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第43回新潟記念レース回顧録

第43回新潟記念

第43回新潟記念は、2番人気のユメノシルシ(吉田豊)が勝利を収めたものの、2着に10番人気のトウショウヴォイス(小林淳一)が飛び込む波乱の決着となった。


第43回新潟記念は、確たる逃げ馬が不在と言うこともありスローペースが予想された。


しかしながら、ペースが落ち着いたところで、休み明けのトップガンジョー(後藤)が折り合いを欠いてハナに立ってしまった。
その結果、第43回新潟記念は、平均よりやや早めのペースとなった。


第43回新潟記念を制したユメノシルシは、折り合いを欠いたトップガンジョーを先に行かして、3番手からレースを進めた。


ユメノシルシは、抜群の手応えで直線に向いたが、吉田騎手は、新潟の長い直線を意識して、仕掛けをギリギリまで遅らせた。


しかしながら、逃げたトップガンジョーが早めにバテてしまったこともあり、ユメノシルシは、残り300mあたりで早めに先頭に立ってしまったにもかかわらず、トウショウヴォイスの追い込みを凌ぎ切って、第43回新潟記念を勝利した。


ユメノシルシの第43回新潟記念の勝利は、先行して早め先頭という横綱競馬での勝利であり、内容的には着差以上の価値がある。


よって、一戦ごとに力をつけ充実著しいユメノシルシを、今後の重賞レースでも重視して予想すべきと競馬理論では判断している。


但し、第43回新潟記念に出走したメンバーのレベルを考えると、ユメノシルシが、一線級が出走するG1で通用する可能性は低いと言わざるをえないだろう。


第43回新潟記念の2着には、10番人気のトウショウヴォイスが2着に追い込んだ。


レース前の時点では、トウショウヴォイスは、ローカルのレベルの低い準オープンをハンデに恵まれて勝ちあがったばかりだったこともあり、競馬理論は、52キロの軽ハンデといえども、トウショウヴォイスを、格下馬とみなして無印評価としてしまった。


しかしながら、第43回新潟記念において、トウショウヴォイスは、後方集団の外目を進み、直線で大外に持ち出されると、出走馬中ナンバーワンの上がり33秒9の脚を使って2着に追い込んだ。


この第43回新潟記念の好内容からも分かるように、トウショウヴォイスは、5歳の夏にもかかわらず、1戦ごとに着実に力をつけている。


しかしながら、トウショウヴォイスの第43回新潟記念の2着は、52キロの軽ハンデと重賞にしては低レベルなメンバー構成に恵まれたものであることは忘れてはならない。


よって、トウショウヴォイスが、中央場所の重賞で通用する可能性は低いと競馬理論では判断している。


つまり、トウショウヴォイスが今後の重賞レースで通用する可能性があるとすれば、ローカルで行われるハンデ重賞くらいであろう。


第43回新潟記念の3着には、6歳牝馬のヤマニンアラバスタ(田中勝)が差し込んだ。


ヤマニンアラバスタは、中段よりやや後方の外目の位置を進み、直線では2着のトウショウヴォイスと並んで追い込んだが、3着止まりであった。ヤマニンアラバスタは、一昨年の新潟記念を含む重賞2勝馬であり、更に、オークスで3着の実績もある。


つまり、ヤマニンアラバスタは、復調さえすれば、この位走っても何ら不思議のない能力を秘めている。


よって、第43回新潟記念の3着が復調へのきっかけとなれば、ヤマニンアラバスタが、秋の牝馬の重賞戦線で好走する可能性が高いと競馬理論では判断している。


1番人気で競馬理論の本命馬のアドマイヤモナーク(安藤)は、6着に敗れてしまった。


アドマイヤモナークは、後ろから3番目の位置を進み、直線でメンバー中最速タイとなる33秒9の末脚で追い込んだが、上位争いに加わることはできなかった。


第43回新潟記念は、戦前の予想よりもペースが速く、トウショウヴォイスが2着に追い込んでいるように、追い込み馬にとっても不利な流れではなかった。


よって、アドマイヤモナークの敗因は、単なる力不足と判断せざるを得ない。


よって、競馬理論は、次走以降でも人気になるようであれば、アドマイヤモナークに高い評価を与えるべきではないと判断している。


以上のように、第43回新潟記念は、ユメノシルシの完勝で幕を閉じた。


この第43回新潟記念の勝利によって、ユメノシルシは、サマー2000シリーズのポイント争いでトップに立った。


札幌記念の結果次第では、ユメノシルシは、サマー2000シリーズのチャンピオンとなるが、第43回新潟記念の勝利は、サマー2000シリーズのチャンピオンに相応しい内容であった。


競馬理論は、ユメノシルシに、今後の重賞戦線でも注目していきたいと考えている。

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