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第40回スプリンターズステークスレース回顧録

第40回スプリンターズステークス

第40回スプリンターズステークスでは、一番人気のテイクオーバーターゲット(フォード)が逃げ切ったが、2、3着に、人気薄のメイショウボーラ(福永祐一)、タガノバスティーユ(勝浦)が飛び込んだ。


このため、3連単で260万という波乱の決着となった。勝ったのは、オーストラリアの強豪テイクオーバーターゲットである。テイクオーバーターゲットは、去年の勝ち馬であるサイレントウィットネスと併走して先行した。


そして、テイクオーバーターゲットは、直線に向くと、サイレントウィットネスなどの後続を突き放して、快勝した。テイクオーバーターゲットは、セントウルステークスでシーイズトウショウに完敗したが、日本の競馬2戦目の今回は、体調も良化して、世界一のスピードを見せつけた。


テイクオーバーターゲットの快勝は、2キロ減の斥量及び体調良化など様々な要因によるものであるが、直前に降った大雨が影響した馬場状態が最大の要因であると、競馬理論では考えている。


中山競馬場の芝コースは、直前の雨の影響により、インが有利になっていた。そのイン有利の馬場が、テイクオーバーターゲットの逃げ切りを生んだといっても過言ではない。


7歳馬なので可能性は低いが、テイクオーバーターゲットが、再度日本の競馬に出走してくるようであれば、競馬理論では、軽視して予想しようと考えている。2着には、好位のインからメイショウボーラー(福永祐一)が粘り込んだ。


メイショウボーラーは、逃げ争いをした3頭から3馬身ほど離れた4番手のインからレースを進めた。つまり、メイショウボーラーは、離れた位置のインを走っており、逃げたのと同じ状態となり、最大限の能力を発揮できる状態であった。


更に、メイショウボーラーにとっても、テイクオーバーターゲットと同様に、イン有利の馬場が味方した。その結果、メイショウボーラーは、2着に粘りこむことができた。


このことから、競馬理論では、メイショウボーラーの2着は、最高に恵まれての成績であると考えている。よって、メイショウボーラーが今回の好走で復調なったと判断されて人気になるようであれば、競馬理論は、メイショウボーラーを軽視して予想すべきと判断している。


3着には、16頭立て16番人気のタガノバスティーユ(勝浦)がインから追い込んだ。


タガノバスティーユは、多少出遅れたが、その後は終始ラチ沿いを追走し、直線でもインから3着に追い込んだ。タガノバスティーユの好走も、上位2頭と同様に、イン有利の馬場によるものである。


しかし、タガノバスティーユは、3歳馬であり、底を見せていないことを考慮すると、今後の成長次第では短距離戦線で活躍する可能性もあり得る。競馬理論では、タガノバスティーユがスプリンターズステークスの3着で人気になるようであれば、軽視して予想すべきと判断している。


また、タガノバスティーユの今後の成長には期待している。競馬理論の本命馬であったサイレントウィットネス(コーツ)は、4着に敗れた。


競馬理論は、サイレントウィットネスの去年の圧倒的な勝ちっぷりから、8分程度の体調でも能力で押し切ると判断し、サイレントウィットネスを本命に予想した。しかし、サイレントウィットネスは、18キロ増からも分かるように、明らかに本調子でなった。


サイレントウィットネスは、スタート後に馬なりで先行して、スピード能力の絶対値の高さは示したが、本調子でないので直線ではテイクオーバーターゲットに離されて、4着に敗れた。


サイレントウィットネスは、7歳馬なので、日本で今後出走する可能性は低いが、出走してきたとしても往年の力を望むのは酷であると競馬理論では判断している。


第40回スプリンターズステークスには、直前の大雨による馬場状態が大きな影響を与えた。


よって、スプリンターズステークスでインを走った馬は、着順よりも低い評価をすべきであり、スプリンターズステークスで外を走った馬は、着順よりも高い評価を与えるべきである。


このような冷静な分析が、今後の予想に生きてくるのである。

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