第37回高松宮記念

第37回高松宮記念は、スズカフェニックス(武豊)の強さだけが目立った一戦となった。


競馬理論は、レース前にスズカフェニックスの強さを認めていたものの、最初の3ハロン(600m)で35秒を切る競馬を経験したことがないので、中京1200mの超ハイペースについていけるかどうかが問題になると考えていた。


実際のレースでは、スズカフェニックスは、ディバインシルバー(帆苅)が逃げた33秒8のペースを、中段の6~7番手の外で追走した。


そして、スズカフェニックスは、4コーナで早くも先行集団を射程圏に入れると、後は独壇場となり、2着のペールギュント(上村)に2馬身半差で快勝した。電撃の1200m戦のG1での2馬身半差は、圧勝と言えるだろう。


この競馬を見る限り、スズカフェニックスは、今後の短距離戦線の中心となるであろう。よって、スズカフェニックスが、春の大目標の安田記念でも好走する可能性が極めて高いと競馬理論では判断している。


2着には、13番人気のペールギュント(上村)が飛び込み、波乱を演出した。ペールギュントは、8枠17番からの発走ということもあり、大外から競馬を進めた。そして、ペールギュントは、直線に向くと、勝ったスズカフェニックスよりも更に外から脚を伸ばし、プリサイスマシーンを捕えて2着に追い込んだ。


ペールギュントの2着は、内が荒れた馬場に助けられた感も否めないが、短距離戦の適性の高さも示した。よって、ペールギュントが短距離路線に進むようであれば、今後のレースでもペールギュントに注目する必要がある。


但し、ペールギュントは、追い込み一手の極端な脚質なので、イン有利な馬場で行われるレースやペースが落ち着きそうなレースでは、脚を余す可能性が高いことを忘れてはならない。


つまり、ペールギュントの今後のレースには注目すべきだが、ペールギュントを中心視して予想することは危険が伴うと競馬理論では判断している。

3着には、スズカフェニックスと人気を分け合ったプリサイスマシーン(安藤勝)が入った。プリサイスマシーンは、スズカフェニックスにマークされるように、好位の外から競馬を進めた。


そして、プリサイスマシーンは、4コーナでスズカフェニックスに並ばれると、あっという間に交わされてしまったが、その後しぶとさを見せて、3着に粘り込んだ。


プリサイスマシーンは、自ら勝ちに行っての競馬で3着を確保したことからレース内容的には悪くないが、スズカフェニックスとは決定的な能力差を見せつけられた。

よって、プリサイスマシーンは、今後のレースで、スズカフェニックスを逆転する可能性はかなり低い。但し、プリサイスマシーンは、常に安定して走る馬なので、メンバー次第では今後の短距離重賞でも好走するであろう。


特に、最も得意な1400m戦では、プリサイスマシーンを重視して予想すべきと競馬理論では判断している。


4着には、競馬理論の穴馬のビーナスライン(秋山)が最後方から追い込んだ。ビーナスラインは、2枠4番からの発走であったが、一旦最後方に下げて、大外に持ち出され、4着に追い込んだ。


このレース内容を振り返る限り、ビーナスラインが、外枠を引いていれば、2着に追い込んでいた可能性が高い。

このように、ビーナスラインは、1200m戦ならば常にいい脚を使うので、今後も1200mの重賞では要注意と競馬理論では判断している。以上のように、第37回高松宮記念は、短距離界の新星のスズカフェニックスの圧勝劇で幕を閉じた。


スズカフェニックスは、高松宮記念で追い込み一手の脚質からも脱皮したので、今後は安定した競馬ができるはずである。

よって、スズカフェニックスが、今年の短距離戦線のG1の中心になっていくと競馬理論では判断している。

スズカフェニックスは、春の最大目標の安田記念で、まずはマイル王となるようであれば、秋の天皇賞をも狙えるであろう。競馬理論のファンの方は、スズカフェニックスの今後のレースに大いに注目して欲しい。

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