第67回皐月賞

第67回皐月賞は、馬単の配当が17万円、3連単の配当が162万円という大波乱の決着となった。


その波乱の皐月賞を制したのは、ヴィクトリー(田中勝)である。ヴィクトリーは、8枠17番という外枠から発走し、馬の行く気に任せて1コーナーすぎにハナに立った。


そして、ヴィクトリーは、1000m通過59秒4の平均ペースで逃げを打ち、4コーナーからはサンツェッペリンとのマッチレースとなった。ヴィクトリーは、サンツェッペリンに一旦は抜かれたものの、ゴール前に差し返して、ハナ差で第67回皐月賞馬となった。


ヴィクトリーの勝利は、ノーマークで逃げる展開に助けられたものであることは確かだが、1000m通過59秒4、1400m通過1分24秒0、2000mの勝ち時計1分59秒9は、中山最終日の馬場状態を考慮すると悪くない。


つまり、ヴィクトリーの勝利をフロックという一言で片付けてしまうのは危険と競馬理論では判断している。よって、ヴィクトリーが、ダービーでも楽に先行できるようであれば、再度好勝負するであろう。
特に、去年のダービー(勝馬メイショウサムソン)のように、雨が降ってイン有利の馬場で今年のダービーが行われる場合には、ヴィクトリーを重視して予想すべきと競馬理論では判断している。

2着には、ヴィクトリーの2番手から競馬を進めたサンツェッペリン(松岡)が粘り込んだ。サンツェッペリンは、スタートから気合をつけられて先行し、ヴィクトリーの2番手から競馬を進めた。


その後、サンツェッペリンは、松岡騎手に早めに仕掛けられ、3コーナーすぎからヴィクトリーに並びかけた。そして、サンツェッペリンは、残り100m地点でヴィクトリーを一旦交わしたものの、ゴール直前で差し返されてしまい2着に敗れてしまった。


しかしながら、このサンツェッペリンの2着は、皐月賞馬ヴィクトリーと内容的には互角以上といえる。よって、サンツェッペリンは、先行する自分の競馬ができるようであれば、ヴィクトリーと同様にダービーでも好勝負するであろう。


なお、皐月賞の大波乱は、サンツェッペリンが早めに動いたことが最大の要因である。


なぜなら、サンツェッペリンが早めに仕掛けたことよって、4コーナーでは、ヴィクトリー及びサンツェッペリンは、後続を引き離してセーフティーリードを保つことができ、2頭で逃げ粘ることができた。


ヴィクトリー及びサンツェッペリンが、4コーナーで後続を待って仕掛けを我慢していたとすれば、フサイチホウオーの差し脚の餌食となっていたであろう。つまり、ヴィクトリー及びサンツェッペリンの2頭にとっては、今回のように後続に脚を使わせる思い切った逃げがベストの競馬である。


ヴィクトリー及びサンツェッペリンは、このような自分の競馬ができれば、今後のG1戦線でも通用する可能性が高い。


2番人気のフサイチホウオー(安藤勝)は、追い込み届かず、3着に敗れてしまい初の敗戦となった。
フサイチホウオーは、スタートから行き脚がつかず、後方のインから競馬を進めた。


そして、フサイチホウオーは、4コーナーで無理矢理外に持ち出したときによれてしまい(審議対象)、一瞬仕掛けが遅れてしまった。


フサイチホウオーは、そこから抜群の切れ味となる上がり33秒9の脚で追い込んだものの、ハナ差だけ届かず3着に敗れた。


つまり、フサイチホウオーは、脚を余しての敗戦であり、内容的には皐月賞の上位2頭を上回る。
よって、現時点ではフサイチホウオーがダービーの最有力候補となるだろう。ただし、フサイチホウオーが、ディープインパクトなどの歴代の名馬のように、断然のダービー候補というわけではない。


そのため、フサイチホウオーが、展開や馬場状態によってはダービーで再度取りこぼす可能性は否めないので、過剰に人気になるようであれば、フサイチホウオーを押さえに回して予想すべきと競馬理論では判断している。

1番人気のアドマイヤオーラ(武豊)も、フサイチホウオーと同様に、追い込み届かず4着に敗れた。アドマイヤオーラは、フサイチホウオーをマークするように、フサイチホウオーの直後のインから競馬を進めた。


そして、アドマイヤオーラは、フサイチホウオーの仕掛けを待って追撃を開始したが、フサイチホウオーとは差が詰まらず、4着でゴールした。アドマイヤオーラも、フサイチホウオーと同様に、脚を余した感が強く、ダービーで好走する可能性は高い。


しかしながら、フサイチホウオーとの差が詰まらなかったことを考えると、アドマイヤオーラよりもフサイチホウオーのほうが現時点では能力が上である。よって、アドマイヤオーラが、フサイチホウオーを負かしてダービー馬となるには、武豊騎手の騎乗や展開などの助けが必要となるだろう。

他に皐月賞のレース内容で注目に値する馬は、ドリームジャーニー(蛯名)及びココナッツパンチ(吉田豊)である。


ドリームジャーニー及びココナッツパンチは、終始外を回らされ、4コーナーでもフサイチホウホーが外に膨れることによって大外に弾かれる不利を受けながら、勝ち馬と0.6秒差の競馬をしており、着順ほど内容は悪くない。


よって、ダービーが外有利の馬場で行われ、フサイチホウオー及びアドマイヤオーラが、皐月賞の結果を考慮して早めに仕掛けるようであれば、ドリームジャーニー及びココナッツパンチが、大外一気の伸び脚を発揮するだろう。

以上のように、皐月賞は、人気薄の先行馬2頭(ヴィクトリー及びサンツェッペリン)が粘り込む波乱の決着となった。


この波乱の結果は、今年の混戦の牡馬クラシックを象徴したものと競馬理論では判断している。つまり、現時点ではフサイチホウオーがダービーの最有力候補であることは間違いないが、展開や馬場状態次第では、ダービーも波乱の決着となる可能性も低くはない。


競馬理論は、ありとあらゆる要素を冷静に分析し、ダービーの的中に近づきたいと考えている。

賢者tv
賢者tv
NEW
【毎週更新】2008年11月20日
先週のレース検証

第138回天皇賞(秋) 「第33回エリザベス女王杯では、4番人気のリトルアマポーラ(ルメール)が断然人気のカワカミプリンセス(横山典)を破って勝利を収め、3冠の......」

続きを読む>>

NEW

ワールドビジネスサテライトで google社のAndroidが搭載された携帯電話の特集で 予想屋マスターが出演しました。

マスター交流会が行われました。