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第11回NHKマイルカップレース回顧録

第11回NHKマイルカップ

11回NHKマイルカップは、人気のマイネルスケルツィ(柴田善)及びフサイチリシャール(福永祐一)の2頭が馬群に沈むという波乱の決着となった。


その中でNHKマイルカップを勝利したのはロジック(武豊)であった。ロジックは、武豊人気もあり3番人気に推されていたが、実際の実力はそれよりも大分落ちると競馬理論は評価していた。


レースでは、ロジックは、後方のインを追走し、直線でも最内を突いてゴール前で粘るファイングレイン(横山典弘)をきっちりと交わして勝利を収めた。


このロジックの勝利は、武豊騎手の勝利といっても過言ではない。前日のブログでも述べたが、雨の日の東京競馬場の芝コースは極端にインが有利になってしまう(東京競馬場の競馬理論参照)。


これは、東京競馬場の馬場改修後から続いている傾向であり、今後も間違いなく続くであろう。

この東京競馬場の馬場を武豊騎手が把握しているのかどうかは定かでないが、武豊騎手は、雨の東京競馬場のお手本のような騎乗で、ロジックをNHKマイルカップの覇者に導いた。


本当に見事というしかない。ロジックは、NHKマイルカップの勝利でG1ホースとなったので、今後は人気となることが予想される。しかし、ロジックのNHKマイルカップの勝利は、すべてが味方した者によるものだということを忘れてはならない。


よって、競馬理論は、実力以上の評価を受ける可能性が高いロジックを、しばらくは軽視して予想すべきと考えている。2着には、ファイングレイン(横山典弘)が粘り込んだ。


ファイングレインは、逃げの手が予想されたが、逃げたモエレフィールド(田中勝春)の直後の3番手のインから競馬を進めた。そして直線を向くと、ファイングレインは、抜群の手応えで満を持して抜け出したが、ゴール前でロジックの強襲に屈し2着に敗れた。


横山騎手も、雨の日の東京競馬場のお手本となるような騎乗で、無駄な距離を走らせずにファイングレインを2着に導いた。4着にもアポロノサトリ(蛯名正義)が最内から追い込んでおり、インが如何に有利であったかを証明している。


つまり、勝ったロジックだけでなく、2着のファイングレイン及び4着のアポロノサトリも、雨の日のイン有利の東京競馬場の馬場に恵まれた好走であり、次走以降で人気になるようであれば、馬券的には軽視して予想すべきである。


3着には、キンシャサノキセキ(安藤克己)が差し込んだ。キンシャサノキセキは、人気のフサイチリシャールの直後からレースを進め、直線では一瞬抜け出すような脚色で伸びてきた。しかし、キンシャサノキセキは、外を回った分だけ伸びを欠いて、内の2頭を交わすことができなかった。


キンシャサノキセキは、外が不利な東京の馬場状態で、外から伸びて
きた唯一の馬である。

つまり、キンシャサノキセキの3着は、上位2頭よりも評価していい内容であると競馬理論は判断している。キンシャサノキセキは、南半球産馬ということを考えると、今後の成長も見込める。


これらのことから、キンシャサノキセキが、今後のマイル路線では中心となっていく可能性が高い。人気のフサイチリシャール(福永祐一)及びマイネルスケルツィ(柴田善)は、見せ場なく敗れた。


フサイチリシャールは、不利な外枠が影響したものであり、マイネルスケルツィは、出遅れて折り合いを欠いた事によってまったく競馬にならなかった。次走以降の巻き返しに期待したい。


NHKマイルカップは、雨の東京競馬場の芝コースでは能力比較よりも、ラチ沿いを走る馬を重視しなければならないということを改めて認識させるレースとなった。


競馬理論のファンの皆様も是非馬券を買うときに役立てて欲しい。雨の東京競馬は、内枠有利。

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