第41回関屋記念は、人気馬が総崩れとなる波乱の決着で幕を閉じた。この波乱の決着となった最大の原因は、1000m通過が59.0秒という超スローペースである。
1000m通過が59.0秒というのは、そんなに遅く感じない競馬ファンもいると思うが、今の新潟の高速馬場では超スローペースと判断して間違いない。実際、レースの上がりが33.5秒なので、外を回った追い込み馬は、どんなにいい脚を使っても届かない。
その波乱の関屋記念を制した馬は、14番人気のカンファーベスト(江田照)である。カ ンファーベストは、先行集団の直後である6〜7番手を進んで直線に向くと、上がり3ハロン32.9秒の切れ味を見せて差し切った。
カンファーベストは、3年ぶりの重賞制覇となったが、今まで対戦してきた相手関係を考えると、ローカルのG3ならば、この程度 走って不思議はない。
カンファーベストは、2000m前後の距離を中心に使われてきたが、近走では折り合いを欠いて惨敗することが多かった。
このことを考えると、カンファーベストの好走の最大の要因は、展開に恵まれたことよりも、距離短縮であると競馬理論では判断している。
カンファーベストの関屋記念の内容は非常にいいので、今後も折り合いがつきやすいマイル路線に出走してくるようであれば、競馬理論は、カンファーベ ストを重視して予想しようと考えている。
2着には、2番手追走のダイワバンディット (小野)が粘り込んだ。ダイワバンディットは、好スタートからハナをきる構えを見せるが、内のケイアイガード(内田博)にハナを譲って、2番手から競馬を進めた。
そして、ダイワバンディットは超スローペースに恵まれて、2着に粘り込んだ。ダイワバン ディットの好走は、展開に恵まれたものに尽きると競馬理論では判断している。
よって、ダイワバンディットが、関屋記念の好走によって、次走以降で人気になるようであれば、 軽視して予想しようと競馬理論では考えている。 3着には、テレグノシス(横山典)が何とか差し込んできた。
テレグノシスは、上がり33.1秒の脚を使って追い込み、力のあるところは見せたが、スローな展開でスムーズな競馬ができなかったことが影響し敗れてしまった。
テレグノシスは、7歳馬とはいえ、今後も中距離戦線では目が離せない存在 であると競馬理論では判断している。 4着には、ローエングリーン(田中勝春)がインから追い込んだ。ローエングリーンは、スタートが悪かったので、後方からレースを進めた。
ローエングリーンは、普通ならこの時点で万事休すだが、上がり32.9秒の脚を 使って4着に追い込んだ。
ローエングリーンの好走は、59キロを背負っていたことを考えると非常に価値がある。
しかし、今回の関屋記念だけでは、ローエングリーンが一皮向けたと判断していいのか、ただのはずみで走ってしまったのかは判断しかねる。
ローエングリーンにとっては、次走が真価の見せ所であると競馬理論では判断している。 第41 回関屋記念は、大荒れの結果となってしまった。
これは、向こう正面からのスタートによってペースが落ち着いたことが最大の原因である。コーナを迎えるまでの距離が長いコース形態(新潟1600m、京都1600m、東京1600m)のレースでは、スローペースによる前残りの競馬に注意して予想しなければいけないということを改めて学ん だ。
競馬理論は、このように今後も進化を続けて、競馬理論のファンの皆様に満足してい ただける予想を提供したいと考えている。