クラシックに最も直結するクラシックレースである弥生賞が行われた。弥生賞を見ると、クラシックレースの足音が聞こえてくる。
弥生賞は、アドマイヤムーン(武豊)の快勝で決着した。アドマイヤムーンは、スタートをするとすぐに控えて、後方2番手からレースを進めた。そして、アドマイヤムーンは、徐々に外から進出し、直線では抜群の切れ味を発揮して、2着のグロリアスウィーク(柴田善臣)を半馬身交わしてゴールした。
アドマイヤムーンは、着差こそクビ差であるが、内容的には圧勝といっていいと競馬理論は考えている。なぜなら、この日の中山の芝コースは、極端にインが有利であり、外を回るとかなり不利な馬場状態であった。
アドマイヤムーンは、このイン有利な馬場をものともせず、大外から差し切った。また、弥生賞のペースは、1000m通過1分1秒2と追い込み馬には不利な流れであったが、アドマイヤムーンは、このスローな流れを後方2番手から差し切った。
更に、アドマイヤムーンは、残り50mでグロリアスウィークが内から差し返してくると、突き放す脚を見せており、まだまだ余力があった。これらのことを考えると、アドマイヤムーンは、かなり能力が高いので、今後のクラシック路線で中心になっていく馬と競馬理論は判断している。
2着には、グロリアスウィークが飛び込んだ。グロリアスウィークは、中段のインを進み、直線では馬込みを割って2着に追い込んだ。
グロリアスウィークの2着は、今の極端にインが有利な馬場に助けられた感が否めない。しかし、グロリアスウィークは、一旦アドマイヤウィークに並びかける脚を見せており、順調に力をつけている。
グロリアスウィークは、今後の成長次第で、クラシックでも通用する可能性がある。3着は、ディープエアー(内田博)であった。
ディープエアーは、内田騎手の好騎乗で無駄な距離を走らないインから追い込んで3着となった。ディープエアーの3着は、内田騎手の好騎乗及びイン有利の馬場に助けられてのものであって、内容的には評価に値しない。よって、ディープエアーは、クラシックでは厳しいレースが続くであろう。
4着は、サクラメガワンダー(安藤克己)であった。サクラメガワンダーは、休み明け及び外が不利な馬場と不利な条件が重なって、本来の能力を発揮できず4着に敗れた。
サクラメガワンダーにとっては、弥生賞は本番に向けての一叩きであり、本番で一変する可能性もある。実際、サクラメガワンダーは、ラジオたんぱ賞ではアドマイヤムーンに快勝しているので、皐月賞及びダービーでアドマイヤムーンと互角の競馬をする可能性があると競馬理論は判断している。
今年の弥生賞も、去年のディープインパクトに続くような馬(アドマイヤムーン)が登場した。今後のアドマイヤムーンのレースに競馬理論は注目していく。