては、レッドアゲート及びリトルアマポーラは展開次第で巻き返すことも可能と競馬理論では判断している。


以上のように、第69回オークスは、2歳女王トールポピーの復活劇で幕を閉じた。


しかしながら、今年の牝馬クラシック戦線でトールポピーが混戦から抜け出したと言えるほどのレース内容でもないので、牝馬クラシック戦線は今後も難解なレースが続くであろう。


よって、展開や馬場状態、距離など微妙なファクターでレース結果が大きく変わる可能性が高いことを競馬理論のファンの方は頭に入れておいて欲しい。

2006年05月21日

第67回オークス

第67回オークスは、戦前から混戦が予想されていた。その中で、カワカミプリンセス(本田)が、4連勝でオークス馬となった。今年のオークスには、ヤマニンファビュル(石橋)の大逃げがレースに大きな影響を及ぼしている。


近年では、殆どの馬が初の2400mということもあり、オークスは、超スローペースになることが多かった。しかし、今年のオークスは、1000m通過が58.1秒というハイペースでレースが進んだ。


その結果、人気となっていたアドマイヤキッス(武豊)及びキストゥヘヴンのような切れ味勝負の馬が敗れてしまい、逆に、カワカミプリンセスのような底力勝負の馬が好走した。


それでは、第67回オークスを振り返る。第67回オークス馬となったのは、カワカミプリンセスである。カワカミプリンセスは、先行集団の直後の6〜7番手の外を進み、直線では早めに抜け出してそのまま押し切って、1着でゴールした。


カワカミプリンセスは、他馬との力の違いを見せつけ、非常に強い内容で勝利を収めた。カワカミプリンセスは、3歳牝馬同士なら敵がいないと競馬理論では判断している。


但し、敗れるとしたら、本田騎手がミスをしたときであろう。本田騎手は、先行集団の外を追走させただけで、今のイン有利の東京競馬場の馬場を考えると、上手に騎乗したとは思えない。


今回のオークスの勝利で、本田騎手は、今後もカワカミプリンセスに横綱競馬をさせるはずである。


これがカワカミプリンセスの死角となりうると競馬理論では判断している。2着には、フサイチパンドラ(福永祐一)が差してきた。


フサイチパンドラは、カワカミプリンセスの直後を進み、直線ではカワカミプリンセスの外に出して追い込んだが、カワカミプリンセスとの差は詰まらなかった。フサイチパンドラは、デビュー2戦目で阪神ジュヴェナイルフィリーズを3着しており、能力の高さは誰もが認めるとこであり、今回の好走にも驚きはない。


よって、フサイチパンドラは、今後の重賞戦線でも好勝負できるはずである。しかし、フサイチパンドラは、気難しいので、いつ好走するかを判断することが非常に難しい。


競馬理論としては、フサイチパンドラの気難しさを考えると、連軸には推し辛いが、人気とのバランスを考えて、フサイチパンドラの取捨を選択しようと考えている。


3着には、2番手を進んだアサヒライジング(柴田善)が粘り込んだ。

アサヒライジングは、逃げたヤマニンファヴィルから離れた2番手を追走し、直線ではあわやの競馬を見せた。レース内容を冷静に振り返ると、ヤマニンファヴィルが離して逃げたことによって、アサヒライジングは、マイペース(1000m60秒程度)で逃げていたのと同じ状態であった。


つまり、アサヒライジングのオークスの好走は、有利な展開に助けられたものとみることもできる。


しかし、アサヒライジングは、牝馬の一線級を相手に2400mの距離を逃げ粘っており、展開に恵まれたとはいえ立派である。競馬理論は、単騎で逃げられるという条件付きながら、今後の牝馬の重賞戦線でもアサヒライジングを重視すべきと判断している。


4着は、一番人気のアドマイヤキッスである。アドマイヤキッスは、中段の外を進んで、直線では2着のフサイチパンドラに並びかけたが、その後逆に突き放されて4着に敗れた。


アドマイヤキッスのオークスは、完敗といった内容であった。しかし、アドマイヤキッスは、血統的にもこれから生長する可能性が高いので、秋には上位を脅かす存在になると競馬理論では判断している。5着は、ニシノフジムスメ(藤田信二)が追い込んだ。


ニシノフジムスメは、スタートの出遅れがすべてといっていい。但し、出遅れて5着に追い込んだ内容は特筆すべきものなので、ニシノフジムスメの次走以降は非常に楽しみである。

第67回オークスでは、カワカミプリンセスが無敗で勝利を収めた。


カワカミプリンセスは、今後無事であれば、歴代の牝馬の名馬に肩を並べる可能性まであり得ると競馬理論では判断している。


今後のカワカミプリンセスのレースには、競馬理論のファンの皆様も注目して欲しい。

2005年05月21日

第66回優駿牝馬

オークスは、人気馬3頭で決着したが、シーザリオ(福永祐一)の強さだけが目立った一頭であった。 シーザリオは、スタート後に両隣の馬から寄られて、2コーナでは後方3番手となってしまった。 そして、オークスは、戦前の予想通り、超スローペースとなってしまった。 シーザリオは、4コーナまで、多馬に囲まれて、動くに動けず、 直線でようやく前が開いて追い出した。 シーザリオは、この時点で先頭までかなりの差があり、ペースを考えると 届かないと思われた。 しかし、シーザリオは、レースの上がりが34秒台の中、差し切った。 シーザリオは、エアメサイア(武豊)と僅かクビ差であったが、 能力は、かなりの差があるとレース内容であった。

シーザリオは、福永祐一騎手のミスをも克服しての勝利であった。 シーザリオは、牝馬同士であれば、今後も楽勝すると競馬理論では判断している。 また、前走で互角以上の競馬をしたラインクラフトが、NHKマイルで 牡馬の一線級を負かしたことを考えると、 シーザリオは、牡馬との重賞でも、通用すると競馬理論では判断している。

いずれにしろ、シーザリオは、今後の飛躍が楽しみな素材である。 2着は、エアメサイア(武豊)であった。 エアメサイアは、武豊の見事な騎乗で2着を確保した。 エアメサイアは、好位置のインで待機し、直線も絶好の仕掛けで抜け出した。 エアメサイアは、完全に勝ちパターンの競馬であったが、シーザリオに 差しきられてしまった。

エアメサイアは、着差的にはクビ差であった。 しかし、武豊騎手は、絶望的な能力の差を感じたのではないだろうか? エアメサイアは、牝馬限定の重賞では、上位争いをするであろうが、 この世代のトップ二頭のシーザリオ及びラインクラフトを逆転することは かなり困難であると競馬理論では判断している。 3着は、ディアデラノビア(デザーモ)であった。

ディアデラノビアは、レース前にかなり入れ込んでおり、まともなレースができるかが心配であった。 しかし、ディアデラノビアは、デザーモ騎手が上手く折り合いをつけたので、 いい脚で追い込んで3着となった。 ディアデラノビアは、3着であったが、エアメサイアを交すことができなかったが、 内容的にはエアメサイアを上回っていた。

ディアデラノビアは、現時点では、シーザリオと能力差があることは否めない。 しかし、ディアデラノビアは、今後の成長次第では、シーザリオ及びラインクラフトに迫る可能性がある と競馬理論では判断している。 NHKマイルで、ラインクラフト及びデアリングハートがワンツーフィニッシュしたことから、 今年の3歳牝馬のレベルの高さが証明されている。

その3歳牝馬の中でも、シーザリオは、トップの能力を持っていることをオークスで見せ付けた。 今後も、シーザリオのレースっぷりからは目が離せない。 オークスは、桜花賞の競馬理論及びサンスポ賞フローラステークスの競馬理論で述べた通りの 結果となった。

競馬は、過去のレースの分析が大切であることが、分かっていただけたと思う。

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