ジャパンカップダートは、一番人気のカネヒキリ(武豊)が勝利を収めた。
しかし、2着及び3着に人気薄の森厩舎の2頭が飛び込み、3連単37万馬券という波乱の決着となった。
カネヒキリは、前走の武蔵野ステークスでダート初黒星を喫していたが、 芝コースからのスタートによる出遅れと敗因がハッキリしていた。
そのため、カネヒキリは、ジャパンカップダートでは力で押し切ると 競馬理論は判断していた。
カネヒキリは、道中、中段の馬込みの真ん中を進み、3コーナ辺りから 外に出すと捲り気味に上がっていった。
そして、カネヒキリは、大外から追い込み、残り200m位に先頭に並びかけたが、 内の2頭もしぶとく、交わすのに手間取って3頭が鼻面を並べた所でゴールを迎えた。
カネヒキリは、写真判定のハナ差でジャパンカップダートを制したが、 差し帰されても抜かされない勝負根性は一流馬の証といえる。
カネヒキリは、結果的に辛勝であったが、4コーナでかなり外に振られたことを考えると、 内容的には着差以上の強さを見せたレースであった。
カネヒキリは、ダートなら距離に関わらず能力を発揮するので、今後もダート路線の中心となっていくと競馬理論は判断している。
また、カネヒキリは、体調さえ維持できれば、海外のレースでも通用する可能性が 高いと判断している。
2着は、11番人気のシーキングザダイヤ(横山典弘)であった。
シーキングザダイヤは、好スタートを切ると、ユートピア(安藤克己)に並びかけたが、 1コーナでインの3番手に控えた。
そして、シーキングザダイヤは、4コーナまで無駄な距離を走らないラチ沿いを進み、 直線では万を持して外に持ち出した。
シーキングザダイヤは、先頭に立った直後に、カネヒキリに並びかけられたが、 差し返すシブトサを見せた。
シーキングザダイヤは、終始好位のインを走る絶好の展開に恵まれた感も否めないが、 ゴール前に差し返した辺りは能力がある。
シーキングザダイヤは、カネヒキリと能力的に差があることは否めないが、 先行でき競馬が上手なので、展開しだいでは今後もカネヒキリを苦しめる レースをする可能性があると競馬理論は判断している。
3着は、スターキングマン(デザーモ)であった。
スターキングマンは、近走の凡走で人気を落としていたが、 能力の高さは実績が証明している。
そして、スターキングマンは、デザーモ騎手の豪腕に導かれて、 終始無駄な距離を走らない最高の競馬をした。
もう少しペースが速くなっていれば、スターキングマンが勝利していた 可能性まであると競馬理論は考えている。
スターキングマンは、今回のレースで復調が伺えたので、今後もダートの長距離戦では目が離せない存在になると競馬理論は判断している。
ただし、スターキングマンのジャパンカップダートは、デザーモ騎手の無駄な距離を走らせない最高の騎乗によるものだということも頭に入れておくべきである。
スターキングマンは、今回の好走で過剰に人気になるようであれば、馬券的には押さえに回すことも考えるべきと競馬理論は考えている。
他に注目すべきは、タイムパラドックス(ペリエ)及びサンライズバッカス (佐藤哲三)である。
タイムパラドックスは、先行して自ら勝ちに行く競馬で4着に粘っており、 能力の高さを見せつけた。
今後も、タイムパラドックスは、ダート戦線では注意すべき一頭である。
サンライズバッカスは、まだ底を見せていない3歳馬であり、 今後の成長次第ではカネヒキリを脅かす存在になると競馬理論は判断している。
以上のように、ジャパンカップダートでは、カネヒキリの着差以上の強さが目を引いた。