第47回きさらぎ賞では、単勝1.3倍と断然人気のオーシャンエイプス(武豊)が4着に敗れるという波乱が起きた。
その波乱の第47回きさらぎ賞を制したのは、アサクサキングス(武幸四郎)であった。アサクサキングスは、好スタートを決めると大逃げを打ち、そのまま先頭でゴールインした。
アサクサキングスの逃げは、後続が千切れたのでハイペースのようにも思われたが、実際には1000m通過59.4秒のスローペースであった。
これでは、後続が追い込めないのも当然であり、アサクサキングスの第47回きさらぎ賞の勝利は、展開に恵まれたものである。しかしながら、アサクサキングスが、クラシックでの活躍が見込まれているナムラマース(ペリエ)及びオーシャンエイプス(武豊)に影をも踏ませなかったことは評価に値する。
また、大きな不利があって競馬にならなかったラジオNIKKEI杯2歳ステークスの敗戦を除けば、アサクサキングスは、負け知らずであり底を見せていない。
よって、アサクサキングスにとっては、次走が試金石の一戦となりそうである。但し、アサクサキングスは、先行できる脚質なので、展開次第ではクラシック戦線でも好走する可能性が高いと競馬理論では判断している。2着には、ナムラマース(ペリエ)が追い込んだ。
ナムラマースは、オーシャンエイプスをマークする形でレースを進めた。そして、オーシャンエイプスが先に仕掛けると、ナムラマースは、オーシャンエイプスの外から追い込んでオーシャンエイプスを交わしはしたものの、アサクサキングスを捉えることができず、2着に敗れた。
ナムラマースの敗因は、超スローな展開に尽きる。但し、ナムラマースは、アサクサキングスに敗れはしたものの、不向きな展開を克服して2着を確保したあたりはさすがといえる。つまり、ナムラマースのきさらぎ賞の内容は、勝ったアサクサキングスと同等以上の評価に値する。
よって、競馬理論は、ナムラマースを、現時点における打倒フサイチホウオーの一番手として評価している。3着は、サムライタイガース(安藤勝)であった。サムライタイガースは、逃げたアサクサキングスから離れた2番手を進んだ。
そして、サムライタイガースは、オーシャンエイプスに一旦は交わされたものの、差し返して3着を確保した。素質馬のオーシャンエイプスを差し返したサムライタイガースの内容は悪くはないが、冷静に振り返ると、スローペースを離れた2番手という絶好の展開に恵まれたことによる好走である可能性が高い。
つまり、サムライタイガースにとっては、超スローペースで逃げたのと同じ状態になっていたのである。
よって、サムライタイガースのきさらぎ賞3着には、高い評価を与える必要がないと競馬理論では判断している。断然人気のオーシャンエイプスは4着に敗れた。
オーシャンエイプスは、新馬戦を馬なりで8馬身差で楽勝しており、ディープインパクトの再来かと思われた。しかしながら、オーシャンエイプスの新馬戦の勝ち時計は、次の日の3歳未勝利戦の勝ち時計と同じであり、オーシャンエイプスの新馬戦は、低レベルのメンバーに恵まれたことによる圧勝劇であった可能性が高いと競馬理論では判断していた。
つまり、オーシャンエイプスが1.3倍という断然人気であれば、馬券の期待値を高めるという観点においては本命にしてはならない。レースでは、オーシャンエイプスは、中段の外を追走し、直線に向くと早めに2番手に上がったものの、伸びを欠いて4着に敗れた。
この第47回きさらぎ賞の内容からは、オーシャンエイプスは、現時点において重賞では力不足と判断せざるを得ない。
よって、オーシャンエイプスが、春のクラシックで通用する可能性は低いと競馬理論では判断している。第47回きさらぎ賞では、クラシックの有力候補として注目されていたオーシャンエイプスが敗れてしまった。
この敗戦からは、オーシャンエイプスがクラシック候補から一歩後退したと判断して間違いない。そのオーシャンエイプスの代わりに、アサクサキングス及びナムラマースがクラシックの有力馬に一歩近づいた。
競馬理論は、これから行われるステップレースを分析することによって、クラシック戦線を予想していこうと考えている。