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第10回マーメイドステークスレース回顧録

第10回マーメイドステークス

マーメイドステークスでは、ダイワエルシエーロ(福永祐一)が逃げ切った。

競馬理論にとって、マーメイドステークスほど簡単なレースはなかった。ダイワエルシエーロの楽勝は、プロの予想屋であれば容易に想定できる。つまり、ダイワエルシエーロを本命にしない予想屋は、競馬を知らないと断言できる。

ダイワエルシエーロは、逃げを打った3戦とも勝利を収めている。それは、新馬戦、オークス及び京阪杯の3戦である。この3戦のレース内容を振り返る。ダイワエルシエーロは、新馬戦でスピードの違いを見せて、マイネソーサリス相手に 逃げ切った。そのマイネソーサリスは、愛知杯(GⅢ)を制している。
また、ダイワエルシエーロは、オークスで、スイープトウショウ(池添謙一)の差しを凌いで逃げ切っている。

スイープトウショウは、その後、秋華賞及び宝塚記念を制しており、現役最強牝馬である。また、ダイワエルシエーロは、京阪杯でカンパニーを負かしている。カンパニーは、安田記念でも脚を余しての5着とGⅠ級の能力の持ち主である。このように、ダイワエルシエーロは、逃げると超一流馬と互角の競馬をする。

つまり、マーメイドステークスの最大のポイントは、 ダイワエルシエーロが逃げられるかどうかである。そこでマーメイドステークスのメンバーを見ると、ダイワエルシエーロの逃げがほぼ確実である。そのため、競馬理論では、ダイワエルシエーロの圧勝を予想した。結果、ダイワエルシエーロは、逃げて楽勝だった。ダイワエルシエーロには、相手関係云々よりも、自分の競馬ができるかどうかが重要である。
つまり、ダイワエルシエーロは、単騎で逃げられるメンバーであれば、強いメンバーであっても重視すべきであると競馬理論では判断している。


逆に、弱いメンバーであっても、速い逃げ馬がいる場合は、軽視すべきであると競馬理論では判断している。問題は、2着争いであるが、先行馬が少ないこのメンバーでは、追い込み一手のレクレドール(武豊)を押さえに回すのが賢明である。なぜなら、先頭を走るダイワエルシエーロとレクレドールの馬券というのは、展開的に筋の違う馬券だからである。確かに、このメンバーに入れば、レクレドールは上位の能力の持ち主である。しかし、逃げ馬を軸にしたので、配当の安い追い込み馬のレクレドールは押さえで十分である。

2着争いには、先行できるメモリーキアヌ(角田晃一)、マイネサマンサ(安藤克己)及びメイショウオスカル(池添謙一)を重視すべきである。結果として、マイネサマンサが2着を確保した。マイネサマンサは、スタートで出遅れたが、安藤克己騎手のペース判断で2番手に押し上げた。そして、マイネサマンサは、2番手のままゴールに流れ込んだ。マイネサマンサは、今回展開に恵まれた感があるが、牝馬限定の重賞なら今後も通用すると競馬理論では判断している。

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