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有馬記念レース回顧録

有馬記念

マツリダゴッホが大波乱を演じる


第52回有馬記念は、馬連22,190円、馬単69,020円、3連単800,880円という大波乱の決着となった。


その大波乱の第52回有馬記念の主役を演じたのは、9番人気のマツリダゴッホ(蛯名)である。

マツリダゴッホは、確かに中山コースでG2を2勝しているように、得意の中山コースならばG1で通用してもおかしくはないが、前走の天皇賞秋で15着と惨敗していることから、一線級相手の第52回有馬記念では得意の中山コースであろうとも掲示板が精一杯と判断して、無印評価としてしまった。

レースでは、マツリダゴッホは、好スタートを切ると、インの3番手を進んだ。


そして、マツリダゴッホは、4コーナーで早めに先頭のチョウサン(横山典)に並びかけると、ダイワスカーレットの追撃を凌ぎ切って先頭でゴールした。


マツリダゴッホの第52回有馬記念の勝利は、やや重の馬場状態と先行馬有利の流れをインの3番手から追走するという絶好の展開が味方したものであり、内容的な価値はG1勝ちに値するものではない。

よって、マツリダゴッホが、第52回有馬記念の勝利によって
今後のG1でも人気になるようであれば、押さえ以下の評価にとどめるべきと
競馬理論では判断している。


第52回有馬記念の2着には、3歳牝馬のダイワスカーレット(安藤勝)が粘り込んだ。


ダイワスカーレットは、いつものように好スタートを切ると、チョウサンにハナを譲り、2番手からレースを進めた。


そして、ダイワスカーレットは、4コーナーでマツリダゴッホと共に先頭に並びかけたが、コース取りの差で離されてしまい、直線で脚を伸ばしたが差を詰めることができず、2着に敗れてしまった。


ダイワスカーレットとマツリダゴッホとの差は、微妙なコース取りの差だけであり、内容的には互角である。


よって、次走以降において、ダイワスカーレットが、マツリダゴッホに先着する可能性は低くはない。
ただし、ダイワスカーレットの第52回有馬記念の2着も、マツリダゴッホと同様に、やや重の馬場状態と先行馬有利の流れを2番手から追走するという展開に恵まれたものである。


そのため、現役最強牝馬との称号をダイワスカーレットに与えてしまうのは早計である気がする。
来年以降も、ダイワスカーレットとウオッカとの女王対決に注目していきたい。


第52回有馬記念の3着には、ダイワメジャー(デムーロ)が入った。


ダイワメジャーは、他馬が外を回ってガラリと開いたインを突いて3コーナー辺りから追い上げて、3着を確保した。


ダイワメジャーの第52回有馬記念の3着は、無駄な距離を走らせないデムーロ騎手の好騎乗によるものであるが、不向きな2500mの距離を克服してのものであり、引退が惜しまれる。


ダイワメジャーの成し遂げられなかったグランプリ制覇の夢は、妹のダイワスカーレットに引き継がれる。


1番人気のメイショウサムソン(武豊)は8着、2番人気のポップロック(ペリエ)は5着、3番人気のウオッカ(四位)は11着と、人気馬はいずれも見せ場すら作れずに敗れてしまった。


競馬理論は、小回りの中山コースで行われる有馬記念ではある程度の位置を取れないと競馬にならないと判断していた。


そのため、ポップロック及びウオッカが崩れることはあったとしても、1枠を引いたメイショウサムソンが大崩れするとは思っていなかった。


しかしながら、メイショウサムソンは、武豊騎手がスタート後に気合をつけたにもかかわらず、いつもの行き脚が見られず、後方からの競馬となってしまった。


競馬にタラレバは禁物であるが、メイショウサムソンが、マツリダゴッホの位置を追走できていれば、第52回有馬記念でも勝利を収めていた可能性が高い。


武豊騎手のレース後のコメントにもあったが、競馬理論も、競馬の難しさを改めて実感した。


メイショウサムソン、ポップロック及びウオッカの3頭は、馬場状態、展開や枠順などといずれも第52回有馬記念の敗因がはっきりしており、第52回有馬記念の敗戦だけで評価を下げるべきではない。


よって、競馬理論は、この3頭の次走以降の巻き返しに期待している。


以上のように、第52回有馬記念は、人気馬総崩れの大波乱の決着となった。


第52回有馬記念は来年のG1戦線に直結する結果とはいえないが、これも競馬の一つの結果として受け止めなければならない。


競馬理論は、このようなレースでも的中に近づけるように、来年も更なる分析をしていきたいと考えている。

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