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第14回函館スプリントステークスレース回顧録

第14回函館スプリントステークス

第14回函館スプリントステークスでは、夏は牝馬を狙えという格言を象徴するかのように、アグネスラズベリ(角田)が5年連続の牝馬による優勝を果たした。


第14回函館スプリントステークスの結果には、インが極端に有利となった函館競馬場の芝コースの状態が大きく影響を与えた。


函館競馬場の芝コースは、先週まで内でも外でも同じように伸びる馬場であったが、函館競馬6日目では、極端にインが有利となっていた。


函館競馬5日目のレースを今となって振り返るとイン有利な傾向が出始めていたが、函館競馬場の芝コースが、先週までと同じAコースを使用していることから大きな変化があるはずがないと判断して第14回函館スプリントステークスの予想をしてしまったことは悔やまれる。


インが急に有利となった理由は分からないが、函館競馬6日目のレース結果を見ると、いかにイン有利であったかが分かる。


9Rの500万下(芝1200)では、2番手を追走したコアレスソニック(岩田)と逃げたメジロソリアノ(藤田)の行ったきりの決着となった。


また、10Rの陸奥湾特別(芝1800m)では、インの3番手を走ったアドマイヤカイト(横山典)と逃げたケンブリッジマイア(四位)の同着決着となった。


更に、12Rの潮騒特別(芝1200m)でも、逃げたタッチザピーク(藤田)とインの3番手を走ったテイエムオペレッタで決着した。


このように、函館競馬6日目の後半の芝のレースは、第14回函館スプリントステークスを含め、イン(ラチ沿い)を走った馬しか連に絡んでいない。


よって、函館競馬6日目の芝コースのレースでインを走って好走した馬には、次走以降であまり高い評価を与えてはならない。


このようなイン有利の馬場状態で行われた第14回函館スプリントステークスを制したのは、3番人気のアグネスラズベリ(角田)であった。


アグネスラズベリは、内枠からのスタートということもあり、中段7~8番手のインから競馬を進め、直線でも最内から追い込み、逃げ粘るサープラスシンガー(木幡)をクビ差だけ交わしてゴールした。


アグネスラズベリの勝利は、極端にインが有利な馬場状態でインを突いたことによるものであり、レース内容的には、あまり高い評価を与えるべきではない。


よって、アグネスラズベリが今後も続くサマースプリントシリーズにおいて第14回函館スプリントステークスの勝利で過剰に人気になるようであれば、競馬理論は、アグネスラズベリを軽視して予想すべきと判断している。

第14回函館スプリントステークスの2着には、逃げたサープラスシンガー(木幡)が逃げ粘った。

サープラスシンガーは、好スタートを切ると、他馬に絡まれることなくスンナリとハナを切り、ゴール前で内からアグネスラズベリに差されてしまったものの、外から差してきたブラックバースピンの追撃を凌ぎ切り、2着に粘り込んだ。


競馬にタラレバは禁物だが、サープラスシンガーは、直線でアグネスラズベリに内を譲らなければ、勝っていた可能性が高く、非常にもったいないレースであった。


但し、第14回函館スプリントステークスにおけるサープラスシンガーの2着は、極端にイン有利な馬場をマイペースで逃げたものであり、展開及び馬場状態に恵まれてのものである。


よって、サープラスシンガーは、人気になりマークがきつくなるようであれば、第14回函館スプリントステークスのような競馬ができないだろう。


そのため、競馬理論は、第14回函館スプリントステークスの2着で人気が上昇するサープラスシンガーを、しばらくは中心視して予想するつもりはない。

但し、サープラスシンガーは、逃げる競馬を今後も繰り返していけば、展開や馬場状態に恵まれるレースもでてくる可能性が高い。


よって、競馬理論は、人気がなくなってマイペースで逃げられそうなメンバーの時には、サープラスシンガーを思い切って狙うべきと判断している。


第14回函館スプリントステークスの3着には、前哨戦のCBC賞の覇者のブラックバースピンが入った。
ブラックバースピンは、大外枠からの発走ということもあって、先行集団の外からレースを進めた。


そして、ブラックバースピンは、逃げるサープラスシンガーに早めに並びかけたものの、ゴール前で伸びを欠いてしまい3着に敗れた。


第14回函館スプリントステークスにおけるブラックバースピンと上位2頭(アグネスラズベリ及びサープラスシンガー)との差は、コース取りの差によるものでしかない。


つまり、ブラックバースピンが、ラチ沿いを走っていれば、上位2頭を逆転しただろう。


よって、競馬理論は、次走以降において、ブラックバースピンに、アグネスラズベリ及びサープラスシンガーよりも高い評価を与えるべきと判断している。


一番人気のアドマイヤホクトは、第14回函館スプリントステークスでは12着に敗れた。


アドマイヤホクトは、好スタートから2番手を追走したものの、直線では失速してしまい12着と惨敗してしまった。


イン有利の馬場で2番手という絶好位を追走しながらの大敗を見る限り、アドマイヤホクトにしばらくは高い評価を与えるべきではないと競馬理論では判断している。


第14回函館スプリントステークスにおける競馬理論の本命馬で2番人気のビーナスラインは、14着に敗れた。


ビーナスラインは、最後方を追走し、直線では大外に持ち出されたが、前との差を詰めることは出来ずに14着と大敗してしまった。


ビーナスラインの大敗は、イン有利の馬場で先行有利の流れという外から追い込むビーナスラインにとっては最も不利な条件が重なってのものであり、アドマイヤホクトの大敗よりも同情の余地がある。


よって、ビーナスラインは、外の追い込みが届く馬場状態のレースであれば、今後のレースでも好走可能であろう。


ただし、6歳牝馬ということもあり、以前ほどの切れを期待するのは酷だということも頭に入れて、次走以降でビーナスラインを評価しようと競馬理論では考えている。


以上のように、第14回函館スプリントステークスは、極端にイン有利の馬場状態の影響を受けて波乱の決着となった。


第14回函館スプリントステークスの結果から、競馬を予想する上でいかに馬場状態が大切かということを再認識することができた。


よって、競馬理論は、今後の予想においても馬場状態を適切に把握し、競馬理論のファンの方に最善の予想を提供していきたいと考えている。

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