京成杯は、土日の大雨による不良馬場で行われた。
結果は、1着アドマイヤジャパン(横山典弘)、2着シックスセンス(四位洋文) であった。 アドマイヤジャパン及びシックスセンスは、ラジオたんぱ杯組である。 毎年のことながら、ラジオたんぱ杯のレベルの高さを証明した。今年の3歳馬世代では、新潟2歳S、函館2歳S、ラジオたんぱ杯が レベルが高かったことを頭に入れておきたい。 レースのレベルは重要であり、これらのレースを使った馬は、 好走する可能性が高いので注意が必要である。
勝ったアドマイヤジャパンであるが、今回は完勝といえる内容であった。 アドマイヤジャパンは、相変わらずスタートが悪く、2馬身程度出遅れた。そして、アドマイヤジャパンは、後方のインから徐々に進出し、 直線入り口で仕掛けると、素早い反応で抜け出した。 アドマイヤジャパンの勝ち時計は、2分7秒4で価値のある時計とはいえない。 しかし、その直前の準オープンのレースで、トウショウナイトが2500mで 2分42秒9であった。
これを考慮すると、アドマイヤジャパンの時計・内容は悪くなかった。 アドマイヤジャパンは、スタート難やスローペースしか経験が無い点等の 様々な課題があるが、 キャリア3戦目での勝利から、クラシック戦線で目が離せない存在となりそう である。シックスセンスは、今回も後方からの競馬で、届かずの2着であった。 シックスセンスは、近走、超スローの展開に泣かされているが、今回も同様の レースとなってしまった。 今の競馬では、3歳のこの時期の中距離戦は、スローペースになることが 多いので、シックスセンスは、もう少し先行する競馬を覚えなければ、今後も 展開に泣かされるレースが続きそうである。
シックスセンスは、デイリー杯で1000m通過59秒で先行している。これを考える と、シックスセンスは、スタート難さえ解消すれば、先行して抜け出すレースができると思う。 ただ、シックスセンスは、近3走、最初の600mを40秒程度で通過しており、 馬がスタート後に先行しなくなってしまう可能性がある。 四位は、シックスセンスの今後の可能性を広げるためにも、スタート後に気合 をつけて先行するレースを試してみてもいいと思う。シックスセンスは、レースっぷりから素質を感じさせるので、今後の成長次第 では、クラシック戦線でも通用しそうである。
3着はコスモオースティン(勝浦正樹)であった。ウォーターダッシュ(中館英二)の 逃げを離れた2番手で追走し、3着に粘り込んだ。 コスモオースティンは、離れた2番手で単騎逃げと同じ状態で気分よく先行 できたことと、不良馬場とに助けられての3着であった。
コスモオースティンは、メンバー次第であるが、重賞では一歩足りない存在 となりそうである。 人気のモエレアドミラル(ボニヤ)は、惨敗に終わった。モエレアドミラルは、ダートのすべてのレースを圧勝しており、人気になった。 しかし、モエレアドミラルは、芝適性に問題があったのか、見せ場なく負けて しまった。モエレアドミラルは、今回の敗因を不良馬場と見ることもできるが、 次走も人気になることを考えると、押さえまでの評価が妥当である。但し、モエレアドミラルがダートのレースを使ってくるようなら、当然重視しなけ ればならない。