フィリーズレビューの競馬理論はほぼ完璧だった。
本命がラインクラフト(福永祐一)であり、対抗がディアデラノビア(安藤克己)であり、 3番手評価がデアリングハート(武幸四郎)であった。実際のフィリーズレビューの結果は、1着がラインクラフトで、2着がデアリングハートであった。 ラインクラフトは、前走の阪神ジュベナイルフィリーズで初めての敗戦を経験した。 ここで、阪神ジュベナイルフィリーズを振り返る。
ラインクラフトは、スタートで出遅れて、スローな流れを4コーナで外に出す横綱競馬をした。 その結果、インをすくったショウナンパントル(吉田豊)及びアンブロワーズ(ホワイト) に先着を許した。つまり、ラインクラフトのレース内容は抜群であり、負けて強しの内容であった
ラインクラフトは、本番に向けて、ここでは負けられないと競馬理論では考えていた。
ラインクラフトは、フィリーズレビューで、スローな流れの中、10番手から差しきった。 ラインクラフトは、2着のデアリングハートと頭差であったが、着差以上の能力差がある。 私の競馬理論では、ラインクラフトが現時点で最も桜花賞馬に近いと考えている。 2着は7番人気のデアリングハートであった。 デアリングハートはここ2走の着順で人気を落としていたが、阪神ジュベナイルフィリーズの内容を考えると、この程度走って当然である。
デアリングハートは、阪神ジュベナイルフィリーズで終始外を回っての5着であり、 内容的には、ラインクラフトの次であった。なぜなら、阪神ジュベナイルフィリーズが行われる阪神の1600mは、スタート後すぐにカーブがあり、 外枠が極端に不利だからである。 つまり、デアリングハートは、今回、阪神ジュベナイルフィリーズ6着のジェダイト(デムーロ) に先着する可能性が高い。 また、デアリングハートのここ2走は、敗因がハッキリしている。
デアリングハートの前走は、入れ込みがきつく、折り合いを欠いて伸び切れなかった。 デアリングハートの前々走は、超スローのインで、馬場の悪い所をとおった分だけ負けた。 つまり、デアリングハートは、今回好走すべくして、好走した。
デアリングハートのフィリーズレビューを振り返ると、スローのインの3番手から抜け出した。 今の阪神の芝の馬場は、どこを通っても同じである。 デアリングハートは、スローで上手くインを突いてラインクラフトと差のない競馬をした。
しかし、デアリングハートは、レース内容を考えると、ラインクラフトを 逆転できないと競馬理論では考えている。 同様に、3着のエアメサイア、4着のディアデラノビアも差のない競馬をしたが、 桜花賞でラインクラフトを逆転するのは難しいと競馬理論では考えている。 つまり、フィリーズレビューは、ラインクラフトの能力の高さだけが目立った一戦だった。