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2007年11月16日

第32回エリザベス女王杯

第32回エリザベス女王杯では、ダービー馬ウオッカの取り消しによって、ウオッカとダイワスカーレットの4度目の対決が幻となってしまった。


その結果、第32回エリザベス女王杯は、ダイワスカーレットの楽勝で幕を閉じた。


ダイワスカーレットは、好スタートを切って楽にハナを切ると、1000m通過60秒6のスローペースを競りかけられることなく逃げを打てた。


こうなれば、ダイワスカーレットが負けるわけもなく、フサイチパンドラ(ルメール)に3/4馬身をつけて、勝利を収めた。


ダイワスカーレットは、第32回エリザベス女王杯において、初の古馬相手にもかかわらず余裕のある内容で勝利を収めており、価値は高い。


しかしながら、桜花賞、ローズステークス及び秋華賞に続く、スローペースでの勝利であり、展開に恵まれての勝利と見ることもできる。


よって、ダイワスカーレットが牡馬相手でも通用するかどうかは評価が非常に難しい。


競馬理論は、展開に恵まれての勝利を繰り返すことによって人気となるダイワスカーレットを、馬券の期待値を高めるという観点から、有馬記念では押さえ程度の評価にとどめる予定である。


ただし、先行馬が極端に少ないようであれば、再度展開に恵まれる可能性が高くなるので、ダイワスカーレットを有馬記念でも重視して予想すべきと競馬理論では判断している。


なお、第32回エリザベス女王杯では、ダイワスカーレットの強さも目に付いたが、それよりもアサヒライジングに騎乗した柴田善騎手及びフサイチパンドラに騎乗したルメール騎手の騎乗には正直ガッカリした。


柴田善騎手及びルメール騎手は、断然人気のダイワスカーレットを楽に逃がして、勝ち目があると思ったのだろうか?


柴田善騎手及びルメール騎手は、もう少し勝ちにこだわった騎乗をして欲しいものである。


第32回エリザベス女王杯の2着は、去年のエリザベス女王杯の覇者のフサイチパンドラであった。


フサイチパンドラは、3~4番手の外を追走し、4コーナーで一旦ダイワスカーレットに並びかけたが、内からダイワスカーレットに突き放されてしまい2着に敗れてしまった。


逃げ馬有利の展開にもかかわらず2着を確保したフサイチパンドラは、去年のエリザベス女王杯の覇者の意地を見せた。


よって、今後も牝馬限定の重賞であれば、フサイチパンドラを常に重視して予想すべきと競馬理論では判断している。


第32回エリザベス女王杯の3着には、一昨年のエリザベス女王杯の覇者のスイープトウショウ(池添)がインから追い込んだ。


スイープトウショウは、内の5~6番手からレースを進め、直線でも最内に潜り込んで追い込んだが、馬場の荒れたインを通らされたこともあって、往年の切れ味を発揮できずに、3着に敗れてしまった。


スイープトウショウは、この第32回エリザベス女王杯で引退するようだが、牡馬の一線級相手に勝利を収めた宝塚記念馬の意地を見せつけた。


競馬理論は、スイープトウショウの子供が、スイープトウショウ以上に活躍することを期待したい。


以上のように、第32回エリザベス女王杯は、ウオッカの取り消しによって、ダイワスカーレットの独壇場となってしまった。


ダイワスカーレットは、今後、牡馬の一線級と対戦することになるが、これまでパーフェクト連対と底を見せてないことを考えると牡馬の一線級相手でも非常に楽しみである。


しかしながら、ダイワスカーレットがすべてのレースでスローペースの展開に恵まれて勝利を収めていることを忘れてはならない。


よって、牡馬相手で過剰に人気になるようであれば、ダイワスカーレットを押さえ程度の評価にとどめるべきと競馬理論では判断している。

2006年11月12日

第31回エリザベス女王杯

第31回エリザベス女王杯は、無敗の2冠女王カワカミプリンセス(本田)の降着という後味の悪いレースとなった。その第31回エリザベス女王杯を制したのは、フサイチパンドラ(福永祐一)であった。


実は、競馬理論は、フサイチパンドラを軽視して予想していた。なぜなら、フサイチパンドラは、過去のレースにおいて外枠を引いた時には前に壁を作れないので、折り合いを欠くレースを繰り返し惨敗していたからである。


例えば、フサイチパンドラの桜花賞のレース内容が、外枠を引いたレースの典型である。つまり、フサイチパンドラが、8枠15番を引いたことによって、折り合いを欠いてしまう可能性が高いと競馬理論では判断していたのだ。


しかしレースでは、フサイチパンドラは、折り合いを欠くことなく中段の外を進んだ。そして、フサイチパンドラは、4コーナで手応えが悪くなったカワカミプリンセスを尻目に、抜群の手応えで直線に向いた。


フサイチパンドラは、内から抜け出したカワカミプリンセスには先着されたものの、外から追い込んだ古馬女王スイープトウショウの差しを凌ぎきって、2位入線を果たした。


その後の結果については競馬理論のファンの方がご存知のように、フサイチパンドラは、カワカミプリンセスの失格による繰り上げで、エリザベス女王杯馬となった。フサイチパンドラは、カワカミプリンセスに先着を許したが、この2頭の差は、大外を回ったフサイチパンドラと馬場の真ん中を突いたカワカミプリンセスとのコース取りの差と判断することも出来る。


つまり、フサイチパンドラのレース内容は、カワカミプリンセスに匹敵すると判断して問題ない。更に、フサイチパンドラは、G1で3勝の実績馬スイープトウショウを、同じようなコース取りで破ったことも高く評価できる。


よって、フサイチパンドラは、来年以降の牝馬のG1でも間違いなく上位争いできる能力を秘めている。更に、ハーツクライを破って宝塚記念を勝ったスイープトウショウとの比較を考えると、フサイチパンドラが、牡馬とのG1でも通用してもおかしくないと競馬理論では判断している。


但し、フサイチパンドラの折り合い難が解決したとは競馬理論では考えていない。エリザベス女王杯ではシェルズレイ(ルメール)が1000m通過57.4秒という超ハイペースで逃げたことによって、フサイチパンドラは折り合いをつけることができた。


つまり、通常のペースで前に壁を作らなければ、フサイチパンドラは折り合いを欠く可能性が高い。よって、今後も外枠を引いて人気になるようであれば、フサイチパンドラを軽視して予想すべきと競馬理論では判断している。


2着には、スイープトウショウ(池添謙一)が追い込んだ。スイープトウショウは、カワカミプリンセスをマークしながらレースを進め、直線では大外から追い込んだものの、フサイチパンドラを交わすことができず、3番手で入線し2着となった。


スイープトウショウは、3歳馬と2キロの斥量差を考えるとよく走っているが、レース内容を考えると去年より衰えたという印象は否めない。


よって、スイープトウショウは、牝馬限定戦なら今後も能力上位であるが、牡馬の一線級が出走するG1レースで以前のように好走する可能性は低いと競馬理論では判断している。


3着は、ディアデラアノビア(岩田)であった。これまでのレースでスローペースの展開にもかかわらず安定して追い込んでいたディアデラノビアを競馬理論では高く評価していた。エリザベス女王杯では、ディアデラノビアは、離れた中段からレースを進め、直線では馬場の真ん中を追い込んで3着となった。


つまり、ディアデラノビアは、超ハイペースで久々に展開が嵌ったにも関わらず、5戦連続の3着であった。ディアデラノビアのレースを振り返ると、これまでと同様に内容的に悪くないが、今回は相手が悪かったといえる。


よって、ディアデラノビアは、今後も牝馬同士の重賞なら上位争いをするであろう。但し、ディアデラノビアは、ディープインパクトなどが出走する次走のジャパンカップでは能力的に厳しいと言わざるを得ないと競馬理論では判断している。4着は、アサヒライジング(柴田善)が先行して粘り込んだ。


アサヒライジングは、今回も秋華賞と同様に、逃げ馬から離れた3番手を追走し、単騎で逃げているのと同じ状態でレースを進めた。そして、アサヒライジングは、早めに先頭に立ったが、ゴール前で一気に差されて4着となった。


アサヒライジングは、馬群から離れた3番手を単騎逃げと同じ状態でレースを進めたので、アサヒライジングの好走は、展開に恵まれてのものと判断することもできる。しかし、アサヒライジングが、超ハイペースで早めに先頭に立つ横綱競馬で勝ちに行ったことは評価すべきである。


つまり、これらのことを総合評価すると、アサヒライジングは、今後の重賞でも常に注意が必要な存在であると競馬理論では判断している。特に、先行できる器用な脚質のアサヒライジングは、展開しだいで牝馬同士のG1を制覇するチャンスがあると競馬理論では判断している。


人気のカワカミプリンセスは、1位で入線したものの、12着に降着となった。カワカミプリンセスは、中段の外を進んだが、4コーナではかなり手応えが悪く、内を突かざるを得ない状況となってしまった。その後、カワカミプリンセスは、苦しがって内に切れ込んだものの、そこから底力を発揮して先頭でゴールした。


カワカミプリンセスは、結果として失格になったものの、これだけ苦しい状況でも先頭でゴールしたことから、牝馬同士なら能力が断然であることを示した。


但し、カワカミプリンセスは、4コーナでこれまで以上のズブさを見せており、能力の底を初めて見せた。よって、今回のエリザベス女王杯のレースを見る限り、カワカミプリンセスが牡馬の一線級との対戦(牡馬との混合のG1戦)では通用しない可能性が高いと競馬理論では考えている。


第31回エリザベス女王杯は、無敗の2冠馬カワカミプリンセスが降着によって敗れるという後味の悪いレースとなった。


カワカミプリンセスは、この敗戦を糧に、次走以降でも強さを見せてくれることを競馬理論では期待している。


但し、牡馬とのレースで人気になるようであれば、競馬理論は、馬券の期待値を高めるために、カワカミプリンセスを軽視して予想しようと考えている。

2005年11月13日

第30回エリザベス女王杯

競馬理論は、エリザベス女王杯を大本線で的中した。
馬単2420円を本命対抗、3連単17500円を2点目で的中した。
沢山のお礼のお電話及びメールありがとうございます。

まず、競馬理論のエリザベス女王杯の予想を公開する。
競馬理論は、スイープトウショウ(池添謙一)を本命とした。
スイープトウショウは、人気では3歳馬のエアメサイア(武豊)と分け合っていた。
しかし、能力的には、スイープトウショウが断然と競馬理論は判断していた。
スイープトウショウは、古馬の一線級と互角の戦いをしてきた。
例えば、スイープトウショウは、宝塚記念を自ら勝ちに行って制している。
また、スイープトウショウは、敗れた天皇賞でもゼンノロブロイに続く内容であった。
つまり、スイープトウショウは、超一流の牡馬とでも能力的に差がなく、 牝馬同士のエリザベス女王杯では負けるわけがないと競馬理論は判断していた。

一方、競馬理論は、エアメサイアを3番手評価に留めた。
今年の3歳馬は、レベルが高いと評判であったので、この人気もうなずける。
しかし、レベルが高いのは、条件戦での話であって、重賞級での3歳馬のレベルは、まだ未知数である。
但し、一レースだけ参考になるレースがあった。
それは、クイーンステークスである。
クイーンステークスでは、3歳牝馬のデアリングハートが古馬の牝馬相手に惨敗している。
これを考慮すると、人気のエアメサイアは馬券的に軽視するのが正しいと競馬理論は判断していた。

そこで、競馬理論は、オースミハルカ(川島)を対抗とした。
オースミハルカは、去年の2着馬であり、マイペースで逃げると非常にシブトイ。
更に、人気馬二頭が、差し馬なので、マークが手薄になるオースミハルカに展開利が生まれると競馬理論は予想していた。

また、競馬理論は、アドマイヤグルーヴ(上村)を重視した。
アドマイヤグルーヴは、牡馬とのレースでは能力不足だが、牝馬限定戦のG1なら互角以上の能力を秘めており、3連覇も狙える存在と競馬理論は判断していた。

このように、競馬理論は、エリザベス女王杯をほぼ完璧な予想で的中できた。

それでは、レースを振り返ってみたい。

今年のエリザベス女王杯は、オースミハルカの大逃げで始まった。
オースミハルカは、道中後方を大きく離して逃げていたが、1000m通過60秒ジャストの平均ペースの逃げであった。
その中、スイープトウショウは、後方のインで脚をためていた。
また、アドマイヤグルーブは、スイープトウショウの一頭分前のインを追走していた。
つまり、スイープトウショウ及びアドマイヤグルーヴは、能力を発揮できる位置取りであった。
対して、エアメサイアは、1コーナで不利があった影響で、後方3番手からの競馬となってしまった。

4コーナを迎えても、オースミハルカは大きなリードを保っていた。
多くのファンは、オースミハルカの逃げ切りを想像したと思われる。
しかし、スイープトウショウは、直線で外に出すと、抜群の伸び脚を見せて、オースミハルカをゴール前で半馬身差し切った。
上位二頭から離されたところで、アドマイヤグルーヴ、ヤマニンシュクル(四位弘文)及びエアメサイアが3着争いを繰り広げた。

スイープトウショウは、着差以上の勝ちっぷりであり、牝馬同士なら能力が違うことを実証した。
スイープトウショウは、今後も牝馬限定戦なら勿論負けられないが、牡馬とのG1でも展開次第で好走する可能性が高いと競馬理論は判断している。
今後のスイープトウショウのレースに競馬理論は期待している。

オースミハルカは、自分の競馬に徹しての2着であり、内容は悪くなかった。
オースミハルカは、今回相手が悪かっただけである。
オースミハルカは、牝馬同士の重賞なら今後も上位争いする可能性が高いと競馬理論は判断している。
但し、オースミハルカは、逃げ馬の宿命というか、人気になるとマークがきつくなる。
そのため、オースミハルカは、人気ならば抑え程度の評価にし、人気が落ちたら狙うというのが正しい評価と競馬理論は判断している。

3着は、アドマイヤグルーヴであった。
アドマイヤグルーヴは、牝馬同士のG1ならこの程度走って当然である。
但し、アドマイヤグルーブは、去年完勝したオースミハルカに遅れをとったことから、能力の衰えは否めない。
アドマイヤグルーヴは、残り一回で引退するそうなので、最後のレースは頑張って欲しい。

4着は、ヤマニンシュクルであった。
ヤマニンシュクルは、去年の秋華賞でスイープトウショウと互角の競馬をしており、能力的にはこの程度走ってもおかしくないが、一年振りのレースでこれだけ走れば大健闘といえる。
ヤマニンシュクルは、次走以降も好走する可能性が高いと競馬理論は判断している。

エアメサイアは、5着に敗れた。
しかし、エアメサイアのレース内容は、1コーナの不利を考慮すると、悲観すべきものでない。
よって、エアメサイアは、次走が古馬とのレースの試金石となる。
但し、エアメサイアは、今後も人気が予想されるので、馬券的には押さえ程度の評価にすべきと競馬理論は判断している。

以上のように、エリザベス女王杯では、スイープトウショウの今後の期待が更に高まった。

2004年11月14日

第29回エリザベス女王杯

エリザベス女王杯は、アドマイヤグルーヴの快勝だった。この結果について分析する。このレースは、かなりのスローペースだったことが、勝ったアドマイヤグルーヴ、2着のオースミハルカに味方した。去年のレース45.7秒 (800m)−1.34.5秒(1600m)−2.13.6秒(2200m) 今年のレース48.7秒(800m)−1.38.2秒(1600m)−2.11.8秒(2200m) 去年と今年の京都の馬場状態は、前後のレースの時計を比較すると、大きな差は無い。

よって、途中のラップが3秒以上も違うように、去年とはまったく違うレースだったと分析できる。今年のペースでは、後方から33秒台前半の上がりの脚を使ったエルノヴァ、エリモピクシー及びスイープトウショウは脚を余した感が強い。ただし、これらの馬は、展開次第という追い込み馬の宿命である。特に、1番人気がスイープトウショウである今回は、騎手が人気馬をマークするという心理状況を考えればスローペースになるのは当然の結果である。

スイープトウショウのような追い込み馬は、力は認めても、人気になったら取りこぼす可能性が高いことも考慮する必要がある。勝ったアドマイヤグルーブは、牡馬の一流馬と対戦した天皇賞3着のレースから勝って当然ともいえる。但し、天皇賞は、外がまったく伸びない馬場をインから差した展開の利に助けられたが・・・。予想をする上では、アドマイヤグルーブとスイープトウショウのどちらを上位と考えるかがポイントであった。世代のレベルを考えると3歳のスイープトウショウが上位である。天皇賞を考えても、アドマイヤグルーブはダンスインザムードに敗れている。そのダンスインザムードをスイープトウショウは秋華賞で負かしている。しかし、能力はスイープトウショウが上と見ても、連の軸には、展開を考慮して自在なアドマイヤグルーブとするべきである。

今後、この2頭の対戦は、展開次第ということを頭に入れておきたい。2着のオースミハルカは、距離が長いと言われたが実は走って当然なのである。先ほど去年のレースのラップを説明した。そのラップを見ると、去年は、折り合いがつかないスマイルトゥモローが大逃げを打った展開を追いかけた。去年のラップは1600mのレースをしているのと同等であり、先行馬が大バテするのは当然である。先行したスマイルトゥモローは、シンガリ負けで、同じ2番を走ったメイショウバトラーが12着であったこと事を考えると、オースミハルカの勝ち馬と0.6秒差は内容が濃いと考えられる。

オースミハルカは、この点から距離はまったく問題がないことが分かる。スローペース濃厚の今回は、オースミハルカは、馬券的に重視する必要がある。以上のように考えれば、このレースは当然的中することができる。次に同じメンバーで競馬をしても、オースミハルカが人気になるので、展開が変わり、スイープトウショウが差し切る可能性が高い。競馬は生き物なので、このようにちょっとした事で結果が変わるといえる。

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