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第37回函館2歳ステークスレース回顧録

第37回函館2歳ステークス

函館2歳ステークスは、断然人気のアドマイヤカリブ(武豊)が3着に敗れ、 波乱の決着となった。前日にも述べたが、函館2歳ステークスは、比較の難しいレースであった。 その中で、アドマイヤカリブが断然人気になっていた。つまり、アドマイヤカリブを本命にするくらいならば、馬券を買うレースでないのだ。
勝ったのは、モエレジーニアス(五十嵐冬樹)であった。

モエレジーニアスは、道中5〜6番手を進み、4コーナで先頭のアドマイヤカリブに 並びかけると、直線ではアドマイヤカリブを競り負かし、勝利した。モエレジーニアスは、前走の道中、逃げたシルクドフラグーン(藤田伸二)に 乗り上げそうな手応えで直線に向いて、インから差しきった。つまり、モエレジーニアスの前走の内容を見ると、時計を詰めるのは確実であった。このことを考慮すると、モエレジーニアスの今回の勝利は、競馬理論にとって 想定の範囲内であった。

モエレジーニアスは、血統的にも距離が伸びても良さそうで、今後が楽しみである。 2着は、ラッシュライフ(蛯名正義)であった。ラッシュライフは、連闘で臨んだ一戦であり、前走の勝ち時計が遅いことから、 人気の盲点になっていた。しかし、ラッシュライフの前走の時計は、アドマイヤカリブと互角に 評価してもよい程であった。ラッシュライフの前走の時計は、1分11秒8であった。 対して、同日の3歳未勝利戦が1分12秒4であり、同日の古馬の500万下が1分11秒3であった。

つまり、ラッシュライフは、新馬戦で、古馬の500万下と0.5秒差で走っており、 アドマイヤカリブと比較しても遜色ない時計だったといえる。ラッシュライフは、モエレジーニアスの直後から、外を回って2着に追い込んだ。ラッシュライフは、今後も楽しみな素質馬であるが、サクラバクシンオー産駒なだけに 距離の延長は微妙なとこである。ラッシュライフは、短距離戦線なら今後も通用する可能性があると競馬理論では 判断している。 断然人気のアドマイヤカリブは、3着に沈んだ。アドマイヤカリブは、4コーナまで抜群の手応えで2番手を追走し、楽勝かと思われた。ところが、アドマイヤカリブは、モエレジーニアスに並びかけられると、伸び切れず 敗れてしまった。アドマイヤカリブは、デビュー戦の1.09.9という時計と、武豊の騎乗とによって 圧倒的な人気となってしまった。

アドマイヤカリブの前走の2着馬及び3着馬が次走で圧勝しており、競馬理論でも アドマイヤカリブを本命にしてしまった。但し、アドマイヤカリブは、勝つ可能性が最も高い馬であるが、 単勝が2倍を切るような馬でないとも競馬理論では考えていた。その結果、競馬理論のファンの皆様には、見送りが賢明と伝えていた。 なぜなら、函館2歳ステークスには、余裕のある勝利を収めている馬が多く、アドマイヤカリブ以上に走る馬がいてもおかしくないからである。実際に、函館2歳ステークスでは、アドマイヤカリブよりも、モエレジーニアス及びラッシュライフの二頭が走ってしまった。この結果として、アドマイヤカリブは3着となった。

アドマイヤカリブは、ラッシュライフと同じサクラバクシンオー産駒であるので、 距離の延長は微妙であると競馬理論では考えている。しかし、アドマイヤカリブは、短距離戦線では、重賞で上位争いをしても おかしくない馬であると競馬理論では考えている。函館2歳ステークスは、2歳戦特有の比較の難しいレースとなってしまった。

レースをあまり使っていない馬が多く出走する2歳戦では、横の比較が難しい。 その割に、血統及び騎手等で人気が偏ることが多い。つまり、2歳戦の馬券を買うことは、競馬理論ではあまりお勧めしない。 しかし、どうしても2歳戦の馬券を買うのであれば、穴馬券を小額買って、見物料程度の馬券で済ませるのが賢明であると競馬理論では断言する。

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