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第29回エリザベス女王杯レース回顧録

第29回エリザベス女王杯

エリザベス女王杯は、アドマイヤグルーヴの快勝だった。この結果について分析する。このレースは、かなりのスローペースだったことが、勝ったアドマイヤグルーヴ、2着のオースミハルカに味方した。去年のレース45.7秒 (800m)−1.34.5秒(1600m)−2.13.6秒(2200m) 今年のレース48.7秒(800m)−1.38.2秒(1600m)−2.11.8秒(2200m) 去年と今年の京都の馬場状態は、前後のレースの時計を比較すると、大きな差は無い。

よって、途中のラップが3秒以上も違うように、去年とはまったく違うレースだったと分析できる。今年のペースでは、後方から33秒台前半の上がりの脚を使ったエルノヴァ、エリモピクシー及びスイープトウショウは脚を余した感が強い。ただし、これらの馬は、展開次第という追い込み馬の宿命である。特に、1番人気がスイープトウショウである今回は、騎手が人気馬をマークするという心理状況を考えればスローペースになるのは当然の結果である。

スイープトウショウのような追い込み馬は、力は認めても、人気になったら取りこぼす可能性が高いことも考慮する必要がある。勝ったアドマイヤグルーブは、牡馬の一流馬と対戦した天皇賞3着のレースから勝って当然ともいえる。但し、天皇賞は、外がまったく伸びない馬場をインから差した展開の利に助けられたが・・・。予想をする上では、アドマイヤグルーブとスイープトウショウのどちらを上位と考えるかがポイントであった。世代のレベルを考えると3歳のスイープトウショウが上位である。天皇賞を考えても、アドマイヤグルーブはダンスインザムードに敗れている。そのダンスインザムードをスイープトウショウは秋華賞で負かしている。しかし、能力はスイープトウショウが上と見ても、連の軸には、展開を考慮して自在なアドマイヤグルーブとするべきである。

今後、この2頭の対戦は、展開次第ということを頭に入れておきたい。2着のオースミハルカは、距離が長いと言われたが実は走って当然なのである。先ほど去年のレースのラップを説明した。そのラップを見ると、去年は、折り合いがつかないスマイルトゥモローが大逃げを打った展開を追いかけた。去年のラップは1600mのレースをしているのと同等であり、先行馬が大バテするのは当然である。先行したスマイルトゥモローは、シンガリ負けで、同じ2番を走ったメイショウバトラーが12着であったこと事を考えると、オースミハルカの勝ち馬と0.6秒差は内容が濃いと考えられる。

オースミハルカは、この点から距離はまったく問題がないことが分かる。スローペース濃厚の今回は、オースミハルカは、馬券的に重視する必要がある。以上のように考えれば、このレースは当然的中することができる。次に同じメンバーで競馬をしても、オースミハルカが人気になるので、展開が変わり、スイープトウショウが差し切る可能性が高い。競馬は生き物なので、このようにちょっとした事で結果が変わるといえる。

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