第48回アメリカジョッキークラブカップは、マツリダゴッホ(横山典)による圧勝劇で幕を閉じた。マツリダゴッホは、折り合いを欠いたインティライミ(柴田善)が作り出したハイペースを、4番手で進んだ。
そして、マツリダゴッホは、3コーナから上がっていくと、4コーナでは先頭のインティライミに並びかけ、後は後続を突き放す一方で2着のインテレットに5馬身差で勝利を収めた。
マツリダゴッホは、見た目的にも派手な勝ちっぷりでAJCCを制したこともあって、G1をも狙えるようにも思われる。
しかしながら、競馬理論は、マツリダゴッホにそこまで高い評価を与えるべきではないと判断している。
なぜなら、第48回AJCCの出走馬は、お世辞にもG2レベルといえるものではなく、更に、唯一の実績馬のインティライミが折り合いを欠いて能力を発揮できなかったことを考慮すると、マツリダゴッホの快勝は、メンバーに恵まれたものと判断できるからである。
また、マツリダゴッホの勝ち時計の2分12秒8も、今の中山競馬場の馬場状態を考えると、高い評価には値しない。
マツリダゴッホは、デビュー時から人気先行型ということもあり、今回の圧勝で更に人気が高まるようであれば、馬券的にはマツリダゴッホを軽視して予想することが、馬券の期待値を高める最善の策であると競馬理論で判断している。
よって、競馬理論は、次走以降も人気になるであろうマツリダゴッホに高い評価を与えないで予想しようと考えている。
2着には、競馬理論の本命馬であったインテレット(後藤浩樹)が最後方から追い込んだ。インテレットは、菊花賞と同様に、ゲート入りで手こずり、大きく出遅れてしまった。
そのため、インテレットは、最後方からレースを進めざるをえなくなった。しかしながら、インテレットは、直線に向くと、大外から一気の差し脚を披露し、2着に追い込んだ。
インテレットの2着は、大出遅れを克服しての2着であり、内容的には価値のあるものといえる。但し、インテレットには常にゲート難がつきまとうのも確かであり、人気になれば軽視せざるを得ない。
また、インテレットのAJCCの2着は、インティライミの暴走によるハイペース及びG2にしては低調なメンバー構成に恵まれたとみることもできる。
これらのことを総合的に勘案して、インティライミの次走以降の評価を決定する必要があると競馬理論では判断している。3着には、競馬理論が穴馬として推奨したシルクネクサス(松岡)がインから差した。
シルクネクサスは、中段のインから競馬を進め、直線でも内を突いて、インティライミ(柴田善)及びジャリスコライト(北村宏)との3着争いを制した。シルクネクサスは、相手なりに走る馬なので、重賞でも通用する能力を秘めている。
しかしながら、シルクネクサスのAJCCでの3着は、常に経済コースを走ったことと低調なメンバーに恵まれたことによるものである可能性が高い。
よって、競馬理論は、人気面と実力面とのバランスを考慮して、次走以降のシルクネクサスを評価すべきと判断している。
人気のインティライミは、4着に敗れてしまった。インティライミは、1000mを通過した辺りから馬がやる気になってしまい、大逃げとなってしまった。
そのため、インティライミは、4コーナでマツリダゴッホに並ばれた時には既に脚がなく、4着に敗れた。インティライミのAJCCの4着は、暴走気味のペースで先行したことを考慮すると、着順ほど悲観すべき内容ではない。
但し、ディープインパクト世代(現5歳馬)のクラシックで好走した馬(ディープインパクトを除く)は、先週の日経新春杯で断然人気にもかかわらず敗れたアドマイヤフジもそうだが、古馬になってからまったくと言っていいほど活躍していない。
つまり、ディープインパクト世代のクラシック組は、ディープインパクトを除けば非常に低レベルであった可能性が高い。
よって、今後もディープインパクト世代のクラシック組には高い評価を与えるべきではないと競馬理論では判断している。
特に、インティライミは、ダービー2着馬ということもあり、常に人気となるので、人気以上の評価を与えるべきではないと考えている。以上のように、第48回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)は、G2にしては非常に低レベルな一戦であった。
よって、競馬理論は、第48回AJCC組がこれからのG1戦線で活躍する可能性は低いと判断している。