第12回平安ステークス
平安ステークスは、断然人気のジンクライシスが3着に敗れる波乱となった。
これは、ジンクライシスの、能力が問題なのではなく、極端にインが有利な京都のダート状態によるものであるといえる。勝ったヒシアトラス(福永祐一)は、4コーナで8〜10番手のインで開くのを 待っていた。そして、ヒシアトラスは、直線でインが開くと、凄い脚で抜け出して、3馬身差 の楽勝だった。
今回のレースは、ヒシアトラス自身の充実っぷりもあるが、無駄な距離を 走らせなかった福永祐一の好騎乗と、内枠に助けられた。
ヒシアトラスは、次走がフェブラリーステークスになると思われるが、ジンクライシスより能力が上とこのレースで決めるのは早計である。 2着はブラックコンドル(赤木)であった。 ブラックコンドルは、赤木が好スタートを決めて、クーカイ(吉田稔)及びローエングリーン(安藤克己)の直後の3番手のインを確保した。ブラックコンドルのこの位置は、今のイン有利の京都で最高の位置取りである。 そして、ブラックコンドルは、4コーナで前が開くと、いい伸び脚をみせて、 ジンクライシスを抑えて、2着になった。ブラックコンドルは、ダートで3着以下を外したことがない能力を持っており、 この好走は想像できた。 しかし、ブラックコンドルの平安ステークスは展開に恵まれての成績であり、 この実績で次走以降人気になるようであれば、過信は禁物である。
ジンクライシスは3着に敗れた。 ジンクライシスは、スタートが悪く、位置が後方になった。 また、ジンクライシスは、外枠ということもあり、終始外を回らされて、 今の京都のダートの影響を最も受けてしまった。ジンクライシスは、このような影響を受けながら、3着を確保したことで 能力の高さを示した。 つまり、ジンクライシスは、今回の敗戦があろうとも、次走のフェブラリー ステークスで、主力となることは疑いがない。
この平安ステークスは、京都の馬場が影響しての結果であったといえる。 毎年、平安ステークスは、このような結果になることが多いことを頭に入れて おきたい。 例えば、2年連続でのスマートボーイの逃げ切りや、2年連続でのクーリンガーの 2着からも証明されている。あり、自己条件なら確勝級である。




