有馬記念は、1着ゼンノロブロイ(ペリエ)、2着タップダンスシチー(佐藤哲)、3着シルクフェイマス(四位)で決着した。有馬記念の結果として、ゼンノロブロイとタップダンスシチーの強さだけが 目立った。私は、有馬記念の枠順を見たときに、ゼンノロブロイとタップダンス シチーで決着する可能性が最も高いと思っていた。 (だから、1点目で予想した)各馬の能力の分析については、号外で発行したメルマガで詳述したので、 こちらを参照にしてほしい。最終的な予想は、土曜日の芝のレースから分析した馬場状態を加味した。
例えば、土曜日のクリスマスCでは、人気薄のニシノシタンがハイペースで逃げて3着に残っている。このことから、中山の芝の状態は、外より内を走る 馬が有利である。また、クリスマスCは、勝ち時計が1分32秒7であり、かなり高速決着だった。 このことから、「中山の芝は、かなり高速馬場であり、追い込みが届きにくい。」 また、有馬記念の舞台である中山の2500mは、スタートしてすぐに3コーナを迎える外枠が不利なコース形態である。
つまり、有馬記念は、先行馬及び 内枠が有利となる。 そして、「このような馬場状態が味方するのは、ゼンノロブロイ、タップダンスシチー、 コスモバルク及びシルクフェイマスの4頭である。」なぜなら、タップダンスシチーは、単騎逃げ濃厚でラチ沿いを走る。また、ゼンノロブロイ、コスモバルク及びシルクフェイマスは、内枠で先行できるからである。 実際に私の有馬記念の予想は、本命◎ゼンノロブロイ、対抗○タップダンスシチー、△コスモバルク、 △シルクフェイマスであった。 結果として、完璧な予想であった。次に、有馬記念の内容を分析する。 ゼンノロブロイは、天皇賞、ジャパンカップに続いての完勝で、2億円の ボーナスを獲得した。
有馬記念は、ゼンノロブロイの強さも確かだが、ペリエの完璧な騎乗が 目を引いた。ペリエは、ライバルをタップダンスシチー1頭に絞って、騎乗していた。 ペリエは、天皇賞及びジャパンカップでは、ゼンノロブロイの行く気に任せてレースをしていた。 しかし、ペリエは、有馬記念では、スタート後に気合いをつけてタップダンス シチーの直後の2番手を確保した。ペリエが気合いをつけて先行させなければ、ゼンノロブロイは、タップダンスシチーを交せなかったと思われる。ペリエは、追い込みが届かない中山の芝状態とタップダンスシチーの能力を 把握した見事な騎乗をした。
つまり、このようなペリエの騎乗が、ゼンノロブロイに勝利をもたらした。 尤も、ゼンノロブロイに、ペリエの騎乗に応える能力があったことも確かだが。ゼンノロブロイとペリエは、人馬一体となった見事な勝利であった。 2着はタップダンスシチーである。今回の有馬記念では、タップダンスシチーのタフさに頭が下がる。 競馬にタラレバはないが、もし順調に使われていれば、タップダンスシチーの圧勝まであったと思われる。 タップダンスシチーは、持ち味である緩みのないペースで逃げ粘った。タップダンスシチーは、現在の主流のタメ逃げと、一線を画す競馬をする。 つまり、タップダンスシチーは、ハイペースで逃げることによって、後続に脚を使わせてしまう。
これは、タップダンスシチーの能力の高さがあるからこそなせる業である。タップダンスシチーは、有馬記念ではゼンノロブロイに負けたが、能力自体は甲乙つけ難い。今後も、ゼンノロブロイとタップダンスシチーがGⅠの中心にいることは間違いない。 3着はシルクフェイマスである。シルクフェイマスは、前走の天皇賞での惨敗が理由で、人気が無かった。 ただ、天皇賞は、極端に外が不利な馬場状態と、休み明けと敗因がハッキリしていた。シルクフェイマスは、春の天皇賞で3着、宝塚記念で2着の実績 からこれくらい走って当然といえる。
ゼンノロブロイが、春の天皇賞で2着、宝塚記念で4着ということを考えると、シルクフェイマスは、人気がなさ過ぎ といえるが。シルクフェイマスは、有馬記念では、デルタブルースの直後のインを手応えよく走っていた。 そして、シルクフェイマスは、4コーナで外に出して追い込み、3着となった。シルクフェイマスは、多少展開に恵まれた3着という感も否めないが、完璧 でない体調を考慮すれば今後が楽しみである。上位のゼンノロブロイ及びタップダンスシチーの2頭とは、差があるが・・・。
4着ダイタクバートラム(武豊)は、武豊の見事な騎乗で掲示板入りを果たした。武豊は、前半、後方のインでダイタクバートラムを死んだふりをさせていた。 そして、直線だけの競馬で、ダイタクバートラムを4着に押し上げた。ダイタクバートラムの4着は、武豊の見事な騎乗に助けられた感が否めない。 しかし、ダイタクバートラムは、距離が伸びれば自身の持ち味を発揮する。
5着デルタブルース(ボニヤ)は、ゼンノロブロイの直後のインを走っていた。デルタブルースは、その絶好位を走っていたわりに、思ったほど伸びなかった。 デルタブルースの敗因は、激戦の疲れ等もあるだろうが、自分から勝ちにいって、このメンバーに勝てる能力がまだ備わっていないからである。 ただ、デルタブルースは、10月まで1000万下で走っていた事を考えると、脅威的な成長力を見せている。それを考えると、デルタブルースは来年の 天皇賞では楽しみな存在である。 コスモバルクは11着に惨敗した。コスモバルクは、有馬記念で能力を全く出せなかった。
しかし、コスモバルク は、一線級の中では能力が足りない。その上、コスモバルクは、人気のある馬なので、過剰に人気になる。これを考慮すると、コスモバルクは、今後出走 しても、押さえで十分といえる。有馬記念で、私の競馬理論が少しでも分かっていただけただろうか? 皆様が、競馬理論を理解していただき、的中の助けになればと思っている。ただ、私は、競馬を儲けるためには、有馬記念のような本命のレース買うことはお勧めしない。結果として、3連単で250倍の馬券が当たったとしても、ゼンノロブロイのよう に単勝が2倍前後の軸馬で馬券を買っていては期待値が低くなるからだ。
そして、私の会員の皆さんに対しては、こう述べたい。「今回の有馬記念は見送りして、その余剰資金で、阪神の11Rのブルーショットガン(6人気)を買って欲しい。なぜなら、これこそ、競馬で儲ける方法だからだ。」